「新にんにく」の出回る時期はいつ?普段のにんにくとはどう違うの?(にんにくの旬)

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「新にんにく」の出回る時期はいつ?普段のにんにくとはどう違うの?(にんにくの旬)

(2022年5月31日更新)

今回は「新にんにく」についてお伝えします。

にんにくは、通年手に入るイメージがありますよね。

 

初夏に「新にんにく」という言葉をよく聞きますが、普通のにんにくとどう違うのでしょうか。

「新にんにく」と普通のにんにくとの違いは?新にんにくの出回る時期は?

 

「新にんにく」とは「収穫してまもない、フレッシュなにんにく」のことです。

 

通年手に入るにんにくは、収穫してから3~4週間乾燥させて保管され、販売されているものになります。

 

なので種としては両方とも同じネギ科ネギ属の「にんにく」です。

 

にんにくの収穫時期は早くて5月中旬から6月です。

採れ始めた「走り」のにんにくを「新にんにく」としてしばらく販売するんですね。

 

  

収穫されたばかりのにんにくが「新にんにく」として売られるのは、5月中旬から6月になります。

 

上の写真は、新にんにくを購入して10日以上経っています。

買ったばかりの時は、もっと真っ白で、みずみずしい見た目でした。

 

新にんにくは内側が紫色のことがある!!

普段のにんにくと新にんにくの違いは、皮をむいて分解してみるとわかります。

上の写真のように、中の薄皮が紫色になるのです。

 

これは、にんにくの成分と鉄分が反応して変色したものだそうです。

 

新しいと、どこかに鉄分が存在して、そして乾ききるとその鉄分が無くなるのでしょうか。

普段出回る、乾燥済みのにんにくにはない現象だと思います。

 

もっと反応しているのは、外側の皮まで紫色が見えていたりします。

この紫色の発生を見て「新にんにくだな」と思うこともしばしばです。

 

この紫色も、むいてしまえば全く関係は無くなります。

中身は非常にきれいで、みずみずしく、香り高いですよ(^^)/。

新にんにくは、水分が多いのです。

 

5月下旬くらいから「新にんにく」がお店でたくさん見られ、だんだんと普通のにんにくに変わっていきます。

にんにくそのものの旬は、6月から8月です。

 

 

新にんにくの保管方法やおいしい食べ方は?

新にんにくには、普通のにんにくよりも水分が多く含まれています。

なので、すこしでも油断すると、外の皮が黒ずんだり、カビが生えてきます。

 

新にんにくの出回る時期が、ちょうど湿気の多い梅雨の時期と重なるということもあります。

新にんにくそのものが持つ湿気があり、室内も湿気が多かったりしますので、そのような条件の中、できるだけ「乾いた」状態を保つことが重要になります。

 

新にんにくは、新聞紙で1個ずつ包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫に保管し、できるだけ早く使う方法や、

ネットなどに入れて、台所に1ヶ月くらいつるして、必要とあらばドンドン使う、という方法があります。

 

私はネットに入れて、つるしておいて、ドンドン使う方法を取っています。

人からアドバイス受けたのも、この方法です。

 

新にんにくは、干す目的で、茎をわざと長く収穫してくれているものもあります。

茎が長い場合はそこに紐をくくりつけて、つるしておくのがいいと思います。

 

新にんにくは炊き込みご飯にしてもおいしい!(土井善晴さんのレシピ)

にんにくは使いみちが多いので、どんどん料理に使うのが良いです。

 

我が家はペペロンチーノをよく作ります。

魚の切り身のハーブ焼きをする時も使います。

 

オリーブオイルとの相性がいいので、オリーブオイルで何か焼く時にどんどん使います。

 

もうひとつ、最近おいしくて感動したのは、土井善晴さんのレシピです。

「新にんにくご飯」です。

 

洗ってしばらく置いたお米2合を普通の水量で調整し、むいた新にんにく(薄皮は残す)を1個分(5~6かけくらい)と塩を少々入れて炊飯器で炊くだけです。

(詳しいことはぜひリンク先「みんなのきょうの料理」新にんにくご飯レシピのページを御覧くださいm(_ _)m)

 

  

我が家は分量半分で作ってみました。

(粒が大きいにんにくは半分に切りました。)

 

炊ける直前は、ホカホカのニンニクの匂いがかなり充満しました(^^)/。

 

にんにくは、とろとろになり、箸ですぐ潰れてしまいます。

ペースト状になってしまうくらいです。

 

ご飯と絡めながら食べるのはすごくおいしいです。

 

新しいにんにくの風味とそこはかとない甘みも感じられ、独特の味わいで感動しました。

 

新にんにくの時期にしか味わえない味だと思います。

ぜひ作ってみてください(^^)/。

 

 

さいごに

  

今回は「新にんにく」についてお伝えしました。

みずみずしく、香り高く、とてもおいしい”走り”の野菜ならではの「新にんにく」です。

 

ニンニクそのものは中央アジアのキルギス地方原産で、中国を経由して奈良時代には伝わっていたという、付き合いの長い野菜です。

 

やっぱり、にんにくを食べると元気になりますね。

おいしいにんにくを食べてこれからの蒸し暑さを乗り切りたいです。

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