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マテ貝の旬はいつ?砂抜きしたほうがいいの?おいしい食べ方は?
マテ貝は、細長い貝です。
潮干狩りで、貝殻はよく見たことがありました。
いつかとってみたいと思いつつも、なかなか実現せずにいました。
最近、マテ貝をお店で手に入れましたので食べてみましたが、かなりおいしかったです。
そもそもの旬はいつなんでしょうか。よくとれる「名産地」みたいなものはあるのでしょうか。
そして、砂抜きはしたほうがいいのでしょうか、それともしなくていいのでしょうか。
今回は「マテ貝」についてお伝えします。
マテ貝は細長さが特徴の貝!旬や主な産地は?
マテ貝は、細長い長方形の貝です。
10センチから13センチくらいの大きさが一般的ではないかと思います。
もっと大きい種類のものもおり、市場で売られているようです。
今回私が買ったのは、10センチから12センチほどの、細めのものでした。
貝は割れやすいです。
中の身の貝柱が外れていなければ、大丈夫だと思います。
貝の中の身は、貝殻の大きさと同じくらいあり、歩留まりがいいです。
市場では、評価はそこそこ高いみたいで、安くはありません。
でも、高級魚介、というほどではなく、あさりと同じ感覚で買える貝です。
潮干狩りでは、浅く砂の表面を鋤くなどして、砂の穴の空いたところに、塩をダイレクトに注ぎ込み、マテ貝がそれにびっくりして飛び出してくるところを、手でつまんで捕獲する、という、ちょっとかわいそうな獲られ方をする貝です(´・ω・`)。
マテ貝は、砂中に、縦に潜っているのです。
(若干かわいそうかもしれないけど、かなり面白そうなのでやってみたいですね!(^^)/)
旬は、明らかではないそうです。東北より南の、日本各地で穫れるから、時期がバラバラなのです。
潮干狩りができる時期(春から初夏)には、穫れるところでは穫れるのではないかと思います。
そうすると、食べられる確率が高いのは、春のように思います。
近年ではだいぶ数が減ってしまい、穫れるところも減ったそうです。
昔は、東北以南の、内湾があるところではとれていましたが、少なくなりました。
市場には通年出回っているので、魚屋さんに入荷すれば買うことができます。
ただ、貝は割れやすく、輸送にはあまり向かないので、獲れた産地で消費することが多いです。
マテ貝は砂抜きしたほうがいいのか?できればした方がいいかも!
マテ貝は砂抜きはしなくていい、ともよく聞きます。
しかし、これだけ砂の中に潜っているんだ、ということを知ってしまうと、ちょっとは砂抜きしたほうが安心かなと思います。
流水で洗うだけで食べてみて、ジャリっとするのはどうしても避けたい、という場合は、砂抜きはおすすめです。
マテ貝を、重ならないようにバットに並べます。
海水と同じ位の濃度の塩水を、ひたひたになる程度に入れます。
(海水濃度と同じくらいの塩水は、3%くらいなので、水500mlに対し、大さじ1杯程度の塩。なめてみて、海の水に近いか確かめてください。ちょっと濃いくらいのほうが、貝はよく動いて砂を吐き出してくれます。)
塩水を入れた途端、貝の両側から、ニューっと身が飛び出してきます。
伸びたり縮んだりと活発に動き始めます。
この様子を見るのに抵抗がある場合は、動き出して「生きていること」が確認できれば、さっさと新聞紙をバットにかぶせてしまいましょう。
マテ貝を料理して食べる場合、「生きていること」が原則になります。
動きがあり、生きていることの確認はしといた方がいいです。
塩を注入して、それに反応するのを捕獲するくらいですから、塩水を注いだことによる反応にはかなり敏感で、すごく動きます。
これがちょっとグロテスクに思えるかもしれません(^_^;)。
(私は面白くてしばらく眺めてましたが…)
新聞紙をかぶせるのは、貝は暗くしたほうが、砂を吐くからです。
動きは最初より、だんだん収まって、おとなしくなり、ほとんど動かなくなります。
新聞紙をかぶせ、2時間くらいはおきましょう。
私は、なんだかんだで、3~4時間くらい置いてしまいましたが、食べた時、ほとんど砂はありませんでした(^^)/。
何かしら色々と吐き出したみたいで、水には砂のような、ゴミのような色んなものが浮かんでいます。
調理する直前に、ザルに入れ、お互いを軽くこすり合わせるなどして、貝の表面をキレイにしましょう。
ここまでやっておけば、冷凍保存も可能ですよ(^^)/。
ジッパー付きビニール袋などに、重ならないように並べて、できるだけ空気を抜いて冷凍庫に入れます。
料理する時は、凍ったまま使います。
マテ貝のおいしい食べ方は?
マテ貝は、クセを感じる、という人もいますが、基本的にはクセがなく、上品で、加熱してもそんなに身が小さくならず、万人受けする味だと思います。
私はおいしいと思います。
この貝は、酒蒸しやワイン蒸しがいちばんおいしいような気がします。
フライパンに並べ…。
酒を注ぎ…。
フタをして沸騰させ、2分くらい様子を見て、殻が180度にパッカンと開いたら、火を止めます。
あまり加熱しすぎると、身が固くなります。
私が食べたのは、甘味があり、上品で、クセはなく、かなりおいしかったです。
「当たり」をひいたのかもしれません。鮮度もよかったみたいです(^^)。
他には、あさりと同じような使い方の料理が合うと思います。
たくさんあるなら、パスタに使う(「ボンゴレ」とか)、逆に甘辛く和風に煮るのもおいしいそうですよ。
クラムチャウダーでも良さそうです。
湯がいて殻は取り、炊き込みご飯に使ってしまうのもいいかもしれません。
クセがないので、いろんな料理に使えると思います!
さいごに
今回は、潮干狩りで獲るのがとても楽しそうな、長方形の細長い貝、「マテ貝」についてお伝えしました。
クセがなく、甘味もあり、いいのに当たる(鮮度がいいものとか)と本当においしい貝です。
潮干狩りで、塩を注いで獲るのもすごく楽しそうですね!本人に抵抗がなければ、小さい子なんかは喜びそうです(^^)。
魚屋やスーパーで見かけたら、ぜひ買って食べてみてください(^^)/。
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