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ひょうたんを連想させる形!香りと味が良い弓削瓢柑(ゆげひょうかん)!
弓削瓢柑(ゆげひょうかん)をご存知ですか?
まだあまり市場に出回らないかんきつです。
形に特徴があります。
そのフォルムは、他に類を見ないので、一度見たら忘れないと思います。
味はとてもおいしいかんきつです。
どんなかんきつなのでしょうか?
今回は弓削瓢柑についてお伝えします。
弓削瓢柑はどんなかんきつ?
弓削瓢柑(ゆげひょうかん)は、この文字列で検索しても、まだウィキペディアにも載っていません。
これは、レア、ということなのでしょう。
フォルムが、卵型のような、ひょうたんのような、長細い感じです。
愛媛の無茶々園のものです。この自然な感じが非常に好きです。
瀬戸内海の弓削島に存在していたかんきつだそうです。
文旦の流れを汲み、台湾から来たのではないかと言われています。
細々と存在していたこのかんきつに目を付ける人が現れ、瀬戸内海各地で作られ始めました。
香りが非常にいいです。
アロマオイルにしたらとてもいいのではないかと思いました。
娘は、「シャンプーの香りだったら最高!」と言いました(^^)。
皮が少々ベタベタしたので、皮からオイルが出ていたのかもしれません。
皮に何かパワーがありそう…と思っていたら「マーマレードにすると最高」とのことでした。
弓削瓢柑(ゆげひょうかん)のお味は?
せっかくなので、このフォルムを活かした、縦切りをしてみました。
中身も細長いですね。
輪切りにしました。
表皮の色はレモンに近いですが、中身の見た目はグレープフルーツに似ています。
外皮は固めなので、ナイフで切るのがおすすめです。
香りもグレープフルーツ系です。
粒は適度にしっかりしています。
オレンジ系のような、やたら汁がぼとぼと落ちるほどのジューシーさではありません。
内側の薄皮は、むいたほうがいいでしょう。
若干、むきづらいので、めんどくさければいったん口に入れて、出しながら食べてもいいと思います。
意外と酸っぱくはありません。
逆に甘みを感じ、複雑な味です。
コクがあり、非常に優しい、おいしい味です。
なかなかの大きさがあります(みかん2~3個分くらい)が、あっというまに食べきってしまいました。
もう一度食べたいなあ、と思うかんきつです。
なんと、弓削瓢柑のジャムがある!
レアなかんきつではありますが、あの有名な「みすゞ飴」の通販サイトに、ジャムが販売されていました!
(みすゞ飴さんの通販サイトよりお借りしました)
写真のように、「わずか」という言葉が載っています。
そもそも、あまりたくさん作っていないのかもしれません。
ご縁があれば、いつかは食べてみたいです。
さいごに
今回は、まだまだレアなかんきつ、「弓削瓢柑(ゆげひょうかん)」についてお伝えしました。
瀬戸内海のあちこちで作られ始めているとはいえ、市場に多く出回るまでには、まだまだ時間がかかりそうです。
私も、偶然に買えたようなものです。
(食べ物は、この偶然の「タイミング」が楽しいし、醍醐味だと思います。)
香りといい、味といい、農家さん自体にファンが多いようです。
昭和の初期から存在はしていた、ということです。
日本にはまだまだ出番を待っているかんきつが、他にもきっとあるのかもしれませんね。
弓削瓢柑は、ほんとうに美味しくて香りのいいかんきつです。
育てたり、流通させるのがまだまだ大変なのかもしれませんが、もっとたくさん出回るといいなと思います。
4月下旬から6月上旬ごろまでは楽しめるそうですよ。
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