【魚】ハタハタの旬はいつ?初めてならとりあえず塩焼きで!白子もおいしい!!

目次

ハタハタの旬はいつ?初めてならとりあえず塩焼きで!白子もおいしい!

(2021年9月21日更新)

今回はハタハタに慣れて居ない人向けに、「ハタハタ」についてお伝えします。

「ハタハタ」という魚は、東京や西日本の人にはあまり馴染みのない魚です。

 

でもこの魚を食べて、この魚を好きになる人も多いんですよ。

私もその1人です。

 

伝統的な料理法も多い魚で、しょっつる(魚醤)の原料にもなりますから、魚の身そのものが旨みがあり味のいい魚です。

食べたことが無い方も、ぜひ焼き魚からはじめてみてください(^^)/。

ハタハタはどんな魚?

ハタハタは、スズキ目ハタハタ科の魚です。

20センチから30センチくらいまでの大きさです。

 

海流の寒流域の沿岸に生息しています。

寒いところの魚なんですね。

なので日本でも北のほうで獲れ、産地で消費されてきました。

 

東京や神奈川など関東では、ハタハタは生でも入荷してきます。

大きさもさまざまで、寒くなるにつれ、大きいものが入ってきます。

 

小さいものなら、1匹数十円で売られていることがあります。

30センチくらいまで大きくなるそうですが、20センチくらいだと1匹300円ほどの値段でした。

(もちろん魚なので値段は変動があります。)

 

ハタハタは、北国の魚であり、温かい地域では見ることはありません。

なのでテレビでハタハタの魚を見聞きしても、西日本で育った私にはどんなものなのかさっぱりわかりませんでした。

 

ハタハタの現在の主な産地は、日本海沿岸/オホーツク海沿岸/根室海峡/太平洋沿岸釧路/日高及び噴火湾です。

 

秋田名物なのはあまりにも有名ですよね。

しかし、兵庫県の日本海側での漁獲量もかなり多いです。

 

秋田県で深刻に獲れない時期があり、その後15センチ以下のものは漁獲しないことになりました。

 

 

ハタハタの旬はいつ?→獲れる地域によって違う!

  

ハタハタのお腹にある卵は「ぶりこ」と呼ばれ、秋田など地元では珍重されています。

この「ぶりこ」がお腹にある時期は11月末から1月にかけてです。

 

なので、秋田県での、ハタハタの旬は晩秋から冬にかけてになります。

 

日本海側である鳥取県などでは、旬がぜんぜん違う時期になります。

山陰地方でのハタハタの漁獲の時期は9月から次の年の5月までです。

 

ここのハタハタは産卵はしない魚群になり、そのぶん身に脂がのります。

3月から5月が特においしくなります。

 

山陰地方では、春がハタハタのおいしい時期なんですね。

 

関東では、生のハタハタは秋口から冬にかけて入ってきます。

「ぶりこ」があるものもあるので、おそらく東北から来ているのではないでしょうか。

 

山陰地方のハタハタの干物を買って食べたことがあります。

これは、おそらくその地域で「シロハタ」と呼ばれる、抱卵しない群のハタハタを干物にしたと思われます。

 

関連:「ハタハタ」の干物が食べやすくておいしい!あまり食べたことのない人におすすめ!

 

東北から来た旬のハタハタは、メインは「ぶりこ」なのでしょう。

大きければ大きいほど、やはり身も多くなりますから食べやすいと思います。

 

 

ハタハタのおいしい食べ方は?まずは超簡単な塩焼きがおいしい!!

ハタハタを初めて食べる場合は、私は「塩焼き」がいいと思います。

エラとワタを取ったハタハタに、全体に塩を振って焼くだけです。

 

魚焼きグリルで様子を見ながら、ひっくり返しながら焼きました。

身離れがよく、ポロポロと小さくなることはなく、食べやすい魚です。

 

味も上品でいいお味です。

身にはクセがありません。

深い味わいがあり、ご飯にもお酒にも合うのがよくわかります。

 

身はホクホクとした感じです。

まずは塩焼きがおいしいし、カンタンだし、ここからハタハタに慣れていくといいと思います。

 

目玉の裏も味が濃厚でおいしいです。

お好きな方にはおすすめです。

 

※補足※白子もおいしい!小さいものなら下処理せず焼くのがカンタンでおすすめ!!

卵(ぶりこ)が珍重されますが、買ってきたハタハタの中身が白子だからと言って嘆いてはいけません。

白子はめちゃくちゃおいしいです!! 

 

体長20センチくらいまでのものなら、下処理も特にせず、全体に塩を振って焼いてみてください。

(ハタハタにウロコはありません。)

 

上の写真、今回は白子が出てきました。

 

ポワポワとやわらかく、生臭くなく、味は上品でかなりおいしいです。

あの鱈の白子よりうまい、という人もいるくらいです。

 

どうしても中のワタを処理したいときは、エラ蓋を開けてエラもとり、そこへくっついてくるワタを取り除き、流水で洗うといいでしょう。

白子や卵が出てきたら、中に戻して、焼くなり煮るなりするといいと思います(^^)/。

 

 

他には、3枚におろした身を「酢じめ」するのがおいしそうです。

しかし、アニサキスなどの寄生虫が私は怖いので、これを作ったら48時間冷凍してから食べようと思いました。

 

酒・みりん・しょうゆを同じ割合でブレンドしたつけタレに一晩くらい漬けて焼く「幽庵焼き」

甘辛い味付けの「煮付け」もおいしいです。

 

いい出汁が出る魚なので、煮汁がおいしくなります。ゴボウと一緒に煮るのもいいかもしれません。

もちろん鍋物にもいいですよね。

 

また、ハタハタは味噌が合います。

産地の方で味噌煮にする方も多いです。

 

味噌・砂糖・煮切り酒をよくあわせたものをハタハタに塗り、焼きあげる「味噌焼き」もおすすめです。

 

身に細かい骨もあまりなく、臭みもクセも無い白身魚なので、かなり扱いやすい魚だと思います。

フライパンで焼くのも可能です。

 

 

さいごに

今回は「ハタハタ」についてお伝えしました。

慣れてない方でも、まずは塩焼きで気軽に食べていただければと思います。

 

created by Rinker
諸井醸造
¥1,200 (2024/03/29 09:38:42時点 Amazon調べ-詳細)

 

下処理も特にいりません。

あまり手間がかからず、おいしく食べられる魚です。

もし生のハタハタが売られていたらぜひ食べてみてください(^^)/。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

error: Content is protected !!