目次
【魚】ニシンはどんな魚?旬はいつ?おいしい食べ方は?(鰊)
「ニシン」と言えば、演歌の歌詞(「石狩挽歌」八代亜紀)などで、なんとなく希少な魚のような気がしていました。
しかし、国内で鮮魚として流通するぶんには、今も充分獲れているそうです。
関東でも鮮魚でお店で見かけます。
西日本育ちでニシンをほとんど見たことのない私には、なんとなくとっつきにくい魚でした。
でも慣れるととてもおいしいし、鮮魚としてはそんなに高くないのでおすすめだと思います(^^)/。
今回は魚の「ニシン(鰊)」についてお伝えします。
ニシン(鰊)は冷たい海域にいる魚!!
「ニシン」はニシン科の魚です。
漢字で「鰊」と書きます。魚へんに「東」です。
これは、「東国の魚」、つまり今の東北や北海道の魚、という意味だそうです。
ニシンは冷たい海域に棲む魚です。
なので、日本では昔から東北や北海道の魚というイメージです。
実際は、富山県以北、犬吠埼(千葉県銚子市)以北に棲息しています。
海外では、仲間がアラスカ、カナダ、カリフォルニア北部あたりまで居るそうですよ。
江戸時代は米の取れない地域だった松前藩(現在の北海道松前町)は、この魚を米のかわりに徴収したそうです。
なので「魚に非ず」ということで「鯡」とも書きます。
昔と比べ漁獲がかなり減り「幻の魚」というイメージも強い魚です。
実際は生の丸体の状態(鮮魚)で流通するぶんには、十分な量が、国内では獲れているそうですよ。
ニシンといえば「数の子」や「みがきにしん」など加工品が多いですよね。
この加工品の材料としては不足気味で、こちらの原料としてのニシンは、輸入でまかなっています。
ニシンの主な産地や旬は?
ニシンの主な産地は北海道、青森県、宮城県です。
旬は冬から春です。
ニシンは別名「春告魚」と呼ばれています。
産卵期が3月から5月とされており、この時期に卵や白子を持っているので、これも一緒に食べるのがおいしいのでおすすめです。
また、卵などを抱える前の、秋から冬は体に栄養を蓄えるので脂が乗っており、身そのものを味わうにはこの時期のニシンがおすすめです。
ニシンのおいしい食べ方は?
生の丸体のニシンを手に入れた場合は、塩焼きや煮付けがおすすめです。
卵や白子を持っている場合は、エラと内臓だけ取り除き、一緒に焼いたり煮たりするとおいしいです。
これはお好みなので、食べたくない場合はもちろん取り除いてもいいと思います。
卵や白子を抱えていても、身は十分おいしいですよ。
身の味は上品で、旨みがあり、パサパサしたりしません。
あまり甘くない味付けで煮付けたほうがおいしいように思います。
朝ごはんとしても、胃腸に負担がかからない感じで、とても食べやすい魚です。
骨が多いと気にする方が多いですが、慣れれば、こんなにいい魚はないと思います。
30センチくらいまで大きくなる魚ですが、かなり大きくても関東では1匹500円程度で、これで2人前あるので、そんなに高級魚でもないと思います。
3枚におろして、フライにするとかなりおいしいそうです。
いつかやってみようと思います(^^)/。
骨に気をつけてあげれば、子どもも食べやすい味の魚だと思います。
慣れるとコスパ的にもいい魚なのでおすすめです(^^)/。
さいごに
今回は「ニシン(鰊)」についてお伝えしました。
鮮魚の状態ですと、焼いたり煮たりと、シンプルな食べ方がおすすめです。
加工品は、お蕎麦の具材などで使うと、かなり食べごたえがあっておいしいものになります。
ニシンをまだ食べたことがない、という場合は、煮てある加工品だととっつきやすいかもしれないですね。
ぜひ1度食べてみてください(^^)/。
★