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【素朴な疑問】節分の時期にスーパーで売っているヒイラギと豆がらは何に使うのか?(関連:イワシ)
正月を過ぎますと、節分用の商品がズラッとお店に並び始めます。
スーパーによっては、ヒイラギと豆がらを束にして、青果コーナーで販売しているのを見かけます。
これは一体なんだろう?と思う人も多いかもしれません。
今回は節分前にスーパーで売られている、ヒイラギと豆がらの束についてお伝えします。
節分直前に売っているヒイラギと豆がらの束はいったい何?
正月も過ぎて、1月の半ば過ぎにスーパーの青果売り場で、このような束を見つけました。
節分豆と一緒に売っていたし、パッケージにも「節分」と明記されていますので、節分関連の商品であることはわかりました。
お豆がコロッと出てきていますので、茶色いものは豆のカラ「豆がら」であることもわかります。
葉っぱのほうは、ヒイラギ(柊)です。
このような形で、「節分・柊」という名目で、200円前後で売られていました。
私の住む地域では、未だにイワシの頭をヒイラギに刺して邪気を払う行事をするお家があります。
これは、この節分の行事を行うためのアイテムなのです。
鬼はイワシの匂いが嫌い!イワシの頭をヒイラギに刺して玄関に飾る風習!!
鬼は、イワシの匂いが嫌いなんだそうです。
さらに、イワシを焼くとその匂いは強くなり、煙も出ますので鬼が近づいてこないそうです。
鬼とはいわゆる「邪気」のことではないかと思います。
実際に、私が購入したヒイラギセットのパッケージにも、「邪気払い」との記載がありました。
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「節分」とは、もとは季節の分かれ目を指す言葉でした。
次第に、立春の前日のみを指すように変化したそうです。
2月2日【#節分】
豆まきで「福は内,鬼は外」と邪気をはらい幸福を願う。
季節の分かれ目を意味する言葉でしたが、いつしか立春の前日だけを指すようになりました。旧暦では一年の始まりは立春からと考えられていたため、節分が一年の終わり「大晦日」と同じ意味合いがあった。
2月2日の節分は124年ぶり pic.twitter.com/adnZ8JERDu— 大和猫 (@yamatokotobacat) February 1, 2021
節分はその名の通り、1年の大きな節目であります。
そこで、1年分の「邪気を払う」という意味合いもあるようですね。
ヒイラギにはイワシの頭を刺します。
豆がらは、一緒に飾るようです。(飾らない地域もあります。)
この束は、「神奈川県産/JA横浜」とありましたので、神奈川県では豆がらもつけるのかもしれませんね。
しかし、節分のお飾りの風習は、他の風習に比べて、かなりピンポイントで違うようです。
ほとんどやらない地域もあります。
もし小さいお子さんがいて、節分行事を「ヒイラギイワシ」も含めてやってみたい!という場合は、こういうアイテムを活用して、家族で気軽に楽しんでみるのもいいのではないでしょうか(^^)/。
ちなみに、このお飾りをはずすのも、諸説あります。
「雨水(うすい)」の頃、2月19日か20日ごろにはずす、という説もあります。
しかし、イワシの頭を刺していたら、匂いや腐敗も気になりますよね(^_^;)。
節分の次の日、立春の日でもかまわないそうですよ。
はずしたあとのお飾りは、塩をふりかけて(塩で清めて)、白い紙に包んで自治体のゴミルールに沿って捨ててOKです。
さいごに
今回は、節分直前にスーパーで見かける「ヒイラギと豆がらの束」についてお伝えしました。
実は、私の実家はこの風習が無かったです。
知人に、今も節分の日にはイワシの頭をヒイラギに刺して飾る人がいます。
冬至のゆず湯や、節分のヒイラギイワシの行事は、季節の分かれ目にしっかりケジメが付く感じがして、私はいいなあと思います。
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