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【白加賀・南高梅】梅の実はいつ実る?収穫時期や主な産地は?
(2021年6月18日・7月4日更新)
今回は、梅干しや梅シロップ、梅酒などに使われる「梅の実」についてです。
梅の花は冬に咲きますが、実に関しては、5月下旬から6月のまさに「梅雨」の時期のイメージがあります。
この時期に梅干しや梅シロップなどを作る方も多いと思いますが、お店で梅の実が出回る時期や主な産地についてお伝えします。
実の「梅」はどんなくだもの?出回る時期は?
「梅」は、バラ科アンズ属の植物です。
アンズ(杏)の仲間なんですね。
梅の実をジャムにするとアンズジャムに似ていると言われるのがわかります。
花が咲くのは2月中旬から3月上旬です。
梅の実が出回る時期は、5月下旬から6月ごろです。
梅の実は、そのままでは食べることはできません。
なので伝統的に、様々な食品に加工されてきました。
梅干しや梅干しから派生する様々な食品、そして梅ジャムやシロップ、梅酒などなど、長期保存が可能な食品が多いですよね。
生の梅の実が出回る時期は短いですが、逆に梅を加工した食品そのものは、通年親しまれています。
梅の実の主な産地は?
梅そのものは、中国が原産です。
奈良時代に、中国から日本へ伝わったとされています。
奈良時代の「花」といえば「梅」だったことは有名ですよね。
当時の歌で「花」と出れば、桜ではなく梅であると習った記憶があります。
現在の日本国内での、梅の実の主な産地は、和歌山県、群馬県、三重県です。
特に和歌山県の生産量は圧倒的です。
他に神奈川県や長野県でも作られています。
写真の梅の実は、神奈川県のものです。
日本国内なら、自宅に梅の木がある人は、実ったものを加工する人が多いです。
おすそわけでもらうことも多いかと思います。
梅の品種にはいくつかあります!
梅には、いくつか代表的な品種があります。
(上の写真の梅はおそらく「白加賀」です。)
こちらは南高梅です。
南高梅は有名です。主に和歌山県で生産されています。梅干し用で販売されていることが多いです。
白加賀は関東に多いです。梅シロップや梅酒にされることが多いです。
他には「古城(こじろ)」などがあります。
「小梅」は小さい梅の実です。
「カリカリ梅」などはこの実で作られています。
梅シロップなどの「梅仕事」はヘタ取りがたのしい!
梅の実にはヘタがあります。
ここを、楊枝や串で取る必要があります。
この作業が苦痛な方ももしかしたらいるのかもしれませんが、私はこの単純作業はけっこう好きです。
3キロくらいまでなら苦なくできるかなと思います。
大量に漬ける場合は、家族にお手伝いしてもらいましょう(^^)/。
上の写真は、漬け始めたばかりの梅酒です。
梅酒は飲める人が限定されてきますので、シロップづくりはおすすめです。
ビンを煮沸消毒しないといけませんが、以下の動画のように作れば気軽に作れると思います(^^)/。
自分で作るとすごくおいしく感じるし、実際においしいです。
難しく考えず、気軽に作ってみていいと思います!
さいごに
今回は梅の実の出回る時期などについてお伝えしました。
現在でも「梅仕事」をする人は多いと思います。
それは、梅の実が出回る時期に、スーパーにビンや氷砂糖、リカーが目立ったところに並ぶことでわかります。
中国から渡来した植物とはいえ、奈良時代からですから、1300年もの付き合いのあるくだものです。
現代の我々にとってもなくてはならない、かなりお世話になっている植物です。
梅を漬けたりしていると、日々の変化の観察がとても楽しくなります。
こういうところも、梅の魅力なのかなと思います(^^)/。
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