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【野菜】「モロヘイヤ」はどんな野菜?旬はいつ?おいしい食べ方は?
(2021年8月6日更新)
今回は「モロヘイヤ」についてお伝えします。
真夏に出回る、茹でると粘りの出てくる野菜です。
味も食感も良く、ねばねば好きの方にはとてもおすすめの野菜ですよ(^^)/。
モロヘイヤってどんな野菜?
「モロヘイヤ」はアオイ科の植物です。
標準和名は「シマツナソ(縞綱麻)」です。
「モロヘイヤ」という呼び方は、エジプトの方言だそうです。
モロヘイヤを日本に普及させた方々がこの呼び名に決めたとのことです。
モロヘイヤは、東地中海の原産と言われます。
エジプトでは昔から食べられています。
「シマツナソ」が正式名とはいえ、スーパーではこんな名前で売られているのを見たことがありません。
スーパーでは「モロヘイヤ」の名前で販売されていることがほとんどだと思います。
食用として、若い葉や茎を食べます。
葉の付け根に赤くて細いヒゲがあるのが特徴です。
1枚1枚の葉の様子はこんな感じです。
エジプトではその昔、重病を患った王様のためにこのモロヘイヤでスープを作り、王様に食べさせたところ、回復したという故事があります。
「モロヘイヤ」の語源をさかのぼると「王様の野菜」(ムルキーヤ)というアラビア語になります。
日本は1980年代から普及が始まりました。
モロヘイヤは、現代でも栄養価が高いとされており、「野菜の王様」と言われています。
モロヘイヤの旬はいつ?主な産地は?
モロヘイヤの旬(出回る時期)は、夏(6月~9月)になります。
群馬県や愛知県が主な生産地です。
暑い国からやってきた野菜なので、日本では夏がいちばん成長し、収穫量が増えます。
ほうれん草や小松菜が途絶えがちな真夏に出回る葉物野菜として、貴重な存在です。
モロヘイヤのおいしい食べ方は?
モロヘイヤは茹でて食べるのが一般的です。
茎はとても固いので、茎は取り除いて、葉っぱのみを茹でるようにしてください。
茎が柔らかそうであれば、ある程度一緒に茹でてしまっても、あとで刻むのであればOKです。
ほうれん草と同じように、沸騰したお湯に塩を小さじ1くらい入れ、10秒くらいゆでます。
見た目に柔らかくなったなと思ったらすぐにお湯からあげて、冷水で冷ましてください。
茹でた時点でもう粘り気を感じます。
刻んでいきます。
かなり緑が濃いです。
いかにも栄養がありそうです。
新鮮だとけっこう柔らかいです。
かき混ぜると、粘りが増してきます。
上のように、かつお節をかけ、醤油やめんつゆを垂らして、かき混ぜて食べてください。
これがいちばんおいしい食べ方だと思います(^^)。
納豆に混ぜ込んだり、ゆでて刻んだものをおみそ汁の具にしてしまうのもいいと思います。
中東原産の野菜です。中東では、羊や鶏肉の煮込み料理に、一緒に煮込んで食べるそうですよ。
さいごに
今回は「モロヘイヤ」についてお伝えしました。
暑い国の原産らしく、日本では真夏にいちばん売られます。
納豆や冷ややっこなどと一緒に食べて、夏バテ対策にもいいかと思います。
味にクセは無く、食べやすくておいしい野菜です。
茹でて刻んでからオクラと一緒に、めんつゆをかけて食べるのもおいしいですよ。
栽培も難しくなく、良く育つそうで、家庭菜園でも人気です。
まだ食べたことのない方はぜひ食べてみてください(^^)/。
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