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【野菜】「かぶ(蕪)」はどんな野菜?旬はいつ?おいしい食べ方は?
今回は野菜の「かぶ(蕪)」についてお伝えします。
かぶは、古くから日本人に親しまれている野菜です。
そのため、日本各地で多様な品種が存在し、育てられています。
有名なのは「聖護院かぶら」などです。
長年ふつうに、当然のごとく八百屋やスーパーで売られている野菜です。
年中見かけるものではありますが、おいしい時期/たくさんとれる時期はあります。
意外と早く煮えるので、すぐに料理できて便利な野菜です(^^)/。
「かぶ(蕪)」はどんな野菜?
かぶ(蕪)は、アブラナ科アブラナ属の野菜です。
チンゲンサイ、白菜、キャベツなどの仲間です。
日本では古くからの付き合いの野菜です。
かぶには多くの種類があり、全国各地で育てられています。
古くから存在しているし、縦に長い日本国内各地で作られているから、呼び方も様々です。
「かぶら」「かぶな」などです。
「すずな」は聞いたことがある人も多いでしょう。
「春の七草」に入っています。
「春の七草」セットが売られることがありますが、その中に小さくてかわいい「すずな=かぶ」が入っています。
丸くて白い根っこの部分がメインの野菜ではありますが、アブラナ科ですので、葉っぱもおいしいです。
むしろ葉のほうがメインである、という品種もあるそうですよ。
とれたて新鮮なかぶについている葉っぱは、味噌汁に入れたり、炒めたり、ご飯に混ぜたりなど、かなりおいしく食べられます。
多種多様な品種展開の「かぶ」ですが、最もポピュラーなのは白い「小かぶ」です。
この記事内の写真のかぶも「小かぶ」です。
これがいちばんスーパーで売られている品種です。
「かぶ(蕪)」の主な産地や旬は?
かぶは全国各地で作られていますが、多い地域は千葉県、埼玉県、青森県などです。
かぶは通年作られており、出荷されています。
しかし、やはりおいしい時期というものはあります。
それは寒い時期です。
柔らかく、味がよく、甘みが増しています。
11月から1月の時が、かぶの最もおいしい時期になります。
かぶ(蕪)は味噌汁や漬物、サラダなどがおいしい!!
一見、大根に通じるものがありますので、加熱には時間がかかるように思うかもしれません。
しかし、かぶはけっこう早めに柔らかくなります。
味噌汁やスープなど、汁物に合う野菜です。
お好みの大きさに切って、水から加熱して調理すればいいです。
泥付きでも、よく洗うとすぐにきれいになります。
しかし、皮はむいたほうがいいです。
大根とはまた違った、ほんわかした感じの仕上がりです。
やわらかく、味がよく、おいしいです。
大根よりかなり柔らかくなる印象です。
煮すぎだと崩れてきます。
わざと崩して味わうのもいいかもしれませんが、形を保ちたい場合はご注意ください。
他には薄くスライスして浅漬け、まるごと使ってぬか漬けなど、漬物にももちろんよく使います。
サラダでもおいしいと思います。
おまけ:絵本の「おおきなかぶ」はなんのカブ?
教科書にも載っている、超有名なお話「おおきなかぶ」はどんな品種でしょうか?
このお話はロシア民話です。
日本の絵本では、このかぶは白いです。
しかしヨーロッパやロシアでは黄色く描かれているそうですよ。
このかぶはスウェーデン原産の「ルタバガ」というカブの種類らしいです。
ロシアなら赤い「ビーツ」なのかな、と思ったら違うんですね。
残念ながら「ルタバガ」は日本ではほとんど流通していないです。
(作られてはいるようですが、農家で作られてその直売所で販売される、といった規模です。)
海外の動画を見つけましたが、かなり固いカブみたいです。
機会があれば食べてみたいですね。
さいごに
今回は「かぶ(蕪)」についてお伝えしました。
白い「小かぶ」は日本では 古くからよく栽培され、利用されています。
煮るとけっこう早く柔らかくなり、歯ごたえも優しく味がいいので、味噌汁やスープで食べるのが個人的に好きです。
他には漬物もおいしいです。
冬になると出回る聖護院かぶらを使った「千枚漬け」も毎年の楽しみです。
日本の「小かぶ」じたいは、価格もそんなに高くない野菜ですので、どんどん活用したいですね(^^)/。
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