コショウダイはどんな魚?主な産地は?旬はいつ?おいしい食べ方は?
(2020年8月30日更新)
「コショウダイ」という魚がいます。
真鯛ほど見かけない魚かもしれませんが、もし出会ったらぜひ食べてみていただきたい魚です。
主な産地や旬はいつで、おいしい食べ方にはどんなものがあるでしょうか。
今回は「コショウダイ」についてお伝えします!
コショウダイは西日本で多くみられる魚!
体長60センチほどにまで成長する魚です。
大きめの真鯛などと同じくらいの大きさのものがよく見られます。
体の上のほうから帯状の黒っぽい模様があります。
そして、背の方の帯の模様あたりから、背ビレと尾ビレに、斑点模様があります。
千葉県竹岡産 コショウダイ 入荷です‼️ pic.twitter.com/yNj0GjzCF4
— 吉池 (@yoshiike_group) August 6, 2020
この帯の文様と、尾ビレにかけてのコショウを振りかけたような模様が特徴です。
太平洋側では、神奈川県の相模湾から九州南岸に、
日本海側では、新潟県から九州南岸にいます。
瀬戸内海にもいます。
まれに、福島県から青森県までの東北でも、水揚げされることがあるそうです。
地域によってはとれすぎて困ってしまうこともあるくらいで、鯛よりも安く取引されています。
この魚は、大きいと寄生虫がいる確率が高くなります。
コショウダイは歩留まりも良く、使いやすいおいしい魚!
現状は安く取引されているコショウダイですが、歩留まりがよく、料理もしやすい、使いやすい魚です。
ウロコが固いので、捌くとなるとちょっと大変かもしれません。
(包丁を使う「すき引き」のほうがいいみたいです)
が、切り身や刺身用のサクになっているものならば、関係はないので、大丈夫です。
旬は春から夏ですが、秋にも出回ります。
刺身がとてもおいしいです。赤っぽい模様の「血合い」のところに旨みがあります。
サクで売っていたら、ぜひ買ってみてください。
サクの状態だと、見た目は鯛によく似ています。
他には、ムニエルやフライもおいしいと思います。
油との相性がいいので、バター焼・オリーブオイル焼など、洋風メニューにも使えます。
塩焼もおすすめです。
もしアラがあれば、みそ汁か潮汁にして食べるのもおすすめです。
とてもいいダシが出るのです。
アラを湯がいて身だけとり、ポン酢しょうゆで食べるのもおいしかったです。
他に、アラの頭の部分を、甘辛く煮て食べるとおいしいですよ。
さいごに
今回は「コショウダイ」についてお伝えしました。
名前に「タイ」とついてますが、学術的には「イサキ科」の魚になります。
価格は鯛ほど高くはなく、切り身になっていれば扱いやすくおいしい魚です。
(「豊後水道産」等だと、一気に高級になりますが…。)
九州では、普通に切り身がスーパーで売られている地域もあるそうです。
関東でも徐々に見かけるようになっていますよ。
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