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【長崎一番】ほんとにおいしい「長崎焼かまぼこ」!一度は食べてみて!!
日本各地に、かまぼこの名産地はあります。
長崎もそのひとつですが、本当においしいんですよ。
今回は「生活クラブ」で手に入る、「長崎蒲鉾(長崎一番)」さんの「長崎焼かまぼこ」をご紹介します!
長崎のかまぼこはなぜおいしいのか?
長崎は日本有数の水産県であり、魚介類の宝庫です。
「長崎俵物(たわらもの)」という言葉があります。
17世紀末の元禄時代、長崎港は国内外の物流拠点として栄えました。
そこで水揚げされる海産物は「俵」に詰めて出荷されました。
とてもおいしかったので、人々に「長崎俵物」と称され、人気を博しました。
とくに干したアワビやナマコ、フカヒレは「俵物三品」として珍重されたという、かなりぜいたくなものになります。
これを現代にひきつぎ、今でも豊富な海産資源を活用して、長崎はおいしい魚介の加工品を世に送り続けています。
数ある「長崎俵物」の中に、かまぼこもあります。
日本全国で作られているかまぼこの原料は、スケソウダラのすり身です。
しかし、長崎の俵物のかまぼこは、原料の70% (一部 50%) 以上が長崎で獲れたエソやグチ、アジ、イワシです。
特に「エソ」と「グチ(イシモチ)」はかまぼこに適していると言われ、この魚を使ったかまぼこは高級になります。
上の写真は「エソ」です。
釣り人には敬遠されるそうですが、すり身としては最高級になります。
他のかまぼこ産地でも、正月向けには「エソ」や「グチ」を使っているメーカーがあります。
「長崎一番」の焼かまぼこはこんなかまぼこです!
「生活クラブ」のお店で購入しました。
価格は400円ほどでした。
中身に重点を置いているのか、パッケージはご覧のようにシンプルすぎるくらいです。
しかし、原材料を見たら「エソ」「グチ」「タラ」とあり、豪華な面々です。
また、合成添加物のようなものは記載されていません。
メーカーは「長崎蒲鉾有限会社」。
「長崎俵物」を作っているメーカーのひとつです。
蒸した後、表面に焼き色をつけています。
保存料も着色料も使っていません。
見た目は非常に「地味」になるので、華やかなパッケージと色のかまぼこを見慣れていると、「ほんとにおいしいの?」と思ってしまうかもしれません。
「長崎焼かまぼこ」を食べてみました!
好みの厚さに切ります。
中身は非常にきれいな白です。
食べてみますと、抵抗なくパクパク食べられる、ほんとうにおいしいかまぼこでした!
他の名産地のかまぼこもおいしいのですが、これは突出しておいしかったです。
正直、かまぼこを食べるのなら、イワシでもアジでも、魚をおかずにしたい…という私でした。
しかし、これだけは、もくもくと、どんどん食べてしまいました。
非常におすすめのかまぼこです。
これは高級すり身の「エソ」や「グチ」のおかげなのでしょう。
他に、海産物の宝庫である長崎が、原料そのものに恵まれていることもあると思います。
材料がいいから、結果味がいいのでしょう。
合成添加物がないのも重要です。
もちろん、かまぼこにする技術もすごいのだと思います!!
パッケージが、もっと「長崎産」であることを、ビジュアルで主張できていればな、と思います。
これでは、いくら生協のものとはいえ、地味すぎます。
とはいえ、人にかなりおすすめしたいかまぼこです!(^^)!。
さいごに
今回は、海産物に恵まれ、「長崎俵物」と評された伝統のある土地で生まれたかまぼこ、「長崎一番(長崎蒲鉾有限会社)」さんの「長崎焼かまぼこ」(生活クラブ)をご紹介しました。
添加物を使わず、エソやグチといった、良い材料で作り、提供するというのは、とても大変なことではないかと思います。
東京にいてこれが食べられて嬉しいです。
本来なら、長崎に行かないと食べられないのかもしれません。
上は、同じメーカーの名物「ハトシロール」という練り製品です。
「長崎産アジすり身を主原料に牛・豚ミンチ、玉ねぎを加え、パンでロール状に巻いて、油で揚げました。」との説明で、さすが異文化交流の歴史のある長崎、パンで練り物(しかも魚と肉のミックス!)を巻いてしまう、という発想に驚きました(^^)/。
今回は練り製品をご紹介しましたが、他に長崎には「ちゃんぽん」もあるし、「カステラ」もあります。
「トルコライス」という料理も長崎ですよね。いつか行ってみたいです。
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