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安くておいしい「ヒイカ」(ジンドウイカ)はおすすめ!見かけたら買おう!
(2021年1月2日更新)
「ヒイカ」(ジンドウイカ)は安くておいしいイカです。
「ホタルイカ」のように、ボイルして売っていることも多いイカです。
今回は「ヒイカ」についてお伝えします。
日本全国で獲れるヒイカ!どんなイカ?
(上の写真はボイル済みのものです)
ヒイカは「ジンドウイカ」とも言います。
漢字では「神頭烏賊」です。
なんだかすごい名前ですね。
でも、ヒイカそのものは、大きくても12~14センチほどの、とても小さくてかわいいイカです。
構造そのものは、ヤリイカ科だけあり、とんがっていてカッコいいスタイルをしています。
ヒイカ(ジンドウイカ)は、日本全国で獲れるイカです。
釣りのターゲットとしても人気ですし、釣りのエサとしても使われます。
宮城県の三陸から千葉の房総、三河湾から伊勢湾、和歌山や瀬戸内海が多く獲れる地域です。
「ヒイカ」の旬はいつ?
(明石海峡大橋)
日本は縦に長く、季節の移り変わりも地域差がありますよね。
なので、ヒイカの盛んな時期も、地方によって違います。
「春から夏」だったり「冬から春」だったりするのです。
また、基本的には通年獲れるイカだそうです。
関東に限っていいますと、ヒイカの関東での出盛り期は晩秋から冬(11月から2月)です。
しかし、ボイルしたものが秋ごろから入荷したりもします。
こんな風に、ガチっとした「旬」というものがないイカなので、気楽にかまえていられます。
「旬を逃すな!」というプレッシャーがありません。
お店で見かけたら、その時が「食べ時」と思っていいような、魚介だと思います。
ボイルの「ヒイカ」を手に入れました!そのまま食べておいしい!
私は、まだ「生」では買ったことがなく、「ボイル」で手に入れました。
傷みやすいので、さっさとボイルされることも多いようです。
透明の、屋台のやきそばのようなパックに入れて売られていました。
12~13ハイ入って、300円くらいでした。
ホタルイカとはまたちょっと違った雰囲気です。
小さいけれど、エンペラがしっかりと大きいです。
胴はホタルイカのように「ぷっくり」感はないですが、身がしっかりしていそうな見た目です。
目玉も、ホタルイカと違い、コリっとしてはおらず、膜をはっています。
ゲソも、小さい割にはなかなかの太さをしています。
「ヒイカ」の印象は、全てにおいて「ちいさいけれどいっちょまえ(エンペラから脚先までしっかりしている)」です。
食べ応えがありそうです。
ボイル済みは、そのまま、わさび醤油で食べておいしいです。
中のワタもおいしいです。
イカスミがあっても気にしないで食べられます。イカスミなのでおいしいですし(^^)/。
ただ、イカの胴の中にある、プラスチックのような「骨」がありますよね。
(「軟甲」というらしいです。)
あれが、時々口に当たって気になりました。
食べるたびに口から出すか、胴と足を取り「軟甲」を取り出しながら食べるか、一つ一つナイフで開いて取り出す、ということをすればよかったかな、と思います。
売る方は、いちいち取り除いてなんかいられませんもんね(;^_^A。
それさえ、まず承知していれば、おいしいイカです。
歯ごたえがあり、身も小さいながら肉厚で、すぐに満足してしまうくらいボリュームがあります。
「ヒイカ」はどんな料理がおいしい?
鮮度がいいものなら「刺身」がおいしいです。
小さいので面倒ですが、中のワタをとらないといけません。
水洗いしてから皮をむきます。
洗いすぎはおいしくなくなってしまいます。
寿司屋にも出る場合があります。
寿司屋にあったら食べてみてください(^^)/。
ボイル済みで売っているものや、自分で塩ゆでしたなら酢味噌和えもおいしいです。
出来合いの酢味噌でもおいしいですよ。これなら簡単ですね。
「煮物」もおいしいです。
脚を引き抜き、中のワタを取ったら、脚を胴体に入れます。
醤油、酒、みりんで甘辛く煮付けます。
「焼く」のもおいしいです。
サッと洗ったヒイカに、塩を軽くふり、魚焼きグリルで焼きます。
「ポン!」とはぜるので、「ぽんぽん焼き」とも呼ばれます。
イタリアンやスペイン風など、オリーブオイルを使った料理にも合います。
パスタ、オリーブオイルとにんにくを使ったソテー、アヒージョなどです。
サラダ風に野菜と食べるのもおいしいですよ。
香川県にヒイカの干物があった!!
香川産で、「ヒイカ(ジンドウイカ)の干物」がありました。
とても小さくてかわいらしいヒイカの干物です。
香川県で作られていました。
香川県ではヒイカを「ジンドウイカ」と呼ぶようですね。
ホイルに並べ、オーブントースターで様子を見ながら数分加熱しました。
こんな感じに仕上げて食べました。
中のワタの味も濃厚で、歯ごたえもよく、噛めば噛むほど味が出るおいしい干物でした。
子どももおいしいと言っていました。
おやつやおつまみにピッタリですね。
さいごに
今回は「ヒイカ」(ジンドウイカ)についてお伝えしました。
扱いやすくて、食べやすく、値段も高くなく、年中手に入れることができる、親しみやすいイカだと思います。
まだ食べたことのない方は、もしお店で出会ったら買って食べてみてください!(^^)!。
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