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小ネギの旬はいつ?「わけぎ」や「あさつき」との違いは?保存方法は?
ネギ類は1年じゅう活躍する野菜です。
冬は鍋類やみそ汁、うどんや蕎麦、などに使います。
夏は薬味としてよく使いますよね。
「小ネギ」は薬味としていつも欠かせない存在です。
しかし、「小ネギ」と「長ネギ」の違いは分かりやすいですが、「あさつき」「わけぎ」と聞くと、なんだかわからなくなってくる人も多いのではないでしょうか。
今回は、薬味として必需品である「小ネギ」についてお伝えします。
また、「あさつき」や「わけぎ」との違いについてもお伝えします。
小ネギの旬や特徴について!
「小ネギ」は「万能ネギ」とも呼ぶ人がいます。
どちらも同じ種類のものと思っていいです。
「万能ネギ」は福岡県でブランド化された小ネギなのです。
小ネギは、青ネギ(葉ネギ)をまだ若いうちに摘んだものです(「若取り」と言う)。
こんなネギを見かけたら、「小ネギ」でも「万能ネギ」でも同じ種類のネギです。
(それが「ブランドもの」であるかないかの違いは存在しますが…。)
たいていは、2~3ミリくらいの輪切り「小口切り」にして使うことが多いと思います。
↑↑こんな感じです。
ハウスの公式動画でとても分かりやすく解説されています。↓↓
旬は、実はありません。年を通じて買えます。
年中、ハウス栽培(「雨よけ栽培」)されているからです。
※「万能ネギ」の名称について
福岡のブランドの「万能ネギ」は、20年くらい前は航空会社の「JAL」のロゴが付いて、「福岡かから空輸しました!」とパッケージに表示されていたと思います。
「万能ネギ」は登録商標されているので、「JA筑前あさくらから」出荷された「博多万能ねぎ」しか「万能ネギ」と呼べないそうですよ。
しかし、「万能ネギ」が一般の名称であるかのように思って、この名称を普通に使っている人は多いです。
それだけ、博多の小ネギが全国に普及している、ということですね。
「わけぎ」との違いは?
「わけぎ」とはどう違うのでしょうか。
「わけぎ」は、「ネギとタマネギの雑種」です。
タマネギが混ざっているので、根本の白いところが少しふっくらとしています。
クセが少ないので「ぬた」という料理にはこの「わけぎ」を使います。
「小ネギ」は「青ネギ」の若取りです。
小ネギの種類は「ネギ」なので、ここで「わけぎ」とは違うとわかります。
「あさつき」との違いは?
「あさつき」は「アサツキ」という種のネギになります。
「小ネギ」のネギの種とは別の種になりますので、違うものです。
色も、長ネギや小ネギよりも薄いので、「浅葱」という字を当てられています。
「小ネギ」「わけぎ」「あさつき」はそれぞれ違うもの!
結局、「小ネギ」と「わけぎ」と「あさつき」はそれぞれ違うものです。
「わけぎ」は小ネギよりも太く、根の白いところがふっくらとしています。
「あさつき」は長ネギや小ネギよりも色が薄いです。根本のほうがふっくらとしています。
「小ネギ」は、根本までほぼ一定の太さになっています。
見分け方はなかなか難しいところがあります。プロでも難しかったりするそうです。
スーパーではだいたい表示してありますし、パッケージにも各名称が書いてあるはずなので、それを頼りに購入してください。
上の3つは同じものではない、ということが分かっていただければと思います。
「小ネギ」の保存方法!
小ネギは長いので、スーパーで買って持って帰ってきた時点で、もう曲がってしまったりして、傷んでしまうことも多いです。
冷蔵庫の野菜室で保管するにも、他の食材との兼ね合いもあり、長いままの保管は難しいですね。
この際、「小口切り」にしてしまいましょう。
これを蓋つき容器に入れて冷蔵庫保管ですと、3~4日は色んな料理や薬味として使えます。
それ以上に長くなりそうなら、ジッパー付き袋に入れて冷凍します。
温かいうどんや蕎麦、みそ汁に入れるなら、凍ったままで使えます。
お好み焼きや卵焼きにたっぷり入れて使うのもおいしいです。
解凍についてですが、常温ですぐ溶けてしまいますので、すぐに使ってしまいましょう。
冷凍してもできるだけ早く、1か月ほどを目安として使い切ってください。
さいごに
今回は、「小ネギ」(「万能ネギ」「細ネギ」)についてお伝えしました。
「万能ネギ」「細ネギ」も、「小ネギ」と同じ種類のものです。
「あさつき」や「わけぎ」はそれぞれ違う種類のネギになります。
また、保存方法として、小口切りにして冷蔵庫や冷凍庫に保管するのがおすすめです。
福岡の農協が「万能」と名前に付けたことで、全国的に「万能ネギ」がヒットしたそうですが、確かに、使おうと思えば何にでも使えるし、おいしくなるので、すごい役に立つおいしい野菜だな、と思います。
(私は、小ネギをたっぷり入れた卵焼きや、納豆にたくさん入れる使い方が好きです。)
小ネギを刻むのもストレス解消になる、という人もいます。
食べるものがさっぱりしますので、どんどん使いたい野菜です。
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