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【筍】たけのこの旬はいつ?いちばん単純でかつおいしい食べ方は?
(2021年4月6日更新)
茹でたたけのこは、パウチや缶詰で、1年じゅう買うことができますよね。
しかし掘りたての、生のたけのこは、1年のうち、1週間から2週間くらいしか出回りません。
まさに旬が命の食材です。
この時期のたけのこはほんとうにおいしいので、機会があればぜひ食べるのをおすすめします。
今回は「たけのこ」についてお伝えします。
たけのこの旬はいつ?主な産地は?
たけのこは、竹の芽です。
竹はイネ科の植物で、これを聞くと意外に思います。
たけのこは、竹に旬と書くだけあり、他のものに比べて、取れる時期がかなり限られています。
たけのこの状態から、あっと言う間に竹に成長してしまうからです。
その期間は「一旬」と呼ばれ、約10日間です。
10日ほどで、竹に成長してしまいます。
そして、この竹に生長すれば、100年は生きるというのですから驚きです。
ほんとうに、独特の特徴を持つ植物だなと思います。
竹は温暖な地域に生えており、70種類くらいあるそうですが、一般的に多く食べられているたけのこは、「孟宗竹(もうそうちく)」という竹になります。
他に食用になっている竹も数種ありますが、国内で代表的な、「たけのこ」と言って皆が連想するのは、孟宗竹です。
「旬」といえる時期は、最も多く出回る3月から4月です。(孟宗竹)。
多く出荷している主な産地は、福岡、鹿児島、熊本など、九州地方です。
関東のスーパーでは、だいたい3月下旬から4月上旬に、福岡などから入荷したたけのこが売られています。
たけのこの茹で方は?
たけのこは、アクの強い食材です。
しっかりとアク抜きが必要になります。
私の近所の八百屋は茹でて売ってくれてたりするので、それをついつい買ってしまいますが、
もし生のまま入手した場合は、茹でるのが必要になります。
茹でるには、米ぬかと唐辛子が必要です。
米ぬかが無い場合は、濃いめの米の研ぎ汁を準備します。
上の動画がすごくわかりやすかったのでご参考にしてくださいm(_ _)m。
一般的には、茹であげたら、茹で汁に漬けたまま、一晩置いてから料理に使ったほうがいいようです。
他にも、動画検索で、たけのこの茹で方の動画がアップされています。
いちばんやりやすい方法で茹でるといいと思います(^^)/。
たけのこの、シンプルでおいしい食べ方!!(農家に教わった)
せっかく手間をかけて茹でたなら、この時にしか食べられない方法を試してみませんか?
農家の方に教わった、非常にシンプルでおいしい食べ方をご紹介します!
上の写真は、茹でて、むいた状態です。
農家の方に聞いた、簡単でおいしい食べ方は、以下の通りです。
・うすめにスライス。
・油をしいたフライパンで軽く焦げ目がつく程度に、何回かひっくり返しながら焼く。
・塩を振りかけて食べる。
以上。
これがシンプルな調理法のなかで、おいしいと言われている食べ方です。
よかったら試してみてください(^^)/。
あまり上手な写真ではないですが(^_^;)、旬のたけのこの穂先のやわらかそうなところは分かっていただけると思います。
これに、お気に入りの塩をぱらぱらとかけてください。
噛むと、春の植物に特有の、苦みとアクと風味を感じます。
これがいいんですよね。
とりあえず、穂先がやわらかくて、風味が生きているうちに、焼いて絶妙な味わいを楽しみましょう。
あとの下の部分は、また次の日に煮たり、炊き込みご飯にしたりしましょう。
ベテラン主婦さんに聞いた、たけのこが出回る時期の楽しみ方!
ベテラン主婦さんに取材すると、たいていは、炊き込みご飯は最後の方みたいです。
まずはたけのこそのものを味わえる料理法(天ぷら、若竹煮、味噌汁の具など)。
そして次は筑前煮や炊き込みご飯へとシフトして、食べきるようです。
あとは、もっと簡単な方法は、固めの下の方も、バターで焼いて、ステーキにしてしまう人もいます。
中華なら、チンジャオロースーもいいですよね。
普段のレトルトもののたけのこを使うよりも、やはりかなりおいしいですよ。
缶詰やレトルトよりも、味と風味は活きているものなので、結局、何にしろおいしいみたいです。
多くの人が心待ちにするのもわかります。
さいごに
今回は、春の一瞬の味覚「たけのこ」についてお伝えしました。
実質1ヶ月もない旬のたけのこは、シンプルな調理法でもおいしいです。
せっかくの年に1度のチャンスですので、気楽においしく楽しめるといいですよね。
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