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「豆腐よう」って何?ちびちび食べるとおいしい!
「豆腐よう」って知っていますか?
沖縄の伝統の発酵食品です。
どんな食べ物なんでしょうか?
おいしい食べ方はあるのでしょうか?
今回は、「豆腐よう」についてお伝えします!
「豆腐よう」ってどんな食べ物?
まずは写真から…。
「わした(沖縄県物産公社)」の商品を買いました。
「紅麹(べにこうじ)豆腐よう」とあります。
1センチから2センチくらいの、キューブ状のものが、真っ赤なドロッとした液体の中に入ってます。
かなりお酒の匂いがします。
そして発酵食品だなー!(^^)!と思わせる、独特の香り。
とても小さいのですが、これがものすごく濃厚なのです。
これを一口でぱくっと食べられる人はあんまりいないはずです。
「豆腐よう」はどんな味?どうやって作られるのか?
つまようじ2本などで、ちょっぴりずつ削って食べるようにします。
口の中で、泡盛と紅麹の風味が広がり、それらに長らく漬かっていた、島豆腐が濃厚でクリーミーな味わいで広がります。
泡盛と紅麹という、個性の強い2つの「発酵食品」に漬かった島豆腐です。
とにかく、味が濃いです。
島豆腐というのは、一般の木綿豆腐よりももっと中身が凝縮されたような、固めの豆腐です。
これが泡盛と紅麹に漬けられて、発酵しているのです。
例えるなら「ウニ」とか、「エダムチーズ」という、濃くてコクのあるチーズと言われます。
確かに、ウニ感は感じました。
「東洋のチーズ」とも呼ばれてます。
これでご飯を食べる人もいます。
ただ、泡盛という強いお酒につかっていて、この食品自体もアルコールが強いので、お酒に弱い方や、お子さんはやめておいてください、とのことです。
それくらい、泡盛の味とアルコールが口の中で広がるので、一口でぱくっとは、なかなかいかないのです。
ただ、他に調味料などを使っていないので、味は豆腐と泡盛と紅麹のみの、純粋さを感じます。とても上品なのです。
(紅麹で真っ赤なだけで、唐辛子など「スパイシー要素」は無いので、辛さは全くありません。)
昔は、琉球王朝の貴族が食べていたというだけありますね。
おおもとの作り方は、中国の「腐乳」であると考えられているそうです。
中国の伝統が琉球に伝わり、「豆腐よう」へと変遷していった、ということですね。
沖縄の食文化の歴史を感じることができました(^^)/。
さいごに
今回は、沖縄の伝統の発酵食品「豆腐よう」についてお伝えしました。
正直、「クセの強い」食品であるとは思います。
なので、苦手に感じる方もいます。
味は発酵食品らしくとても複雑でかつ上品、お酒好きにはたまらない一品です。
黄麹で漬けた、紅麹モノよりもマイルドな味のタイプもあるそうですよ。
贈答用にもよく使われるそうです。
沖縄特有の食文化の一面である「豆腐よう」を、ちびちびと、じっくり味わってみてくださいね。
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