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【貝類】ホタテの旬はいつ?おいしい食べ方は?主な産地は?(ホタテガイ・活きホタテ)
ホタテは、その名前を聞けばたいていの人が知っている、広く親しまれている貝です。
今回は生のホタテの旬の時期や、おいしい食べかたについてお伝えします。
ホタテはどんな貝?
「ホタテ」は、イタヤガイ目イタヤガイ科の貝です。
標準和名は「ホタテガイ(帆立貝)」です。
「ホタテガイ」ということももちろんありますが、単に「ホタテ」ということのほうが多いと思います。
また、食材として「貝柱」といえば、このホタテの貝柱をほとんど指します。
寒い海にいる2枚貝です。
東北の日本海側や太平洋側、北海道沿岸などが、国内での主な生息地です。
水深10mから30mくらいの砂地におり、植物性プランクトンなどを食べ生息しています。
真ん中の大きな貝柱を運動させ、殻を開け締めしながらよく動き回ります。
天敵のヒトデから逃げるときも泳いで逃げます。
けっこう速く泳ぐことも多いそうです。
卵から孵化(ふか)してから、4~5年で15センチほどまで成長します。
20センチくらいまで大きくなります。
寿命は10年ほどです。
ホタテの主な産地は?養殖ものと天然ものとで味が違うの?
現在流通している、貝殻がついたままの「活きホタテ」は、養殖が多いです。
また、「天然」といっても、養殖の稚貝を海にまいたものが育っていることが多く、純粋に天然と言えるものは少ないそうです。
養殖物も天然物もさほど味に差はありません。
昔はかなり高級な貝でした。
現在はちょっとお高めの貝、くらいまでの値段になったのは、やはりこの養殖の普及のおかげだと思います。
(養殖法が成立したのは、1970年代です。)
主な産地は、漁獲量は北海道が圧倒的に多く、養殖は青森県が多いです。
他に岩手県や宮城県からも流通があります。
ホタテのおいしい食べ方は?
貝殻がついたままの「活きホタテ」を買った場合、開けるのはそんなに難しくありません。
写真の左の茶色い殻が「左殻」、右の白っぽいほうが「右殻」です。
ホタテは、普段は茶色いほうの左殻を上にして生息しています。
白っぽい右殻のほうが、底が深めで、お椀型に近いです。
こちらの深めの殻のほうを使って、鍋に見立てて料理する方法もあるくらいです。
貝が開いた間を狙って撮影しました。
この上のほうの貝柱めがけて、家にある食事用ナイフで、貝柱をこそげ落として、まず茶色いほうの殻をはずします。
(貝ひもが周囲に巡っているので、それをまずどけるのが先ですね。これは貝に密着しているわけではないので、すぐ外れます。)
茶色い方の殻を外しきった状態です。
ここから、同様に下側の貝柱をはずせば、全部取り外せます。
ここから、いろんな調理に使えます。
貝柱はよく洗い、固いところははがしたりはずしたりして、刺し身で食べられます。
食べられないところは、黒い丸いところの中腸腺(ウロ)です。
ここだけは外して捨ててしまってください。
(これを昔から食べている、という人にも出会いましたが、ウロを食べるのはやめて置くのが無難だと思います。)
真ん中の貝柱は、刺し身もOKで、他にはバター焼き、フライ、ソテーなど、お好みのお料理でおいしいです。
外側のヒモは、活きホタテの開けたてなら、さっとゆがいてから適当な大きさに切って、刺し身として食べられます。
他には、さっと炒めたりバター焼きにするとおいしいです。
ある程度、塩でもんで流水で汚れを落としておくといいと思います。
ホタテには、ときには白だったり、オレンジ色だったりする部分があります。
ここは白だとオスの生殖巣、オレンジだとメスの生殖巣です。
焼いたり、煮たりして食べられます。
まとめますと、開けたての活きホタテで、生で食べられるのは真ん中の貝柱で、黒い玉の中腸腺(ウロ)ははずして捨て、他の部分は加熱して食べるのがおすすめです。
さいごに
今回は「ホタテ(帆立)/ホタテガイ」についてお伝えしました。
活きホタテは、開けるのはカンタンだし、中のそれぞれの部位の食べ方が分かれば、これほどおいしくて料理法が多く、味も食べやすい貝はないので、なにかと便利ですよ(^^)/。
ギフトでも多く利用されています。
活きホタテはかなりおすすめな貝です(^^)/。
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