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【魚】ホウボウはおいしいオススメの魚!旬はいつ?おいしい食べ方は?
(2021年7月21日・2022年5月13日更新)
ホウボウ、という赤くて細長い魚がいます。
アジやイワシほどポピュラーではありませんが、時々スーパーで見かけます。
もし出会ったらぜひ食べてみてほしいお魚です(^^)/。
今回は「ホウボウ」についてお伝えします。
ホウボウは赤くて細長い魚!胸ビレがオシャレ!!
ホウボウはスズキ目ホウボウ科の魚です。
赤くて細長い魚です。
頭がとても硬いものに覆われているんですよ。
ハッカク(八角)という魚がいるのですが、形がけっこう似ていると思います。
★関連:【魚】「ハッカク(八角・トクビレ)」は見た目より脂がのってておいしい魚!
北海道の南部から、九州・沖縄にかけて、各地の沿岸で獲れます。
なので、特にここ、といった産地はないようです。
私は島根県のものを買いました。
各地から入荷があるようです。
暖かい海域に生息している魚です。
昔はかなりの高級魚で、江戸時代は上流階級の魚となっていました。
なので「君の魚」と呼ばれていたそうですよ。
60センチ近くまで大きくなる魚です。
小さい時は黒っぽいですが、大きくなるにつれだんだん赤くなっていきます。
胸ビレが非常に特徴的で、カラフルでオシャレです。
この派手な胸ビレのそばに、3本の脚のようなものがあり、これを使って海底を歩くように動き、獲物を探しています。
浮き袋が発達しており、「ボウボウ」と音を鳴らします。
方々歩き回る、「ホウボウ」と鳴く、などが、この魚の語源と言われています。
近年、まとまって獲れるようになり、料理店へ専門に行くようなものから、スーパーでも売られるような感じになってきています。
そこまで安くはありませんが、超高級魚というほどでもないです。
関東ではお店でけっこう見かける魚です。
ホウボウの旬はいつ?
ホウボウの旬は、春から秋です。
この時期は脂がのっており、おいしい時期になります。
よく出回る時期でもあります。
ホウボウは刺身も煮魚もアラ汁もおいしい!おすすめの魚!
ホウボウは、刺身がおいしいです。
3枚におろし、皮をひいて造ります。
皮をひくのはそんなに難しくなく、ひきやすいです。
頭に近い方に骨があります。
骨抜きで身を触りながら抜くか、骨のある辺りは切り取ってしまうのも手です。
かなりおいしい白身魚です。
胴体の真ん中あたりがいちばん食感が良く、味がよいと思いました。
さすが、江戸時代には上流階級の魚とされていただけあります。
「コチ」という魚も上質な白身でお殿様の魚だったらしいですが、そのコチに味や食感が似ています。
★関連:コチ(マゴチ)はアラも絶品のおいしい魚!見つけたら買って食べよう!
旨みがあり、食感がとても良いです。
ご飯にも合うと思います。
ただし、頭が大きくて固く、身は細いので、歩留まりがよくありません。
1匹から刺身を取った残りは、ぜひアラ汁にしましょう!
アラに塩を振ってしばらく置きます。
熱湯にさっとくぐらせて、流水で洗い、鍋に入れ、水から煮出します。
大根などがあれば一緒に煮るといいですよ。
かなりいい出汁の出る魚です。
アラ汁は非常においしいです。
スープ、特にブイヤベースなどもおすすめの魚です。
若干固くはなりますが、焼いてもおいしいです。
あらゆる料理でおいしい魚と言えます。
ホウボウの卵はおいしいのか?
春先のよく太ったホウボウに、卵が入っていました。
粒子は細かく、見るからにおいしそうです。
食べても大丈夫みたいなので、煮付けてみました。
粒子が細かいこともあり、食べやすく、食感も良かったです。
味が良く非常においしい卵でした。
運が良かったのかもしれません(^o^)。
さいごに
今回は「ホウボウ」についてお伝えしました。
見慣れないと、どうしていいのかよくわからない見た目の魚ですが、かなりおいしいですよ。
ぜひ1度食べてみてください(^^)/。
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