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鮎(あゆ)の旬はいつ?おいしい食べ方は?養殖と天然の違いは?
(2020年10月9日更新)
鮎(あゆ)は、川魚の中でも人気の魚です。
特に、釣りの対象として大人気ですよね。
お店でもたまに売られているのをみかけます。
今回は「鮎(あゆ)」についてお伝えします!
鮎(あゆ)は川魚!?お店で売られてるのは養殖?天然?
アユは日本を代表する「川魚」です。
しかし、本来は、川と海を回遊する魚です。
現在は養殖が盛んで、お店で売られているもののほとんどは、養殖物と思われます。
養殖は明治42年(1909年)に石川千代松という博士が考案し、琵琶湖で試験的に始めたのがはじまりです。
実に、100年以上の歴史があります。
時代とともに形を変え、高度成長時代に飛躍的に発展し、現在に至っています。
ふつうのお店やスーパーで、天然物を売ることは、まずないでしょう。
養殖物でも十分においしいです。
(養殖物のほうが脂が乗っているとも言われます。)
養殖は大きさも安定しており、1尾300円ほどで買えます(400円くらいの店も多いかも)。
天然ものは、実際に自分で釣った人が食べられるのかな?と思います。
または、川沿いの旅館/料理屋で出してもらえる「ラッキー」を待つか?ですね。
アユの旬はいつ?
アユのもっともおいしい「旬」は、6月頃から8月頃までです。
7月のアユが、骨も柔らかくおいしいとされています。
まさに、夏の魚なんですね。
アユ漁は厳重に管理されており、11月から5月は禁漁時期です。
おいしい食べ方は?
・塩焼き(ワタも食べてOK!)
いちばんおいしい食べ方は、何といっても「塩焼き」です。
買ってきたアユは、エラやワタをとることもしなくていいです。
我々が手に入れられるアユはたいていは養殖ですので、さほどワタについて心配しなくても大丈夫です。
ワタは、食べてしまっていいのです。
むしろ、ワタも食べる前提で養殖(給餌)されているのです。
基本、魚のワタは食べないほうがいいのですが、アユに関しては、昔からワタも好んで食べられています。
天然のアユも、藻くらいしか食べません。
アユが食べるエサのおかげで、アユはスイカやキュウリの香りがする「香魚」と呼ばれるくらいです。
多少の苦みも嫌な感じではなく、なんとも言えないかぐわしい香りのするおいしさです。
我慢して食べることはないですが、試しに食べてみることをおすすめします。
焼き方は、アユ全体に塩を振り、グリルで焼きます。
尾ビレ、背ビレにはしっかり塩を振り、焦げて落ちないようにしましょう。
アユに粘りがあるので、ヒレに塩を固定させるのはさほど難しくはないです。
片面焼きなら、表5分、裏返して4~5分程度で焼きあがると思います。
様子をみながら焼いてくださいね。
私が食べたのは、和歌山産の養殖アユです。
2019年7月に食べました。
背の部分は味が淡白で上品ですが、旨みがしっかりあり、海の魚とはまた違ったおいしさです。
味も安定しています。
ワタは、苦みはもちろんありますが、養殖ものでもなかなかの香りがして、おいしかったです。
柔らかければ、骨も食べられますよ。
・刺身も可能(条件あり)
「刺身」も可能だそうです。
しかし、寄生虫がいるので、必ず養殖物の活きたアユを手に入れた時しかできないそうです。
基本的に、プロが提供するお店で出されている時くらいしか、チャンスはないかもしれないですね。
↑私も技術を身に着けてやってみようかな(^^)/と思った動画でした。
・その他
その他には、天ぷらや唐揚げなどの「揚げ物」です。
特に、「稚アユ」など、小さいものはおすすめです。
稚アユなら、甘露煮にするのもおすすめです。
・「うるか」について
伝統的な、アユの内臓を使った料理で「うるか」というものがあります。
アユの新鮮な内臓の塩辛です。
苦みのある香り高い独特な珍味で、お酒のお供にピッタリです。
これは、新鮮な天然ものでないとできないそうです。
お土産でもらえると嬉しいですね(^^)/。
さいごに
今回は、鮎(あゆ)の旬や、天然もの/養殖ものについて、そして美味しい食べ方についてご紹介しました。
養殖ものでも天然ものでも、やっぱりシンプルな「塩焼き」がいちばんだと思います。
簡単でラクにおいしく食べられるので、嬉しいですね。
上のように、冷凍ものなら、今の時期は通販でも買えます。
塩を振って焼くだけでいいので、夏休み、バーベキューに使うのも確かにいいですね!
子どもも喜びそうです。
上は「うるか」です。
贈答品にもピッタリですね。
アユは、サンマと同じく、1年のうちで食べられる期間が限られている魚です。
鮎を扱う専門店では、甘露煮、姿煮、干物など、日持ちする様々な加工品も作られています。
アユは、焼くだけがいちばんおいしい魚です。
ということは、生の魚のなかでも、めちゃくちゃ扱いやすい魚ということです。
味も淡白でおいしく、クセがないので、子どもにも安心して食べさせられます。
価格的にちょっと「ぜいたく」ですが、日本の「旬というもの」「季節感」をもっとも感じさせる魚の1つだと思いますので、ぜひ1度は味わってほしいなと思います!(^^)!
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