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【和菓子】子どもの日に食べる「ちまき(粽)」はどんなお菓子?
(2021年5月1日更新)
端午の節句/子どもの日には、柏餅を食べるのが習慣です。
しかし、伝統的に食べるお菓子がもうひとつあります。
それが、「ちまき(粽)」です。
今は、「ちまき」というと、お肉などが入った、中華の「ちまき」を想像する人が多いです。
しかし、日本には端午の節句に食べる伝統的な「ちまき」があるのです。
今回は、端午の節句に食べる「ちまき」というお菓子についてお伝えします。
端午の節句の「ちまき(粽)」はどんなお菓子?
端午の節句が近づくと、柏餅とともに、「ちまき」も和菓子屋に並び始めます。
(地域差が存在します。)
今回ご紹介する「ちまき」は、関西で多く食べられるものです。
こんな風に、笹の葉で巻かれた和菓子を見たことはないでしょうか。
笹の葉の香りがとても心地いいんですよね。
中身はこんな感じです。
あんこなどは入っていません。
ほんのり甘く、もったりとしています。
味、食感は、「すあま」に近いです。
(すこし「すあま」より重量感がありますが。)
なので「すあま」が好きな人にはおすすめです。
今回、私は「生活クラブ」という生協で購入しました。
3本入りで冷凍で販売されていました。
製造は、佐賀県の「丸きんまんじゅう」というメーカーです。
主な材料は、「上新粉、砂糖、でんぷん」とあります。
お菓子の「ちまき」は、うるち米でできた団子を笹の葉で包んだものです。
上新粉はうるち米の粉です。
「ちまき」の「ち(茅)」は、茅(ちがや)の葉で巻いていたことから名づけられました。
「ちまき」は中国から伝わったものです。中国では本来はチガヤの葉で巻いていました。
(※「チガヤ」は日本でも繁殖力の強い、人によっては厄介と思われている植物です)
しかし、日本ではそれが笹の葉や竹の皮に変わっていきました。
中身も、葛もちになったりと、地域や時代によって変化しました。
今回はたまたま上新粉(うるち米の粉)でしたが、中が葛もちだったりすることもあるのですね。
「ちまき」は笹の葉の香りとシンプルな甘さを楽しむ端午の節句のお菓子!
端午の節句は、もともと「邪気を払う」という目的があります。
笹の葉も、邪気を払うものとされてきました。
元はチガヤの葉だったとはいえ、笹の葉も、香りが非常によく、確かになにか「邪」なものを追っ払ってくれそうです。
あんこなどが無い砂糖だけのほのかな甘みと、もったり・もっちりとした食感が、笹の葉の香りとともにおいしいお菓子です。
「すあま」など、シンプルな和菓子が好きな方にはおすすめです。
さいごに
今回は、端午の節句に食べられる、もうひとつの伝統的なお菓子、「ちまき(粽)」についてお伝えしました。
関東では柏餅が主流ですが、関西では、伝統的に今も食べられているお菓子です。
笹の葉の香りが非常によく、職人の手で手際よくピシッと包まれている様子は、5月のさわやかな気候にピッタリで、子どもの成長をお祝いするのにふさわしい姿です。
他の季節のお菓子と同様、1年に一瞬しか現れないお菓子です(^^)/。
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