ユズ(柚子)の旬はいつ?なぜ冬至にゆず湯に入るといいのか?

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ユズ(柚子)の旬はいつ?なぜ冬至にゆず湯に入るといいのか?

ゆずの香りを知らない人はいないのではないか、というくらい、ゆずはおなじみのかんきつ類ですよね。

ゆずはいろんな料理に使われる、大活躍のくだものです。

今回はユズ(柚子)についてお伝えします。

ユズ(柚子)の主な産地は?

ユズは、ミカン科ミカン属の果物です。

海外でも「YUZU」(ユズ)と呼ばれているそうですよ。

 

寒さに強いので、東北地方まで栽培が可能なかんきつ類です。

これはかんきつ類の中では珍しく、貴重な存在です。

 

原産地は中国の揚子江上流とされていますが、

日本でも古くから各地で栽培されています。

 

現在は、主な産地は高知県、徳島県、愛媛県です。

日本国内の総生産の半分近くが高知県だそうです。

 

一般のご家庭のお庭にもよく植えられていると思います。

庭に実るから、ユズはお店で買ったことがないという方もいるでしょう。

 

ユズの旬はいつ?

ユズは、初夏に花が咲きます。

夏に青い(緑色)の実が収穫されます。

これは「青玉」と呼ばれます。

 

この青いユズを使う料理は「柚子胡椒」が代表的です。

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その後、11月下旬ごろから、黄色く完熟した実が出回り始めます。

そして、冬至のころや年末年始に需要が急増します。

 

貯蔵も可能なかんきつなので、年末に収穫されたものを保管し、春先ごろまで流通します。

 

ユズの旬は、青ユズが8月で、黄色いユズが11月から1月になります。

黄色いユズは、冬を象徴する果物なんですね。

 

12月の冬至になぜユズ湯にはいるのか?

毎年12月の冬至の日(年によって変動)に、ユズ湯に入る習慣があります。

銭湯や温泉でもこの時期ユズ湯を準備している様子が、ニュースで流れますよね。

 

なぜ、冬至の日にユズ湯にはいるのでしょうか。

 

ユズには、血行を促進し体を温める効果があると信じられています。

昼間の時間が最も短くなる冬至の日、なんとなく体を温めたくなるのかもしれません。

 

この日にユズ湯に入ると、その冬の間風邪を引かずに済む、といわれます。

邪気もはらうということで、冬至にユズ湯に入る風習が今も続いています。

 

昼間の時間が1年のうちで最も短く、夜が来るのがとても早い夜長の季節にユズ湯にはいることで、

体を温め、邪気を払うというコンセプトは、今の人にも受け入れやすいものになっています。

 

ユズのすっきりするような香りに包まれてお風呂に入るのは、なかなか贅沢で気分のいいものです。

こういうところが、ユズ湯の風習が日本国内で今でも続いている理由のひとつではないでしょうか。

 

さいごに

今回は「ユズ(柚子)」についてお伝えしました。

香りよく、風味よく、味もよく、料理のアクセントには欠かせない、大事な存在です。

 

また、冬至の日にユズ湯に入る習慣も、いまだ人々に愛され、続けられています。

 

ジャムにして、お湯で割って飲む「ゆず茶」もいいですよね。

 

寒い時期に旬になるユズを活用して、風邪を引かないで春を迎えたいですね(^^)/。

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