目次
【S&B】みんな知ってるエスビーの「テーブルコショー」がおいしいのはなぜ?「コショー」と語尾を伸ばすのはなぜ?
今回はエスビー(S&B)の「テーブルコショー」についてお伝えします。
日本国内ではほとんどの人が知っているであろう、あの赤いキャップの小さなビンのコショーです。
あまりにも見慣れているし、長年使ってきているので、私にとっては空気のような存在です(^^)。
多くの人がそうなのではないでしょうか。
私は一時期、他のメーカーのコショウを使っていましたが、やっぱり戻しました。
昔からあるコショーのためになじみ深すぎて逆に気づかない、オリジナルの工夫が凝らされていますよ(^^)/。
エスビーの「テーブルコショー」は日本国内で独自に作られたブレンドコショウ!!
赤いキャップに安定感のある台形のがっしりめのビン。
厚めのガラス瓶で、小さいながらもしっかりとした丈夫な印象です。
首からメダルがぶら下がっているかのような紋様は、コショウの実のデフォルメとのことです。
この商品名は「コショウ」ではなく「コショー」です。
なぜわざと語尾を伸ばすのでしょうか。
このコショーは実は「ブレンド」です。
黒こしょうと白こしょうのブレンドなのです。
そして、挽き方も、かなり細かくしています。
SBを代表する「テーブルコショー」は、日本で独自の発展をした「カレー粉」と同じく、日本のオリジナルの食品と言えるものなのです。
だから商品名も「テーブルコショウ」ではなく、「テーブルコショー」とされました。
戦後に独自のブレンドと製法で広まった「テーブルコショー」!
コショウそのものと人類の付き合いは非常に長いです。
しかし、日本人が本格的にコショウを使い始めたのは戦後になります。
広まるときに、単なるコショウを挽いたものではなく、工夫が凝らされました。
黒コショウと白コショウをブレンドしたのです。
辛さの強い黒コショウと、香りの強い白コショウを組み合わせ、香りがひろがりやすいように、かなり細かくしました。
あまりにも見慣れているので気づきませんでしたが、たしかに黒と白が混ざり合っています。
他のエスビーの「コショウ」類など、白単独のコショウにはない色合いです。
物心ついたときから私の親はこればかり使っていたので、ほとんど意識していませんでした。
もし普段から白コショウと黒コショウを使い分けるような家庭に育っていたら、気づいたでしょうね(^_^;)。
原材料は「ブラックペッパー」と「ホワイトペッパー」のみです。
消費期限も3年くらいあります。
(実は購入して1年近くストックしていました。)
ラーメンや目玉焼き、オニオンスープなどにピッタリです。
香りと辛さが同時に強く感じられて、料理のおいしさが引き立つのは、この独自のブレンドと製法のおかげだったんですね。
どおりで、ホワイトペッパー単独やブラックペッパー単独で使ったときよりも、風味や味が違うはずだとわかりました。
かなり細かい粒子なのも、日本人の好みに合わせてなのは驚きです。
戦後まもなくから日本に広まったこのブレンドと製法の「コショー」は、日本人ならではの繊細な味覚によるところが大きいそうです。
世界的にみてけっこう独創的な香辛料なんですね。
最初は金属のスクリューキャップだったらしいキャップは、現在は片手でも開けられるような、真っ赤なキャップに進化しています。
昔から存在し、多くの人に愛用される食品は、ずっとそのままなわけではありません。
試行錯誤や進化を続けるからこそ、時代が変わってもずっと変わらずに使われていくんですよね。
このコショーはほんとにおいしいです。
インスタントラーメンなんかは、これが無いとけっこうさみしいです(^_^;)。
価格も安いし、売られているお店も圧倒的に多いです。
たいていのところで販売されています。
我が家にも必ずあります。
あまりにも当然のようにあるので、はっと気づくとストックが無かった!などということも、数年に1回くらいあります。
なので、最近は1本ストックしておき、それを開けたら次に新しいのを買って保管しています。
なかなか減らない、かなりコスパの良い調味料でもありますが、消費期限は3年というロングライフですので、安心して置いておけます。
袋入りの詰替え用もあります。
エスビーのこのコショーのビンのデザインは完璧だと思いますが、自分の好きなビンでコショーを使いたい!という場合には、詰替え用もおすすめです(^^)/。
さいごに
今回はS&Bの「テーブルコショー」についてお伝えしました。
風味も辛さもどちらも豊かな、不変のおいしさを誇る、日本独特のブレンドと製法のコショウです。
「テーブルコショー」と、語尾を伸ばしたこのラベルと文字のデザインはほんとうにカッコいいと思います。
今後も愛用していきます(^^)/。
★