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【魚】オニオコゼ(オコゼ)はどんな魚?旬はいつ?おいしい食べ方は?
(2022年2月16日更新)
今回は「オニオコゼ(オコゼ)」についてお伝えします。
毒のある棘でも有名ですが、味は上品でかなりおいしく、高級魚の扱いです。
よく見ると愛嬌のある顔をしている、かわいらしい魚だと思います(^^)/。
オニオコゼ(オコゼ)はどんな魚?
オニオコゼは、スズキ目カサゴ亜目オニオコゼ科の魚です。
体長30センチほどの大きさです。
背びれに毒を持っています。
これが刺さると非常に痛いそうで、注意が必要です。
基本的に、上の写真の下側のほうが、オコゼの色合いです。
上の個体は、黄色っぽい個体です。
古くから、西日本で珍重されてきました。
現在は関東においても高級魚です。
なかなか一般のスーパーには出回りません。
釣りでは人気のターゲットです。
オニオコゼ(オコゼ)の旬はいつ?
オニオコゼがよく出回る時期は、晩春から夏までです。
旬も春の終わりから夏までになります。
しかし、上記以外の時期でもじゅうぶんおいしいです。
さすが高級魚ですね(^^)。
一般のスーパーよりも、料理店に優先的に行ってしまう魚です。
活き造り、唐揚げ、椀物などにされているそうです。
『おこぜ料理』は贅沢な料理です。
オニオコゼの主な産地は?
オコゼは、昔から西日本では珍重されてきました。
現在はそのおいしさから、関東でも高級魚となっています。
活け締めされたオコゼはかなり高級です。
野締めでも高価です。
主な産地は西日本で、特に九州や瀬戸内海です。
関東にも入荷してきますが、やはり高価です。
オニオコゼ(オコゼ)のおいしい食べ方は?
危険なトゲを取り除けば、他はおいしく食べられます。
皮やアラからいい「ダシ」が出るのです。
頭を落とし、3枚におろして皮を剥くと、歩留まりはかなり小さくなります。
オコゼは頭でっかちなスタイルです。
刺身はとても上品な味です。
ふんわりとやわらかい白身です。
弾力があります。
クセが無く、よく味わっていると、旨みが出てきます。
本当は薄造りがいいのですが、弾力がありかつ柔らかい身で、私には薄く切るのは難しかったです(^_^;)。
あまり薄くできなかった分、一切れ一切れを充分によく味わっていただきました。
皮をひいた跡のあたりは、コリコリした食感も残り、味わいも深くて非常に美味です。
オコゼは個人的には刺身がいちばん好きです。
この魚は、焼くよりも、汁物が合います。
皮や骨などの「アラ」からは、とても上品でうまいダシが出ました。
頭部には、まだまだ食べられるおいしい身がありますので、そこをつつきながら、アラ汁を食べました。
オコゼのダシの味噌汁は最高においしかったです(^^)/。
オコゼは、煮付けや唐揚げもおいしいです。
小さいものなら、姿揚げにもしてしまいます。
揚げると、身全体に旨みがまわり、ジューシーでおいしい一品になります。
カラッと揚げてしまうと、旨味にさらに香ばしさも増しますのでかなり美味ですよ(^^)/。
焼くのも悪くはないのでしょうが、刺身以外なら、汁物系にするか、揚げるほうがおすすめです。
さいごに
今回はオニオコゼ(オコゼ)についてお伝えしました。
見た目はゴツゴツしており、藻のようなものもついているくらいですが、身は非常に美しく、味も上品でおいしいです。
見た目は「ブサイク」かもしれませんが、愛嬌があり、かわいらしくも見える高級魚です。
たまに色素が薄い個体がおり、色鮮やかなオコゼに出会うこともありますよ。
背びれの扱いには注意して、ぜひ機会があれば食べてみてください(^^)/。
上品な白身の、おいしい魚ですが、危険な毒もありますので、注意しながら扱いたいですね。
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