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【貝】おいしい赤貝!旬や特徴を知っておいしく食べよう!
(2021年12月26日更新)
今回は赤貝(アカガイ)についてお伝えします。
寿司ネタでもおなじみの貝です。
貝を開けると赤い水が出てくるので初めて見るとびっくりするかもしれません。
しかしこれはこの貝の特徴であり、普通の状態です。
味が上品で歯ごたえもよく非常においしい貝です。
貝好きに大人気の貝です。
ちょっと高級ではありますがたまには食べてもいいよな…と思います(^^)/。
赤貝はどんな貝?
赤貝(アカガイ)は、フネガイ科リュウキュウサルボウ属(アカガイ属)の二枚貝です。
大きさはアサリより大きいです。
かなり丸みを帯びています。
白っぽい貝殻の先のほうに毛が生えており、黒っぽくなっています。
貝全体が丸みを帯びていて、横から見ると厚みがあります。
特徴とさばき方が良くわかる動画がありますのでどうぞ。↓↓
身も赤いですが、貝を開けると出てくる、身の周りにたっぷりある液体も赤いです。
ちょっとびっくりしますが、これが赤貝の一番の特徴です。
何か異常が起きているわけではありません(^^)/。
なぜ赤貝の身は赤いのか?
赤貝の身が赤いのは、「ヘモグロビン」が含まれているからです。
人間の血液と同じものが含まれているのです。
そのため、赤貝をさばくときには人間の血と同じような液体が出てくるんですね。
「赤貝の血」なんて言い方をします。
他の貝をさばく時に出る液体は透明か、せいぜい白っぽいので、「血」なんて言い方をしません。
やっぱり、赤貝の時に出る液体だけ、ヘモグロビンのせいで「血が出てる」なんて思ってしまいます。
これだけ真っ赤なものが出ると、なんとなく、「この貝は、貧血にいいんじゃないか…?」と思いました。
調べたら、やはり鉄分が多く含まれているとのことでした。
「悪性貧血を防ぐ」といわれる、ビタミンB12も多く含まれているとのことです。
栄養面でもなにかといいみたいですね(^^)/。
赤貝の旬はいつ?いつ食べるのがいちばんおいしいのか?
赤貝の旬はいつでしょうか。
冬がいちばんおいしいです。
特に、1月から3月です。旨みが多くなります。
赤貝は通年買えるようになっていますが、6月から9月は、産卵期で味が落ちてしまいます。
有名な産地は、宮城県名取市閖上(ゆりあげ)です。
赤貝がおいしいのは、栄養がたくさんつまっているから!
貝は、味が複雑でおいしいものが多いですよね。
赤貝も、独特の磯の香りと、コリッとした食感と、複雑な味わいが口に拡がり非常においしいです。
ファンの多い貝です。
回転寿司では、人気メニューです。
お店にあると嬉しいです。
(↑「はま寿司」の赤貝↑)
★貝を買って開いて刺し身に挑戦!!
貝殻はけっこう割れやすいです。
貝開けで開けて身を取り出し、ヒモは茶色い毛のようなものなど取り除いてきれいに洗います。
上の写真は、身の部分を包丁で割り開いたものです。
中の赤黒いところは取り除いて食べたほうが無難です。
(好きな方もいるそうですが、かなり鮮度が良くないとおすすめできません。)
私はこれくらいまで落として食べるほうが好きです。
身の味わいはこの上ないものがあります。
とてもおいしいです。
1個数百円はしますのでなかなか手が出ませんが、たまには食べたい!と思います(^^)。
赤貝は、鉄分やビタミンB12 だけでなく、胃や腸、肝臓を守ってくれる「グルタミン(アミノ酸)」、「ビタミンA」も多く含まれています。
豊かな海の栄養が詰まっている貝と言えます。
さいごに
今回は、「赤貝」についてお伝えしました。
赤貝を貝丸ごと買うとなると、貝の見た目はけっこうゴツイですし、「血」も赤いですし、抵抗があるかもしれません。
しかし、特徴やさばき方を知った上で使ってみると、そこまで難しくはないと思います。
味はとても上品でおいしいですし、歯ごたえもとてもいいので、食べてみたことのない方はぜひ食べてみてほしいと思います。
すでに処理済を買ってしまうのも、もちろんおすすめです。
赤貝は、刺身や寿司のイメージがあります。
しかし以前、みそ汁用にアサリを購入した際、どうしても小さい赤貝にしか見えない貝がありました。
予定通りアサリと一緒にみそ汁にしたら、やはり身が赤貝で、とてもおいしかった記憶があります。
アサリに紛れ込むことがあるんですね。
結果、みそ汁のような加熱調理もいい、ということが分かりました。
また、甘辛くさっと煮るのもいいそうですよ。
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