【貝】ホッキ貝(ホッキガイ・北寄貝)ってどんな貝?旬はいつ?おいしい食べ方は?

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【貝】ホッキ貝(ホッキガイ・北寄貝)ってどんな貝?旬はいつ?おいしい食べ方は?

(2020年1月4日更新)

ホッキ貝」は食用の2枚貝のなかで最大といっていいほどの大きい貝です。

アサリやシジミを見慣れている目で、このホッキ貝を見ると、ギョッとします。

かなり大きくて重量もある貝ですが、ホッキ貝はどんな貝なのでしょうか。

ホッキ貝はこんな貝です!

上の写真は、中身を取って、はずしてしまった状態(要するに、貝殻)です。

幅は約13~15センチくらいはある大きい貝です。

 

 

こちらは、別の日に購入したホッキ貝です。

中身もしっかり詰まっていて、持つとずっしりします。

価格は1個500円から700円はする貝です。

 

通販でも、かなり高価です。

生なら、寿司店ですと、高級ネタになります。

回転寿司で見かけるのはまれですし、出たとしても高いお皿に乗っています。

(画像引用元:スシロー「期間限定」のページより。身の部分は生になっている。1皿は税抜300円とのことです。)

 

回転寿司では、先が赤くなっている、ボイル済みのものが多いように思います。

(画像引用元:はま寿司のホッキ。「カナダ産」とのこと。このページを見た2019年12月現在では「東北限定」とありました。関東地域では、期間限定で一時販売されているのを見た記憶があります。)

 

「ホッキサラダ」と言って、他の具材と混ぜ合わせたマヨネーズ味のサラダなんかもあります。

業務用 ホッキ貝サラダ 1kg入
阿部商店

 

ボイル済みになると先が赤くなる貝なので、目立ちます。「見たことある」という人も多いと思います。

 

 

ホッキ貝の産地はどこ?ホッキ貝は1年に1センチ大きくなる!

日本海北部と太平洋側の北海道から茨城県まで分布し、浅い海の底に生息しています。

北の方にいる貝で「北に寄ってる貝」ということで、「北寄(ほっき)貝」と呼ばれるようになりました。

 

1年に1センチしか大きくなりません。

そのため、漁協では、採っていい大きさの貝(例えば「8センチ以上ならOK」とか)などを決めて漁獲しています。

こうやって小さいホッキ貝を保護しているのです。

 

10センチほどの大きさのホッキ貝なら、10年もの、となるわけです。

大きくなるにも時間のかかる貝で、アサリなどの他の貝と事情が違うため、1個当たりの値段も高くなるのですね。

 

ホッキ貝の旬はいつ?

ホッキ貝は通年水揚げされます。

いちばんおいしいとされる時期は、です。

だんだん寒くなってくると入荷が増える貝です。

 

ホッキ貝のおいしい食べ方は?

ホッキ貝は、やはり刺身がおいしいです。

下の動画は青森県の「三沢市観光協会」作成の、ホッキ貝のさばき方の動画ですが、非常にわかりやすいです。

おすすめですよ(^^)/。

 

 

4か所に貝柱があるので、そこの位置が分かれば、コツがつかめます。

これは他の大きめの2枚貝にもほぼ共通するので、市場などで新鮮な貝を買って、自宅で開けることができれば、新鮮さを保って食べることができるので、ぜひ覚えるのをお勧めします(^^)。

 

中のメインの身に、包丁を入れ広げると、こんな風に、見るからに食べられなさそうな(直感で、「避けたほうがいい」と感じるはずです)濃い茶色のものが現れます。

これを、包丁の付け根の方の刃や、あればピンセットを使うなどして、こそげ落とします。

(詳しくは動画をごらんください(^^)/。)

 

こんな風になります。

内側の、ふわふわしたところはこそげ落とさないでください。おいしいところです。

 

 

 

上の写真も、貝を開け、周囲のヒモや内臓を取り除き、片方を包丁で開いた状態になります。

(この写真は、なぜか貝柱がくっついてます。)

2枚目の写真はその裏です。ここに内臓などついてますので、洗い流します。

かなり大きいです。

これをスライスして食べます。

 

これは2個分になります。

1個でもかなりボリュームがあります。

刺身にスライスしたら、いったん、冷蔵庫で冷やしてキリっとさせてから食べるのがおいしいです。

私は、わさび醤油がいちばんおいしいと思いました。

 

 

このように、メインの部分の周りに、ヒモや「水管」、貝柱があります。

ここは少々臭みを私は感じます。

茹でて、水管の皮もむいて食べたほうが食べやすいと思います。

 

 

水管部分は、湯通しすると、つるっとむけます。

(気になる場合は、水管の先を切るといいと思います。食べてしまっても大丈夫です。)

このように、やはり赤っぽい色になりました。

ヒモ、貝柱もわさび醤油がおいしいと思います。

 

 

身のほうも、さっと湯がくと先が赤っぽくなり、生臭みも消えて食べやすくなります。

「ホッキは湯通ししてから食べる」という人も多いです。

 

天ぷらやみそ汁、炊き込みご飯などにもおいしく使えます。

 

 

上の動画は、ホッキ貝の開け方と、炊き込みご飯の作り方がとても分かりやすいです。

「炊き込みご飯」と一言で言われても、水とかダシの分量とかどうすればいいの?とか思いますよね。

すごくわかりやすく解説されてますので、ご参考にしてください。

 

私は、上の動画を見る前に、酒・みりん・醤油でサッと煮たてたホッキを、普通に研いだお米1合に、煮汁ごと入れ、水は1合分で加減して炊いてみました。

分量は適当です(;^_^A。

 

めんどくさがりなので、目分量で適当に作ってしまいましたが、さすがはホッキ貝、味もよくてかなり美味しかったです。

安く手に入ったらぜひ作ってみてください!(^^)/。

 

さいごに

今回は「ホッキ貝」についてお伝えしました。

高級な部類に入りますが、たいへんおいしい貝です。

 

 

身は厚みがあり、ふっくらとして、ボリュームがあり、味がとてもいい、満足度の高い貝です。

ぜひ1度食べてみてください(^^)/。

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