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【魚】シイラ(マヒマヒ)はどんな魚?旬はいつ?おいしい食べ方は?
(2022年8月26日更新)
今回は魚の「シイラ」についてお伝えします。
ハワイでは「マヒマヒ」と呼ばれ、ハワイ料理でも有名です。
安い、という印象を持たれる場合もあるシイラですが、クセが少なく、料理しやすくおいしい魚です。
たくさんまとまって獲れるため、価格も安いです。
ハワイではかなり親しまれており、高級魚扱いだそうですよ。
この魚に慣れておくと何かとお得だと思います(^^)/。
シイラ(マヒマヒ)はどんな魚?
シイラはスズキ目シイラ科の魚です。
大きいもので2mにまで育ち、重さも40キロを超えます。
「シイラ」という名前は、中身が空っぽで薄い稲の実「粃(しいな)」から来ているそうです。
この魚を見て「粃みたいだ」と連想したんですね。
その後、シイナという発音がシイラへ転化したと考えられています。
ハワイでの呼び方「マヒマヒ」は「とても強い(強い、強い)」という意味だそうです。
この魚は釣りでも人気なのですが、釣り上げた時にひきが強いから、ということです。
格闘の末に釣り上げたらテンション上がるでしょうね(^^)。
大きくなるとおでこがもっと出っ張って大きくなります。
これには性差があり、オスのほうがおでこが大きくなるそうですよ。
↑このシイラのおでこはかなり出っ張っています。
尾びれはブーメランみたいな形をしています。
動きは非常に素早そうです。
トビウオを捕食したくて執拗に追いかけている動画を見たことがありますが、目でも追いつけないスピード感でした。
シイラは温かい海に生息しています。
世界中の温かい海にいるので、多くの国で食用とされています。
これは海沿いに限ったことではなく、古くから日本の山間部では腐りにくいように工夫して食べられているそうですよ。
日本国内でも多くの人に昔から親しまれている魚です。
シイラ(マヒマヒ)の旬はいつ?
シイラのよく獲れる時期は夏から秋です。
この時期によく出回ります。
しかし、美味とされる時期はずれ込み、おいしい旬は秋から冬とされています。
この時期の脂ののったお刺身はおいしいらしいですよ(^^)/。
歩留まりはあまりよくない魚です。
頭でっかちで、頭の部分がとても固く重いので、そこを外して3枚おろしにすると、けっこう可食部は小さくなります。
それでも切り身ですと他の魚に比べて安いです(関東)。
関東ではまだまだメジャーではないので、安く売られていると「この魚おいしくないのかも?」と思うかもしれません。
しかし、いきなり刺身とかではなくても、塩コショウをして油分多めでフライパンで焼くだけのカンタン調理でもおいしく食べられます。
惣菜屋ではよく使われると聞いています。
シイラ(マヒマヒ)のおいしい食べ方は?
ハワイではグリル焼きなどで食べられているそうです。
クセも少ないですが、脂も少ないです。
なので、フライパンで焼く時は油を多めにしたり、バター焼きにしたり、小麦粉をはたいてムニエルにしたりがおすすめです。
個人的に大好きなのは「フライ」です。
パン粉をつけて揚げています。
鮮度が良ければクセはほとんど無く、やさしい味がします。
あまりパサパサもしていません。
これにタルタルソースなどをつければ、私にとってはかなりごちそうです(^^)。
フィッシュバーガーにしても良さそうです。
これと同様、フリッターでもおいしいと思います。
他には、油多めで焼いてから甘辛く味付する「照り焼き」もおすすめです。
カマは普通に塩焼きでおいしかったです。
頭の部分は脂がけっこうのっていました。
食べる部分も意外とありました(^^)/。
クセが少なく、身もやわらかいし、切り身になっていればあまり骨もなくて(100%無いとは言い切れませんが)、子どもでも食べやすいと思います。
お子さんがなかなか魚を食べてくれない、というお悩みも、この魚なら解消するかもしれないくらい、ほんとにクセが少ないですよ。
さいごに
今回は魚の「シイラ(マヒマヒ)」についてお伝えしました。
中身が無い稲の実の「粃(しいな)」に例えられてしまってますが、決してそんなことはなく、昔から日本でも世界でも食卓を豊かにしてくれている魚です。
この魚の人類への貢献度はイワシやサバ、アジに匹敵するのではないかと個人的に思います。
なぜか、関東ではあまり知られていません。
そのせいかかなり安いです。
この魚に限っては、鮮度さえよければ「安かろう悪かろう」ではありません。
見つけたらラッキーな魚だと思いますよ(^^)/。
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