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【和菓子】「のし梅」はどんなお菓子?酸味と甘味が絶妙でおいしい!!
今回は「のし梅」についてお伝えします。
初めて「のし梅」という言葉を聞くと、いったいどんなものなんだろう、と不思議になります。
「のし」とは伸ばしている、という意味にとれます。
梅の実をつぶすなりしてそのまま伸ばして、プレスして干しているのか、と思いきや、そうでもないようです。
酸味と甘みと梅の風味がよく、梅味のお菓子が好きな方にはおすすめですよ(^^)/。
「のし梅」は江戸時代から続く伝統的なお菓子!!
のし梅は、山形県村山地方の伝統的なお菓子です。
茨城県のものも有名ですが、発祥は山形県だそうですよ。
梅をすり潰して寒天に練りこみ、それを薄くのばして乾燥させ、竹の皮ではさんであります。
江戸時代から作られている、伝統の和菓子です。
上の写真は、山形県の「玉屋総本店」ののし梅です。
あざやかな酸味と甘味の絶妙なバランス、上品な味が、梅好きにはたまらないお菓子だと思います。
「のし梅」は梅シロップに似た色をした透明なゼリータイプのお菓子!!
個包装を開けますと、竹の皮に挟まれた薄いお菓子が出てきました。
のし梅について全く知らないと、何がなんだかわからず、ちょっとドキドキします。
片方をはがしてみました。
下の竹の皮の模様がみえるくらい、美しい透明感です。
写真よりももっときれいな色です。
手作りの梅シロップと同じ色だと思いました。
触感は固いです。
寒天でしっかり固めてあるのでしょう。
まず、酸味がはっきりと感じられます。
非常にさわやかです。
はっと覚めるような、鮮やかな酸味であり、まったく嫌な感じはしません。
刺すような酸味ではありません。
そして、甘みも絶妙です。
甘酸っぱいものが好きな方にはとてもおすすめです。
硬さについては、若干かためです。
歯ごたえは多少ありますが、グミのように噛み切れない、みたいな感じではありません。
羊羹とも違っています。
ただし、前歯でラクに噛み切れる感じです。
鮮やかな酸味と上品な甘み、風味もよく、絶妙な甘酸っぱさと触感が、私は非常に良いと思いました。
実はのし梅を見たのも食べたのも初めてで、ほとんど知らないお菓子でした。
最初にも書いたように、梅の実をすりつぶして伸ばしてプレスしている、どちらかというと「乾き物」のようなイメージを勝手に持っていました。
まさか寒天仕上げの、和製「フルーツゼリー」でしかもシートタイプ、というお菓子だとは思いませんでした。
調べますと、店舗や産地によって、味が若干違うようです。
「玉屋総本店」さんののし梅はとても上品で甘酸っぱさが絶妙なバランスでとてもおいしかったですよ(^^)/。
さいごに
今回は「のし梅」についてお伝えしました。
梅の風味がよく、甘さと酸っぱさのバランスが絶妙な、食感も心地よい、ゼリー状のお菓子です。
酸味が気になって苦手、という方もいるそうです。
酸味が苦手な方はご注意くださいm(_ _)m。
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梅にはクエン酸があるので、梅雨時や真夏などになんだか元気が出ない時など、これを食べるとスッキリします。
江戸時代も「暑気よけ」とされて食べられていたそうですよ。
ご興味あればぜひ食べてみてください(^^)/。
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