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【魚】秋鮭(秋ザケ)の旬はいつ?おいしい食べ方は?(あきあじ/サケ)
北海道や東北で主に獲れる「秋鮭」についてお伝えします。
サケ類は色々ありますが、日本国内で昔から食べられている、標準和名「サケ」についてです。
海外から入ってくる「サーモン」類にくらべ、脂は控えめです。
しかし秋鮭は、その脂が少ないことを十分に補うくらい、身が柔らかく味わい深くておいしい魚です。
旬の時期にぜひ1度は食べたい鮭です(^^)/。
秋鮭(秋ザケ)はどんな魚?
鮭/秋鮭は、サケ目サケ科サケ属の魚です。
標準和名「サケ」といえばこの魚のことを指します。
サケは、本来はこの種のみを言うのです。
ギンザケ、ベニザケ、アトランティックサーモン、キングサーモン、サーモントラウトなどは、同じ「サケ科」ですが、種は違います。
古代より、日本では食用魚として需要な存在です。
このサケは、淡水(川)→海水(太平洋など)→淡水(川)と生息地を変えます。
何年も旅をしてから、故郷の川に帰り、産卵します。
初夏に獲れるサケは「時鮭」「トキシラズ」と呼ばれます。
このサケには筋子はありません。
夏から秋に帰ってくるサケは産卵期なので、イクラのもととなる筋子、オスなら白子が入っています。
要するに、秋鮭とは、海で成長したサケで河川に帰ってくる8月から12月に漁獲されたものです。
この時期のサケは身もおいしいのですが、何よりも「筋子」を求める人が多いのも特徴です。
また、日本は「サケ」類が好きな人が多く、輸入大国でもあります。
サケやサーモン類にどんなものがあるか調べるとすぐに分かります。
サケ類に関して、自分の中の情報を整理しておくのもおすすめですよ(^^)/。
秋鮭の旬はいつ?主な産地は?
もはや「サケ」という2文字だけでは大まかすぎてわかりにくいので、「秋鮭」と呼ばれることが多い鮭です。
秋鮭、と書きますから、旬は秋となります。
しかし、正確には8月中旬から出回ってきますので、8月から12月が多く出回る時期で、旬といえます。
漁獲量が多い時期は、時鮭を除くと、北海道では夏から秋、東北では秋から冬です。
(鮭/秋鮭の主な産地は北海道、岩手、青森、福島などです。)
時鮭の時期は春から初夏ですので、「時鮭」が終わったら数ヶ月ほどで「秋鮭」になっていきます。
カツオにも「初鰹」と「戻り鰹」があります。
こちらも初鰹の終わりから戻り鰹の始めは、実際は2~3ヶ月くらいしか間が開きません。
鰹や秋鮭については「もう戻ってきたか」「また国産の生鮭が食べられるのか」と嬉しくなります。
ただし、イクラに加工できる「すじこ」については、秋鮭のメスからしか取れませんので、すじこが楽しみな人は待ち遠しいでしょうね。
秋鮭のおいしい食べ方は?
秋鮭は切り身で売られていることが多いです。
料理のレシピでよく「生鮭」と書かれているのは、この、塩も何も加えられていない、生の鮭のことを指します。
王道はやはり「塩焼き」でしょう。
秋鮭の皮はとてもおいしいです。
カリッと焼いた皮は、これだけで単独で食べたい、と思うくらい個人的に好きです。
身も味わい深いです。
淡白で上品で程よい脂の乗りです。
旨みもあり、塩焼きだけで満足度の高いごちそうになります。
バター焼きもおいしいです。
つくづく、バターに合う魚だな、と思います。
脂の乗りがほどよく、この魚単独でも別に油分を補う必要は無いです。
しかし、油分との相性がめちゃくちゃいい魚でもあります。
フライにしてもかなりおいしいです。
和風では、塩焼きだけでなく、味噌に漬けてから焼いたり、「幽庵焼き」にしたりもおすすめです。
各地で独自の料理が色々あるのも、古くから日本人との付き合いが長いからですよね。
鍋物、汁物とも相性がいいです。
味噌汁でもいいし、ミルクを使ったスープでもいいし、グラタンやパスタでもおいしいし、和洋どちらでもおいしい料理ができます。
干物などの加工品も多いです。
筋子から作る「イクラ」は大人気の食材です。
白子も甘辛く煮たりするとおいしいですよ。
頭部の一部を使った「氷頭なます」も珍味として有名です。
魚の扱いが苦手でも、サケなら扱える人も多いと思います。
食べやすくておいしい魚ですので、これからも活用していきたいですね(^^)/。
さいごに
今回は「秋鮭」(標準和名「サケ」)についてお伝えしました。
日本国内で昔から使われてきた、付き合いの長い魚です。
8月から12月が最も獲れる時期で、出回る時期です。
塩気が無いので、いろんなお料理ができるのも嬉しいです。
クセが少なく、味も良い扱いやすい魚はなかなか無いです。
「魚もたまには食べないとな」と思う方はまずはサケから入ってみてください(^^)/。
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