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【りんご】大きさは小さいけれど、味・食感は最高の「高徳りんご」!(こうとく・こみつ)
(2020年12月23日更新)
小さいけれど、食感と味が最高!と思うりんごがあります。
それが「高徳」(こうとく)りんごです。
(一部「こみつ」とも言われてますが、こちらは登録商標になります。)
今回は「高徳りんご」についてお伝えします。
高徳りんごはどんなりんご?
高徳(こうとく)という品種は、青森県にて栽培が開始されました。
登録されたのが1985年とのことなので、2020年時点で35年になります。
あまり出回っていない、比較的珍しい品種です。
りんごの大きさは、小ぶりです。
大きさを統一して出荷することが難しいので、お店で売られているのも大きさがまちまちです。
他のりんごは1個いくら、と定価になっていても、この高徳りんごは、グラム単価で売っていたりします。
色合いも、上の写真のものはけっこう赤いほうで、白と赤がまだらになっていることが多いです。
大きさが一定せず、色もまばら。
これが、今の食品流通では嫌われてしまう要素となります。
なので、とてもおいしいりんごにも関わらず、栽培農家がほとんどいなくなる事態になるまで、このりんごの栽培は衰退していたそうです。
しかし、味の良さ、香りの良さは捨てがたく、青森県の「津軽石川農協」の努力により、「こみつ」という登録商標でブランド化されるまでにいたりました。それが、2007年のことです。
「こみつ」の魅力は伝播し、他の県でも作られるようになりました。
「こみつ」は青森県の高徳りんごにしかつけられない名前なので、他の産地では「高徳りんご」として売られます。
生産農家がまだまだ少ないし、収穫量も少ないことから、希少価値が高く、お値段も高くなってしまうりんごです。
実際にお店で見ると、「なんでこのりんごが長い間日の目をみなかったのか…」と思うくらい、可愛らしい中にも、力強さを感じるりんごです。
今は「知る人ぞ知る」りんごとなり、人気も出てきています。
高徳りんごは蜜がいっぱい入っている!!
高徳りんごは、身の中の蜜の割合がすごく高いです。
少なくとも、これくらいは蜜が入っています。
身が引き締まっており、甘さもありながら酸味もあり、香りもいいです。
身の半分以上に、蜜が入っている個体もあります。
透き通っています。
かなりの割合で蜜が入っていると、上の写真のように、砂糖で煮込んだものと同じくらいの透明感があります。
甘さも濃厚で、酸味はほどよく、香りも強いので、小ぶりながらも食べ応えのあるりんごです。
高徳りんごの主な産地は?食べごろ(旬)はいつ?
上に書いたように、「消滅」寸前だった高徳りんごを復興させたのは、青森県の農協です。
なので、とくに「こみつ」というブランド の高徳りんごは、青森県産になります。
他には、山形県でも作られています。
甘味が強く、蜜の度合いも高く、蜜が濃すぎて透明感が出ているりんごです。
「幻のりんご」などのキャッチフレーズで売られています。
りんごが好きでも、この高徳りんごの存在を知らない人は、まだまだいるかもしれません。
もっと、生産が増えていくといいですね。
高徳りんごの収穫時期は10月下旬から11月上旬にかけてです。
出回るのは11月ごろからになります。
年が明けて1月まで売られていたりしますが、食べごろ(旬)は11月から12月です。
さいごに
今回は「幻のりんご」とも言われる、「高徳りんご(こみつ)」についてお伝えしました。
香りがよく、甘さと酸味のバランスがよく、味の濃い、蜜もたくさん入っている、かなりおすすめのりんごです。
他の一般的なりんごに比べて、少々高めの値段ですが、1度は食べていただきたいと思う、おいしいりんごです。
お店でも売られていることがあります。もし見かけたら食べてみてください!
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