目次
【海藻】「あおさ」はどんな海藻?旬はいつ?おいしい食べ方は?(生のあおさ)
今回は海藻類の「あおさ」(生)についてお伝えします。
見た目が非常に「青のり」に似ていますが種は違います。
海沿いで穫れる海藻で、生のあおさですと、磯の香りがものすごくします。
この香りをかぐだけで、海に来たような気になるくらいです。
乾燥させて加工されているものも多く、インスタントみそ汁の内容としてもポピュラーです。
青のりよりは価格が安く、気軽に使えるので、みそ汁やお吸い物、佃煮などにおすすめです(^^)/。
「あおさ」とはどんな海藻?「青のり」との違いは?
「あおさ」はアオサ目アオサ属の海藻です。
香りや見た目が「青のり」に非常に似ており、混同している人も多いです。
しかし、「あおさ」と「青のり」は違います。
青のりはアオサ目アオノリ属です。
★関連:【海藻】生の青のりの旬はいつ?おいしい食べ方は?香り高い貴重な海藻!!
市場の評価もかなり違います。
青のりは香りが高く、高級とされています。
そして、穫れるところも違います。
「あおさ」は磯など海沿いで収穫されたり(長崎県五島など)、養殖されたりしています(伊勢湾や三河湾など)。
「青のり」は海というよりは、海水と淡水が混ざり合う河口域や、静岡県では浜名湖など、湖や汽水域で育ちます。
「あおさ」は海で、「青のり」は湖で、と私は覚えています。
「あおさ」の旬はいつ?主な産地は?
「あおさ」の旬は1月ごろから4月ごろまでです。
これは生のあおさに関してです。
主な産地は三重県で、圧倒的に多いです。
他に福島県、愛知県、静岡県、四国地方や九州地方などで、かなり広範囲で収穫されています。
あおさは乾燥させた加工品も多く出回っています。
この場合は通年買うことができます。
あおさは青のりよりも安いからか、即席のお味噌汁やスープもよく出回っています。
乾燥物のおかげで年中食べられますので、逆に生のあおさに旬があることはあまり知られてないかもしれません。
生の「あおさ」のおいしい食べ方は?
生のあおさは、いったん流水で洗います。
ふきんなどを使って水気を絞ります。
リードペーパーも使いやすいです。
使わないぶんは冷蔵庫に保管し、みそ汁・吸い物の具材や天ぷら、卵焼きに使います。
それでも使い切れない場合は冷凍できます(後述)。
アツアツに作ったシンプルなみそ汁に、あおさを入れてさっと一瞬だけ煮立てて出来上がりです。
磯の香りがして風味が良く、食感も心地よく、とてもおいしいです。
旬のいいものに当たると、あおさだけでもかなりおいしいです。
もちろんネギやえのきなど、他の具材もお好みで使うといいです。
同様に、お吸い物でもおいしいですよ。
卵焼きにするのもおいしいです。
今回はあまりキレイにまとまりませんでしたが、なかなかおいしいものができました。
みそ汁も同様ですが、生のあおさは加熱しても茶色っぽくならず、あざやかなままです。
旬は早春から春と言える時期ですが、春らしい、若葉のような色合いで、彩りもきれいです。
あおさだけで天ぷらもおいしいそうですが、なんだか難しそうでやっていません。
ちくわの磯辺揚げなどは、青のりでなくてもあおさを使ってもいいのかもしれません。
砂糖、しょうゆ、みりん、酒を煮立て、そこへあおさを入れてさっと煮立てて佃煮風にしました。
これがかなりおいしかったです。
もっと作ればよかったと思いました。
あおさは、佃煮でもかなりおいしいですよ(^^)/。
生のあおさが使い切れない場合は冷凍しましょう!!
使い切れない場合は、洗って水気をよく切ってから、板状にしてジップロックなどに入れて冷凍OKです。
小分けして冷凍しても使いやすいと思います。
使う時は板状に凍らせたあおさをパキッと割って、凍ったままみそ汁などに投入して大丈夫です。
さいごに
今回は生の「あおさ」についてお伝えしました。
生のあおさが穫れるのは1月から4月ごろまでで、生のあおさの持つ磯の香りは非常にいいです。
乾燥ものならば、通年手に入ります。
青のりとくらべて安価なので、気軽に使えます。
お好み焼きや焼きそば、たこ焼きなどでも大活躍ですね。
★