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【魚】カワハギの旬は年に2回!刺身でも煮付けでも塩焼きでもおいしいオススメの魚!!
(2020年10月18日・2021年3月3日更新)
カワハギは、なんとも面白い見た目の魚です。
おちょぼ口で、目はクリっとしていて、横からみるとひし形、フロントからみると薄っぺたい…。
見ていてなんだか憎めない、愛嬌のある姿のお魚です。
今回は「カワハギ」についてお伝えします。
「カワハギ」ってどんな魚?
「カワハギ」という魚の名前は、よく耳にすると思います。
スーパーでもよく売られている魚です。
顔つきは、1度見たら忘れないくらい、個性的です。
おちょぼ口で、この小さな口で小さな甲殻類やゴカイ類を食べているそうです。
目もつぶらで、なんとも愛嬌のある顔立ちをしています。
目の上にアンテナのようなものがあります。
これは第一背びれです。
尖っていて危険なので、切って売られていることも多いです。
「カワハギ」の「カワ」は「皮」、「ハギ」は「剥ぐ」の意味です。
すぐに皮がむける、むきやすい魚、というところから、この名前がきているのです。
すでに皮をむいて売っていることも多いので、売り場のカワハギは、真っ白なこともあります。
「カワハギ」のさばき方は?
皮がむきやすく、身もほどよく固めなので、さばくのはそんなに難しくないと思います。
(失敗しちゃっても大丈夫!煮つけがおいしい魚なので煮付けちゃいましょう!)
皮がずるっとむけるところは圧巻です。楽しそう…(^^)/
「カワハギ」の旬はいつ?
カワハギの旬は、年に2回あると言われています。
①身がおいしいのは夏!
カワハギは、春から夏に産卵します。
産卵を終えて、体力が回復した夏ごろが、身がいちばんおいしいと言われています。
身がしまり、歯ごたえがあるのです。
味もいいです。
今年初めて私がカワハギを食べたのは5月中旬(2019年)。
もうすでに刺身はおいしかったです。
これからいっそう美味しくなるんでしょうね。
②肝がおいしいのは、晩秋から冬!
秋から冬は、次の産卵に備えて栄養をため込み、肝臓が大きくなります。
なので、11月から次の1月までは、肝がおいしいと言われています。
逆においしくない時期、というのもないです。
お値段は安いとはいえないかもしれないですが、おいしいですし、非常に使いやすい魚と言えます。
(皮をむいて頭を落として「ムキハギ」などとして売っているものは、安いことが多いです。)
カワハギは刺身がおいしい!肝はお好みで!!
カワハギは、刺身はとてもおいしいです。
機会があったらぜひ食べてみてください。
カワハギの刺身用のパックを買うと、こんな風に肝がついてくることがあります。
あまり難しく考えず、適当に、薄めに切りました。
刺身は、肝じょうゆで食べるのがおいしいとされています。
肝を、しょうゆに溶かし込みながら食べるのです。
(湯通ししてから細かく刻んで使うのが無難です。)
「海のフォアグラ」と言われるほど、肝は濃厚な味をしています。
なので、「ちょっと苦手」という人も、逆にいます。
身は淡白なので、あっさりを好む方は無理をせず、身だけ食べても充分おいしいと思います。
カワハギの刺身以外の食べ方!
刺身の他に、おいしい食べ方はあるのでしょうか。
魚屋さんでは、煮付けがいい、と言われました。
煮付けでしか食べたことがない、という人もいます。
塩焼きもおすすめです。
皮を剥いだむき身のカワハギが売られていることも多いのですが、それに全体的に塩を降って、魚焼きグリルで焼きます。
わりとしっかり目に焼いたほうが美味しかったです。
白身の淡白さの中にも、旨味や味はしっかりとあり、ほんとにおいしい魚だなと思います。
白身ですので、ムニエルやフライ、唐揚げにもいいですよ。
干物やおつまみでもおなじみです。
他には、捌いた後の骨をしっかり干したものを、炙って器に入れ、熱燗にした日本酒を注いで飲む、「骨酒(こつざけ)」というものに使うとおいしいそうですよ。
さいごに
今回は、年に2回旬がある「カワハギ」についてお伝えしました。
初夏から夏/晩秋から冬、という2つの時期が旬です。
しかし、基本的に通年おいしい魚なので、お店で売られているなら、その時が食べ時なのかもしれません。
さばくのもあまり難しくなさそうなので、魚をさばいてみたい、という方は、紹介した動画を参考に、ぜひチャレンジしてみてください。
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