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【野菜】空心菜(クウシンサイ)/筒菜(つつな)はどんな野菜?旬はいつ?おいしい食べ方は?(ヨウサイ)
今回はクウシンサイ(空心菜)についてお伝えします。
栽培者や販売者によっては「筒菜」だったり「空芯菜」と表記されていたりする野菜です。
姿を見れば、つけられた名前の由来がわかる、茎に空洞がある野菜です。
クセがあまりなく、葉はやわらかいので炒め物やスープなどにさっと使える、夏の野菜不足に貢献してくれるありがたい存在です。
おすすめの葉物ですよ(^^)/。
「空心菜(クウシンサイ)/筒菜(つつな)」まずは”名称面”がちょっとややこしい!
お店で販売されている名称は「空心菜」「空芯菜」との表記が多いと思います。
なので、「クウシンサイ」というのが多くの人に通じる名前でしょう。
ただし、「シン」が、草かんむりに心である「芯」である「空芯菜」は登録商標だそうです。
「特許情報プラットフォーム」で「空芯菜」を検索すると、登録商標は3件ヒットしました。
「空心菜」(真ん中のシンは「心」)での検索結果は「審査中」のものが1件ありましたがシンプルに「空心菜」だけの名称ではないようですm(_ _)m。
ここでは、登録商標になっている「空芯菜」は使わず「空心菜/クウシンサイ」でいきたいと思います。
「筒菜(つつな)」と呼んで販売している八百屋や農家もあります。
茎の中が空洞だからでしょう。
「空心菜」も、心/芯が空洞であるからこのような名称です。
中国では「空心菜」と書くみたいです。
そして、この植物の標準和名は「ヨウサイ」(蕹菜)です。
ちょっとややこしいですね(^_^;)。
検索では「クウシンサイ」(空心菜/空芯菜)のヒットが多いので、「クウシンサイ」がいちばん話が通じやすそうですね。
クウシンサイ(空心菜)はどんな野菜?
「クウシンサイ」はヒルガオ科サツマイモ属の野菜です。
スーパーでは時々見かけます。
とても長く切り取って販売されています。
今回は長ネギくらい長いものを手に入れました。
茎はしっかりと太く見えますが、中が空洞なのでそんなにがっしりはしていません。
あまりにも太いと固くて食べられませんが、ある程度細ければ歯ごたえもあっておいしい部分です。
写真のような、朝顔に似た花を咲かせるので「朝顔菜」とも呼ばれるそうです。
ヒルガオ科の植物なのでさもありなんです。
中華では炒めものによく使われます。
味は淡白であり、何にでも合わせやすい、使いやすい葉物野菜です。
クウシンサイ(空心菜)の旬はいつ?
クウシンサイはもともとは東南アジアなど温かい地域に自生する植物です。
沖縄にも自生しています。
国内での栽培は沖縄や九州が中心ですが、関東でもチャレンジしている農家はあり、私は直売で買ったことがあります。
真夏の暑い時期なら、関東もめちゃくちゃ暑いので可能なのかもしれないですね。
旬は、7月から9月ごろの、真夏を中心とした時期です。
クウシンサイ(空心菜)のおいしい食べ方は?
クウシンサイは、ざく切りにしてニンニクや鷹の爪とともに油炒めをするのが定番になっています。
ニンニク・鷹の爪を使い、オリーブオイルで炒める「ペペロンチーノ風」もおいしいです。
中華料理店で無性に食べたくなる「青菜の炒めもの」などにもよく使われているような気がします。
ざく切りにしたクウシンサイは、しばらく水にさらします。
多めの油(ごま油/オリーブオイルとか)を熱し、スライスしたニンニクと鷹の爪を加熱して香りを出したら、
そこへ刻んだクウシンサイを投入し炒めます。
塩をお好みで振って調味して出来上がりです。
太めの茎はおいしい、という人もいますが、正直私は固すぎて好きではありませんでした。
細いところはおいしかったですよ(^^)/。
何より、やはり葉が柔らかくて味もありおいしかったです。
少しだけぬめりを感じる食感も夏野菜らしくておいしいです。
シンプルな「青菜炒め」のメニューにはドンピシャの野菜だと思います!(^^)/。
他にも、茹でて胡麻和えやおかかじょうゆ(めんつゆ)で食べるのもおすすめです。
まだやってないですが味噌汁もけっこういいのではと個人的に思います。
クセはそんなに無い野菜ですので、おすすめの夏野菜です。
まだ全国的な生産量は少ないようですが、「スプラウト」も販売されているらしいので、見かけたら買って食べてみるのをおすすめします。
さいごに
今回は「クウシンサイ(空心菜)」(筒菜(つつな))についてお伝えしました。
シンプルな炒めものやおひたしがぴったりの、食べやすくておいしい夏野菜です。
家庭菜園では人気の種らしいですよ。
さっと炒めただけでもおいしいので、機会があればぜひ食べてみてください(^^)/。
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