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【魚】クロメジナはどんな魚?旬はいつ?おいしい食べ方は?(オナガグレ・オナガメジナ)
(2022年8月14日更新)
今回は「クロメジナ」という魚についてお伝えします。
「オナガグレ」「オナガメジナ」とも呼ばれます。
一般のスーパーで見かけることはほとんど無いです。
どちらかというと、釣りをする人たちに有名な魚だと思います。
メジナの仲間の中でも、とてもおいしいものになります。
刺し身、焼き物、煮物、揚げ物…何をしてもおいしいと思います(^^)/。
クロメジナはどんな魚?
正式な和名は「クロメジナ」です。
「オナガグレ(尾長グレ)」はよく使われる呼び方です。
「尾長」と言っても、そこまで尾は長くないよね…と思ってしまいます。
メジナ科メジナ属の魚です。
釣りの世界で人気があり、有名です。
なので、一般的にはあまり知られていません。
スーパーにはまず無い魚種でしょう。
クロメジナは60センチくらいまでの大きさに成長します。
丸っこく愛嬌のある姿ですが、重さはありずっしりとしています。
緑がかったグレーの、独特の色合いです。
千葉県あたりから九州の太平洋側等に生息しています。
メジナ類の中では、非常に味が良いとされています。
市場に出回る場合は、高値になります。
クロメジナの旬は?
クロメジナの旬は初夏から秋と言われています。
しかし、冬から春の時期は脂がのっています。
実際私が食べたのも3月に穫れたものでした。
加熱調理でも刺し身でも味が良く、かなりおいしかったです。
さすが、メジナの中でも味が一番良いといわれているだけあります。
イワシやアジのように手に入りやすい魚ではありません。
出会えた時が食べるチャンスだと思います。
クロメジナのおいしい食べ方は?
クロメジナは、新鮮であれば刺し身がおすすめです。
色のバランスも美しい白身です。
もっちりとしており、甘みがあります。
うまみもあり、かなりおいしい刺し身です。
ファンも多い魚であるのがよくわかります。
小売店のほうになかなか流通しないのがかなり残念です。
釣りで人気とはいえ、どれくらいの難易度なんでしょうか。けっこう難しいのではないかと想像します。
釣れるとものすごく嬉しいでしょうね(^o^)。
塩焼きなど、焼き物でもおいしいです。
上の写真は、カマの部分です。
おいしい魚は、たいていカマはかなり美味です(^^)/。
今回はアクアパッツアにしてみました。
アクアパッツアはそんなに難しくありません。
オリーブオイルを熱し、にんにくを炒め、塩で下味をつけた魚を入れ、両面を焼きます。
お好みで白ワインを入れ、刻んだトマトを入れ、塩をします。
トマトから水分が出てきますので、それでグツグツ煮る感じです。
ただし、カマにはウロコがついていることが多いので、下処理は必要です。
アクアパッツアのような煮付け系の料理をする場合は、塩を降ってしばらくおき、熱湯にくぐらせ、ウロコや血合い等を流水で流して落として置きましょう。
ものすごく旨みのつまったカマでした。
魚のカマは個人的に大好きな部位なのですが、さすが味の良いクロメジナで、とんでもなくおいしかったです(^^)/。
別の日にも、切り身をアクアパッツァにしました。
脂のノリがよく、もっちりとしており、旨みが強いです。
パサパサなどありえないくらい、しっとりとして、身離れが良かったです。
ほんとに普通にもっと流通してくれないかなあ…と心底思いました。
皮をひいた身を照り焼きにしたものです。
甘辛い味付けも合いました。
味の良さはすばらしいです。
上品な白身で、味が深く、食感も良いです。
煮付けでもきっとおいしいでしょう。
刺し身も焼き物も煮付けも、揚げ物(天ぷら)もどれもかなりおいしく食べられます。
お店で見かけたらぜひ手にとっていただきたいです(^^)/。
さいごに
今回は「クロメジナ」(オナガグレ/オナガメジナ)についてお伝えしました。
非常に味のよい、刺し身でもほかの料理でもなんでもおいしく食べられる魚です。
めったに一般流通にのらない魚です。
お店で見かけたらその時がチャンスですのでぜひ食べてみてください(^^)/。
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