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りんごを生で食べるのが嫌い!でもアップルパイやジャムは大好き!というのはなぜ?
食べ物の好みは人それぞれです。
果物や野菜、魚、肉、など、食べ方の好みも人それぞれです。
焼いた方が好き、煮た方が好き、生が好き。
焼いた方がおいしい、煮た方がおいしい、生の方がおいしい。
自分が好きな、自分がおいしいと思う調理法が、いちばん「正しい」食べ方だ、とつい思いますよね。
でも、人との会話のなかで「いや、焼いた方がいいよ」「生で食べる方がおいしいよ」とか言われたりしませんか?
議論になることもしばしばですよね。
なんで人によって意見が違うのでしょうか。
今回は、人の「食べ方の好み」について考えます。
○○にいい、とかいう理由で食べるのをやめませんか?
人はみんな、それぞれに好きなもの、食べたいものが違っています。
私は、「好き」「食べたい」というのは、その人の身体が必要と思って欲している、という状態だと思っています。
必要とするから、食べたくなるのです。
これは言葉にすると、ごく当たり前のことに感じます。
でも、現代の人って、ほんとうに食べたいものを食べてるのかな、と思うのです。
〇〇を食べると、▲▲の数値が下がる、とか。
★★を○○して食べると、痩せる、とか。
食べたくもないのに、痩せるため、〇〇の数値を下げるため上げるため、と、そのために我慢して食べていることが多いのではないでしょうか。
本当に、身の危険がある、固く固く医者に止められている、なら仕方ないかもしれません。
でも、元気なのに、特に問題もないはずなのに、テレビなどの情報源から何かの食品がクローズアップされると、すぐ飛びつく人がいます。
そうすると、その食品は店頭から売れて消えるのです。
そして、人は、必ず飽きます。
急激に売れた食品は、またいつかいつも通りの売れ行きになって、あわてて大量発注したお店は、大量在庫を抱えることになるのです。
私は、自分でほんとうに食べたいものをきちんと自分に聞いて食べていれば、フードロスも減ると思います。
野菜を食べないといけない、と思い込んで、そんなに食べたくもないのに野菜を買い込み、冷蔵庫で腐らせ、捨てることになっていませんか?
〇〇にいい、って買ってみたけど、好みじゃなかった場合。
消化するためにその食材にはとうてい合わない無理のある調理などして、家族においしくもない、食べたくもないものを食べさせ、ストレスを与えていませんか?
無理して作った人も、なんか疲れませんか?
私は、このようなことを平気で頑張っちゃう人が多いことに、いつも疑問を感じています。
種々雑多な情報に、頭の中もごちゃまぜになり、健康おトク情報に振り回され、自分の身体に聞いてみることをしない。
おせっかいかもしれませんが、このことにいつも疑問を抱いています。
加熱した方が好きなら、加熱して食べるべき!その好き嫌いは体を守るためかも!
調理法にも言えると思います。
私の体験談ですが、生のりんごが嫌いです。
でも子どものころは、親が剥いてくれる生のりんごを食べていました。
昭和の、好き嫌いなどが許されない時代でした。
なんでも食べる子が褒められる時代です。
いっしょうけんめい、食べました。
そうすると自分が何が好きなのか、わからなくなりました。
これは、学生時代のダイエット、主婦時代の節約、といった、どんな人でもやっていることも積み重なり、いつの間にか、自分の好きなものがわからない人になってしまっていました。
これは非常に悲しいことです。
これではいけない、と思いました。
自分の好きなものがわからないと、幸せと思える瞬間が少ないじゃないか!と思ったのです。
そこで、思い出したことが、「りんごって、生は食べたくない。でもアップルパイが好きなのはなんでだろう?」でした。
私は、リンゴやキウイ、モモを食べると、いつもではないですが、喉がイガイガすることがあります。
これは、花粉症の人に起こりやすい、アレルギーの一種だそうです。
果物によるこのアレルギーを防ぐには、その成分が熱に弱いので、加熱するといい、とのことでした。
これで、なるほど!と思いました。
生のりんごが嫌いだけど、アップルパイの中身は好き、というのは、きちんと根拠があったのです!!
さいごに
今回は、自分の好きな食べ方にはただのワガママとかではなく、ちゃんと根拠があるかもしれない、ということをお伝えしたく、この記事を書きました。
私は生のりんごがなんとなく嫌いだったのは、アレルギーがあるからだ、ということが後でわかりました。
この好き嫌いに関しては、自分の身体を守るためではないか、と思ったことがきっかけでした。
野菜に関しても、わざと「野菜断ち」をしたことがあります。
2,3日ほどで、サラダを無性に食べたくなりました(笑)。
自分の身体の訴えはけっこう当たっていると思います。
また、良くないと思いつつ、ついつい食べたり飲んだりしているものは、何かのストレスのせいだったりもします。
それも私の経験では、ストレス源が解決したり、「ほんとうにこれが食べたいと思って食べてるのか?」と疑問視してみたら、自然と欲しくなくなったりしました。
あなたも、ご自分の感覚をもっと信じてみませんか?
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