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【野菜】島らっきょうはどんな野菜?旬はいつ?おいしい食べ方は?
(2022年5月11日更新)
今回は「島らっきょう」についてお伝えします。
島らっきょうは、沖縄県で栽培されているらっきょうの仲間です。
独特の味と風味を持つらっきょうで、大人気です。
扱い方に慣れてしまえば、カンタンに食べられますし、気に入るとやみつきになります。
エシャロット、ノビル、らっきょうが好きな方にはおすすめです(^^)/。
島らっきょうはどんな野菜?
「島らっきょう」は沖縄で栽培されています。
本土のらっきょうよりも小ぶりです。
独特の辛味があり、味もクセになるおいしさで、全国的に人気のらっきょうです。
出回る時期は、3月から4月の春先です。
扱っているお店があればそこで買えますし、産地で通販もやっているようです。
通販ではすぐに完売しているみたいですよ。
年に一時期しか食べられないので、心待ちにしている人も多い野菜です。
島らっきょうに着いている、この赤い土が特徴的です。
この土は、石灰岩が風化して赤くなった、「島尻マージ」という土壌の土です。
この土が、島らっきょうの栽培に最適なのです。
島らっきょうにこの赤土が付いているのは、島らっきょうであるというトレードマークとも言えるでしょう。
島らっきょうの扱い方(下処理)は?
島らっきょうは、緑の部分も食べられます。
ただし、下の球根部分とは別にしたほうが良いです。
白い部分と、葉の部分に切り分けます。
主に食べる部分は、白いところになりますが、葉の部分も、別の調理法でおいしく食べられます。
★葉の部分もおいしく食べられる!!(炒めもの、味噌漬けなど)
青い葉の部分は、茶色くなったところを取り除き、よく洗って使います。
おひたしでもいいと思いますが、今回はイカと炒めてみました。
油で炒めると、甘味が出て、辛味が消え、やわらかく、とても食べやすくなりました。
味は全く違いますが、使い方は「にんにくの芽」と同じように調理するといいのかなと思います。
ぜひ試してみてください。
ベーコンとかとも合うと思います。
天ぷらにするのもおいしいそうです。
「味噌漬けにするとおいしい」と教えてもらったので、味噌漬けにもしてみました。
刻んだ島らっきょう(緑の部分がメイン)に味噌を和えて2日位置きました。
今回は、特に下茹でなどもせず、「刻んで味噌で和えた」だけです。
しまらっきょうの辛みと味噌の味がマッチして、おいしかったです。
発酵食品である味噌の力を借りて島らっきょうの茎がおいしくなった、という感じです。
★白い部分はまずは水にひたしてから皮をむく!!
白い部分は、まずは水にひたします。
10分ほど漬けておきます。
それから皮をむくとむきやすいからです。
薄皮をむいたら、水洗いし、ザルにあげます。
洗い方はざっとでいいです。
水気をしっかりきりましょう。
根本は切り落とします。
この状態から調理していきます。
島らっきょうのおいしい食べ方は?
今回は「塩漬け」にしました。
塩をまぶす前に、かならず水気をしっかりふきんやペーパーで取っておきましょう!!
水気が多いといたみやすくなります。
らっきょう全体の重量の2~3%の量の塩を揉み込みます。
お好みで調整してください。
容器に入れ、冷蔵庫で一晩おきます。
皮をむいてしまっているので、常温よりは冷蔵庫に置くのが無難かなと思います。
一晩おくと、しんなりとして、なおかつシャキシャキとした食感になり、食べやすくなります。
このままかじってもいいですし、甘味噌や酢味噌をつけて食べてもおいしいです。
鰹節と醤油を少々かけて食べるのもおいしいです。
ただし、かなり香味の強い野菜ですので、あまり食べすぎると胸焼けがしたり、口臭がかなり強くなりますのでご注意ください(^_^;)。
漬けてから数日はおいしく食べられますよ。
他には、塩麹漬けもおいしいそうです。
下処理した島らっきょうを、昆布を入れた塩麹に漬け込みます。
塩麹と昆布の力で、うま味が強く、絶妙な味わいの浅漬になります!
鰹節があればさらによいです。
ぜひ試してみてください(^^)/。
エシャロットのように、油との相性がいい野菜だと思います。
ベーコンと炒めたり、青い葉とともに、天ぷらにするのもおすすめです。
地元の方は、甘酢漬けにはしないそうですが、できないわけではなく、やってみたという人もいます。
たくさん手に入った場合は、甘酢漬けにチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。
さいごに
今回は沖縄の野菜「島らっきょう」についてお伝えしました。
年に一時期しか食べられない、貴重な、おいしいらっきょうです。
毎年3月から4月になると、関東でも手に入ることがあります。
お店で見かけたら、ぜひ買って食べてみてください(^^)/。
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