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【海老】桜えびの旬はいつ?主な産地は?おいしい食べ方は?(国内産)
桜えびは、小さくてかわいらしく、かつ美しい、味も良い、とてもおいしいえびです。
ここ数年、国内産はますます貴重なものになっています。
今回は「桜えび」についてお伝えします。
国内産の桜えびはどんなえび?
桜えびは、その名の通り、美しい桜色をしています。
写真は、生の状態です。
加熱していなくても、こんなにきれいな、透明感のある桜色をしています。
標準和名も「サクラエビ」です。
この体の色からきています。
サクラエビ科サクラエビ属の分類です。
成体でも40ミリほどと、とても小さいえびです。
桜色であることと、小さいことで、とてもかわいらしく見えます。
このえびは、まるごとそのまま食べられます。
下処理がいりません。
殻をむく必要や、内臓を取り除く必要はありません。
なので、扱いやすいえびだと思います。
桜えびの生息地や主な産地は?
桜えびの生息地は、静岡県の駿河湾や、東京湾、相模灘が知られていました。
近年、西日本でも長崎の五島列島沖で見つかっています。
しかし、国内の漁は限られた地域にしか許されていません。
(海外では、台湾が有名な産地で、日本にも輸入されています。)
静岡県の駿河湾が、その桜えび漁をすることが唯一許されている地域になります。
漁業営業許可を静岡県のみが認めているからです。
なので、国内産の桜えびは、その100%が、静岡県の駿河湾産になります。
国内産の桜えびの旬はいつ?
桜えびの資源を守るため、駿河湾の桜えびの漁期は、年2回のみとなっています。
他の時期は、休漁です。
春は3月中旬から6月初旬。
秋は10月下旬から12月下旬です。
上記の、2つの時期が旬と言えます。
この2つの時期は、生食ができます。
販売しているお店で「刺身用」とか「生食可」とか表示されていたり、売り場の人に聞いてみて、生食OKなら、ぜひ生で食べるのをおすすめします。
ほかの時期は、干物(干し桜えび)や茹でた「釜揚げ」が、通年出回っています。
桜えびのおいしい食べ方は?
旬の時期、生で入手でき、かつ生食OKであるならば、やはり「刺身」がおいしいです。
ここでの「刺身」とは、もちろん、そのまま食べてしまうことです。
上記した通り、殻や内臓を取り除く必要はありません。
生じょうゆや、生姜醤油、わさび醤油で食べます。
駿河湾の桜えびは、非常に甘いです。
北海道が名産の「甘えび」に匹敵する甘さを感じました。
甘えびも小さくてかわいいですが、それよりもさらに、ずっと小さい桜えびなのです。
この4センチくらいの体に、しっかりと甘味のある身が詰まっているのです。
駿河湾産の、新鮮な旬の桜えびの生食は、ほんとうにおいしいです。
近年価格がかなり高騰していますが、チャンスがあればぜひ食べてみてください(^^)/。
生が苦手な場合は、さっとゆがいてから醤油で食べてもおいしいですよ。
他にはかき揚げの具、パスタの具材などがおすすめです。
小さくて、食べても全く殻などはジャマになりませんので、いろんなお料理に使えると思います。
さいごに
今回は、「桜えび」についてお伝えしました。
春と秋の年2回の旬がある、小さいながらも甘味が強い、かなりおいしいえびです。
【サクラエビ】漁業があるのは駿河湾だけで、漁期は春と秋の年2回。今年の秋漁は11月1日からスタート。由比、蒲原、大井川地区で共同操業し、出漁日や日ごとの漁獲量を定め、徹底した資源管理を行っています。流通形態は生(写真)、釜揚げ、素干しなど。透明感のある紅色は市場でも目を惹きます。 pic.twitter.com/6d7V8iwMlp
— ザ・豊洲市場【公式】 (@toyosu_shijou) November 7, 2020
この時期に、駿河湾産の国産桜えびを見つけたら、その時がチャンスですのでぜひ食べてみてください(^^)/。
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