スミヤキ(クロシビカマス)はとてもおいしい魚!見つけたら買って食べよう!

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スミヤキ(クロシビカマス)はとてもおいしい魚!見つけたら買って食べよう!

(2020年12月2日更新)

スミヤキ、という面白い名前の魚がいます。

その名の通り、炭で真っ黒になってしまったような外見の魚です。

 

なかなかスーパーなどでは出回りませんが、もし出会ったらぜひ食べてみてほしい、かなりおいしい魚です。

今回は「スミヤキ」(クロシビカマス)についてお伝えします。

スミヤキ(クロシビカマス)は炭で焼かれたように黒光りしている魚!

 

上の写真の魚が、スミヤキ(クロシビカマス)です。

黒っぽい紫色をしており、ぬめりがあるので光沢があります。

 

黒い、という第一印象なんですが、このように、ライトが当たると色んな色が見えてくる、不思議な魅力の魚です。

 

鯛やアカメバル、イトヨリなど明るい色の魚だけでなく、アジやイワシといった見慣れた魚たちとも並ぶと、逆にひときわ目立つような、独特の色と光沢をしています。

確かに、炭で焼かれてしまったかのような姿です。

 

  

クロシビカマスという名前でもあります。

「カマス」というのは、体型が似ているから名付けられたと思います。

 

このスミヤキという魚は、深海に生息しているので、厳密にはカマスの仲間ではないとのことです。

水深100mから750mくらいの所に棲んでいます。

 

 

スミヤキ(クロシビカマス)はなかなか出回らない魚!逆に多く消費されている地域もある!

釣りの仕掛けを切ってしまうので、釣り人には「外道」となり嫌われている場合もあるそうです。

 

    

上の写真のように、かなり鋭い歯を持っているんですよ。

 

 

市場でも積極的に流通している魚ではありません。

そのため、スーパーに並ぶことは滅多にありません。

 

いっぽう、神奈川県小田原市では好んで食べられているとのことです。

スーパーに普通に売られているそうですよ。

 

かなりおいしい魚なのでもっと出回ってもいいと思います。

(千葉県では干物にして売っているお店もあるみたいです。)

 

 

クロシビカマス(スミヤキ)の旬はいつ?

スミヤキの旬は、秋からその次の年の初夏にかけてです。

けっこう長い「旬」なんですね。

とても脂がのっていますので、新鮮なものならば、いつでもおいしく食べられるのではないでしょうか。

 

 

スミヤキ(クロシビカマス)のおいしい食べ方は?気軽に焼き魚やソテーで食べましょう!

この魚は、皮と身の間に、骨が伸びており、他の魚のように皮をひくことが難しいです。

新鮮なら生で食べられますが、刺し身にするのはなかなか難しいです。

 

しかし、刺し身はかなりおいしいですよ!!

 

  

 

上の写真は、3枚におろしてから皮のそばにある骨をよけながら、削ぎ切るようにして刺し身にしてみたものです。

こうなると、皮のほうに身がかなり残ってしまって、もったいない感じになりました(^o^;)。

 

でも、味は最高でした!

脂が乗っていて、旨みもあり、ご飯がすすむ感じでした。

 

寿司にする場合は、骨切りしてさっと湯がいたり、炙ったりして供しているようです。↓

 

炙るとかなり脂が出て、見ているとびっくりするほどです。

 

あとは、3枚におろしてから、マグロのすき身を取るときのように、スプーンにて身をかきだして、生食する方法があります。

なめろう(味噌、ミョウガ・青じそ・玉ねぎか長ネギ小ねぎなど、香味野菜をみじん切りしたもので和えて、包丁でたたき、粘り気を出した料理。)

たたき(すき身か身を細かく切ったものに、ミョウガ・小ねぎ類・青じそなど香味野菜を刻んだものと和えて、包丁でたたく)

がおすすめです。

なめろうは、ハンバーグのようにソテーしてしまってもおいしいです。

 

上は、スプーンでスキミにしたものです。

皮にかなりの大きな骨がベッタリと存在しているのが分かりました。

 

スキミもかなりおいしいです。

脂がのっていて、旨みがすごい。

なんで人気がないのかわかりません(^o^;)(おそらく見た目と骨の多さでしょうが…。)

 

他には、煮魚にするのもおいしいです。

脂がのっている魚なので、パサつくこともなく、おいしく食べられます。

イワシのようにつみれにして、汁物にしてもおいしいですよ。

 

私が食べた食べ方は、ソテーです。

オリーブオイルをしいて、フライパンで焼いてしまう方法です。

味付けは、塩コショウのみです。

 

 

3枚おろしにして食べやすい大きさに切りました(半身を2枚に切った)。

腹骨の黒いところは、焼いて食べるならば気にしなくて大丈夫です。

旨味がこの腹骨のところにもあるので、切り落としてしまうともったいないように思います。

※腹骨の皮が黒いのも、深海魚らしい特徴です。

 

表面の皮の色合いとは裏腹に、中身は白身です。

切り身の状態から脂がのっているのがわかるような感じです。

 

この切り身にお好みの量の塩コショーを振ります。

そしてフライパンでソテーします。

(小麦粉をふりかけて、ムニエルにしてもおいしいと思います。)

 

身に脂はのっていますが、香りが好きなので、オリーブオイル焼きにしました。

 

オリーブオイルはこれを使いました。

2020年5月当時、期間限定のスヌーピーデザインでした。

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焼け具合を見ながら、何度かフライ返しでひっくり返しながら焼きます。

スミヤキの切り身からも脂が出てきています。

 

皮と身の間に脂が多くあるようで、ひっくり返すうちに自然とむけてしまいました。

 

私の好みで、カリッとめに焼き上げました。

写真でもわかるように、かなり脂がのっています。

 

味はとてもいいです。

何より、この脂がおいしいです。

醤油をかければ、ご飯がドンドンすすんでしまうおかずになります。

 

皮と身の辺りにある骨は、焼き魚料理のため、どうせ骨に気をつけながら食べますから、個人的には全く気になりませんでした。

そのことよりも、味がかなり美味しすぎて、夢中になって食べてしまいました(^_^;)。

(※小さいお子さん、お年寄りには気をつけて食べさせてあげてくださいm(_ _)m)。

 

魚の見た目は真っ黒で、初めて見るとびっくりするような感じですが、やはり食べると非常においしい魚です。

 

あと、アラはアラ汁や潮汁にするとめゃくちゃ美味しかったですよ(^^)/。

 

  

私は潮汁仕立てにして(味は薄め)、残りを雑炊にしました。

これもスミヤキの旨さが凝縮されて、ものすごくうまかったです!!

 

釣りや漁の仕掛けを切ってしまうので嫌われているそうですが、そこをなんとか、もっと流通してもらえると嬉しいなと思います。

価格はアジやサバに比べて、若干高いですが、もしお店で見かけたらぜひ買って食べてみてほしい魚です(^^)/。

 

さいごに

今回は、スミヤキ(クロシビカマス)についてお伝えしました。

脂がたくさんのっている、とてもおいしい白身魚です。

あまり難しく考えず、塩焼きや、ムニエル、ソテー、煮魚でとりあえず食べてみることをおすすめします。

 

干物の通販を見つけました。きっとかなりおいしいと思います(^^)/。

 

スミヤキが多く消費されている小田原ならでは、スミヤキを干物として販売しているお店があるんですね。

他の地域でも、もっと多く流通してもいい魚なのではないか、といち消費者として思うお魚です。

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