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【魚介】「カスベ」とはどんなもの?旬はいつ?おいしい食べ方は?(エイヒレ)
「かすべ」とか「えいひれ」とか書かれた切り身を、魚屋さんで見かけたことはないでしょうか。
「えいひれ」ならば、エイのヒレだな、とわかりますが、「かすべ」と表示されていると、知らないとこれはなんだろう?と思ってしまいます。
どんなお魚で、どのように食べるとおいしいのでしょうか。
今回は「カスベ(エイヒレ)」についてお伝えします。
「かすべ」は糟倍と書く!エイの仲間!!
上の写真は、「メガネカスベ」というエイの仲間です。
ガンギエイ目ガンギエイ科の生物です。
全長1m前後。
市場では「マカスベ」と呼ばれています。
東日本から北、東北や北海道でよく食べられています。
南へ下るほど知名度は低くなります。
東京では比較的よく売られていると思います。
【むきカスベ】「えいひれ」として加工されているのは、一般に「カスベ」と呼ばれるガンギエイ科の魚。これは胸びれで、頭部とひとつになっています。市場へは「ムキカスベ」として入荷。北海道ではメガネカスベが多く漁獲されていて「まかすべ」とも呼ばれます。ぬたや煮つけ、ムニエル、フライなど。 pic.twitter.com/ZNDW4Gl3Bt
— ザ・豊洲市場【公式】 (@toyosu_shijou) December 14, 2020
上のツイートのように、皮をむいた状態、そしてもっと小さく切られてスーパーなど小売店で販売されています。
メガネカスベなどの、左右のヒレだけを食べます。
なので「えいひれ」とも表示されます。
「カスベ」の旬や主な産地は?
カスベがよく出回る主な時期は、秋から春です。
この時期が旬です。
(乾物は通年です。)
東北や北海道でよく食べられている魚介です。
主な産地は、北海道、青森県、秋田県、岩手県です。
「カスベ」のおいしい食べ方は?
その昔、漁であがっても「カスのようだ」というので「かすべ」と呼ばれたそうです。
見た目や粘液の多さから、当時はそう判断されたらしいです。
昔の人の、魚介類をはじめとする、生き物や植物への名付けは、手厳しいものがあると感じることがしばしばあります。
(差別に当たる場合は、名前が変更されていることもあります。例:現「カエルアンコウ」は「イザリウオ」でした。)
しかし、このエイは、非常に美味です(^^)/。
寒い地方出身の方が、東京でこれが売られているのを見ると喜ぶのがわかります。
おいしい食べ方は、煮付けがまずおすすめです。
慣れてないと、少しクセを感じますが、甘辛く煮ると、身の味もよく、とてもおいしいです。
鮮度が良ければ、その「クセ」も少ないので、気になる方はできるだけ新しいのを買いましょう。
淡白で味の良い白身です。
煮汁は、冷やすと「煮こごり」になります。
これもうまいです。
鮮度が良いと刺し身でも食べられるらしく、いつか食べてみたいです。
他には、唐揚げ、フライがオススメです。
オリーブオイルやハーブを使い、ムニエルもおいしいです。
一夜干しにして炙って食べる方法もあるそうです。
かなりおいしそうです。
さいごに
今回は「カスベ」(エイヒレ)についてお伝えしました。
まずは煮付けで。そして唐揚げやフライなど、油との相性もよい魚介です。
機会があればぜひ食べてみてください(^^)/。
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