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【貝】赤皿貝(アカザラガイ)がとてもおいしい!見つけたらラッキー!!旬や主な産地は?
(2021年3月17日、2022年9月4日更新)
今回は「赤皿貝(アカザラガイ)」についてお伝えします。
主に岩手や宮城で食べられています。
いたみやすいので現地でないと食べられない、レアな貝でしたが、最近は関東でもまれに見かけるようになりました。
殻付きホタテ、稚貝などと同じように使えばいいので、気軽に食べてみてください(^^)/。
赤皿貝(アカザラガイ)はホタテに似たイタヤ貝の仲間!!
一見、ホタテの稚貝にも似た見た目ですが、もっとゴツゴツしている貝です。
縦のスジが、彫りが深いです。
色も濃厚で、ホタテの稚貝よりも貝に厚みがあります。
大きさはホタテの稚貝よりも大きめです。
以前から、ホタテの稚貝を買った時に、かなり小さいコレがくっついてきていたり、紛れ込んでいるのに気づいていました。
ホタテの稚貝よりも小さいし、ちょっとゴツゴツしているなあ、と思っていたのです。
アレが「赤皿貝」の小さいのだったのか!と分かった時は、スッキリしました(^^)。
イタヤガイ科アズマニシキ属の二枚貝です。
イタヤガイの仲間なんですね。
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イタヤガイもおいしい貝です。
赤皿貝(アカザラガイ)の主な産地は北海道や東北!!
赤皿貝は、北海道や岩手県、宮城県などの東北に棲息しています。
現在は、流通しているものは全て養殖だそうです。
特に、岩手県が多く生産しています。
ホタテの養殖ロープにくっついて生きている生き物で、漁師さんからは厄介者扱いでした。
これを漁師さんが食べてみるとなかなかおいしいと分かったそうです。
しかし、いたみやすいため、遠方へ売ることはできませんでした。
そのため、産地にて消費されていました。
今では収穫や流通技術がすすみ、関東へも出荷できるようになったそうです。
しかし、まだまだ量は少ないので、知名度は低いですし、関東ではレアな貝です。
かなりおいしい貝ですので、これから人気がますますアップするかもしれません(^^)。
赤皿貝の旬はいつ?通販でも買えます!!
赤皿貝の旬は、秋から初夏
です。
通販では、10月から6月くらいまで販売しているようです。
関東で買えるのはまだまだ珍しいので、信頼できるサイトや生産者さんからお取り寄せするのもオススメです。
赤皿貝のおいしい食べ方は?中腸腺(ウロ)は取り除きましょう!!
赤皿貝はホタテと同様、貝柱は刺身がおいしいそうです。
しかし、私は関東在住で赤皿貝をたまたま手に入れたこともあり、加熱調理で食べることにしました。
私は今回は酒蒸しにしました。
表面をできるだけ流水で洗い、フライパンに入れ、酒をふりかけて、最初はフタをして様子を見ながら蒸しました。
けっこう元気よく、勢いよくパカッと開きます。
二枚貝は貝が開けば食べられる、と言われますが、私はしばらく加熱したほうが好きなので、もう少し火を通しました。
大きめなベビーホタテくらいの中身であれば、蒸して貝が開いたら、中身だけ取り出してバター焼きなどもいいかもしれません。
味は、思っていた以上にクセはなく、食べやすかったです。
貝柱は特に、甘味があり、クセもなく逆に上品な味わいでした。
ホタテと同じ味ではないですが、かなりおいしく、ホタテよりこっちが好きな人もいるかもしれない、と思いました。
ヒモの色は黒っぽいですが、味は色の影響(?)はなく、クセもなくおいしかったです。
ただ、貝の蝶番側にある「ウロ」と呼ばれる、黒っぽい玉のようになっている部分は、取り除いて食べました。
生産者からも、この「ウロ」(中腸腺)は取り除いて食べてください、とのことでした。
貝毒などの、毒素が貯まりやすいところだそうです。
貝柱やヒモ、ウロの他の部分で、オレンジ色などのワタのところは、好みが分かれるかな、と思います。
食べてみて、あまり好みでなければ無理しなくていいと思いますよ(^^)/。
貝から出てくるダシ/旨みがとてもいいです。
アヒージョやアクアパッツア、殻から出してシーフードカレーに使うなど、貝から出る旨みを生かした料理にも向いています。
さいごに
今回は「赤皿貝(アカザラガイ)」についてお伝えしました。
岩手県や宮城県で養殖され、関東ではまだまだレアな貝です。
生産量が増え、もっと流通してくれるといいなと思います(^^)/。
★
はじめまして。珍しい貝をいただいたので調理方法などを探しておりました。
たいへんに参考になりました。ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
お役に立ててとても嬉しいです。
赤皿貝はおいしいと思います(^^)。