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【貝】月日貝(ツキヒガイ)はどんな貝?旬はいつ?おいしい食べ方は?
今回は「月日貝(ツキヒガイ)」についてお伝えします。
西日本で主に穫れる二枚貝です。
鮮やかな褐色とそこから垣間見える黄色い部分。
人間から見て「表」が赤、「裏」が白、というあざやかなコントラストが美しい貝です。
貝細工にも使われることがあるらしく納得です。
味は上品で、ホタテとほとんど同じ料理法で楽しめる貝です(^^)。
月日貝はどんな貝?
ツキヒガイ(月日貝)は、イタヤガイ科ツキヒガイ属の貝です。
二枚貝です。
ホタテガイと同じイタヤガイ科です。
初めて見ると少しびっくりするのではないでしょうか。
鮮やかな褐色の平べったい二枚貝です。
実際に見ると、赤い面にある年輪のような線がけっこうインパクトがあります。
円盤のような姿も印象強い、一度見たら忘れられない姿です。
この貝の名前「月日」を見ると、名前の由来はすぐにピンと来ます。
赤い部分が太陽、赤いところから垣間見える貝の内側の鮮やかな黄色が月、という見立てなんだろうと察することができます。
ちなみに、貝の「裏面」(右殻)はクリーム色がかった白です。
この白い方を下にして砂地の海底に居るそうです。
この貝は穫れる量が少ないです。
なのでホタテのように、一般のスーパーで見かけることはなかなかないでしょう。
ツキヒガイ(月日貝)の主な棲息地や産地は?
月日貝は、おもに西日本で獲れ、同時に消費される貝です。
獲れた地元で主に消費されているようです。
関東で出会えるのはレアです。
主に西日本の日本海沿岸、太平洋沿岸に多く棲息しています。
主な産地は鹿児島県、福岡県、鳥取県などです。
ホタテガイは北海道など北のイメージがありますが、逆に月日貝は鹿児島など西日本がメインなんですね。
月日貝の旬は?
月日貝の旬は春とも秋とも言われています。
(二枚貝の多くは旬が春や秋のことが多いです。)
主な産地である鹿児島県では9月から11月の秋が旬とされています。
月日貝のおいしい食べ方は?(ツキヒガイ)
月日貝は、ホタテと同じように、貝柱を食事ナイフなどでこそげて殻を開けることができます。
月日貝は細かい砂地の中にいるので、貝をあけたら流水で砂を洗いましょう。
貝を開けない場合は、隙間から水を流し込んでできるだけすすいだほうがいいです。
ワタやヒモを取り除いた貝柱です。
(今回「ワタ」は食べませんでした。)
これは月日貝のヒモです。
薄い塩水でさっと洗い、今回は茹でました。
ゆがくとくるくるっとなりました。
刻んで刺身として食べます。
貝柱はできるだけ薄くスライスしました。
貝柱は、しっとりとしていました。
イカかと思うくらいしっとりとした食感でした。
旨味が強いです。甘みがありとてもおいしいです。
貝ヒモも、コリコリとして美味でした。
刺身で食べるのはおいしいです。おすすめです。
魚焼きグリルで焼いてみました。
加熱調理も食べやすくておいしいです。
ホタテと同じようにバター焼きやフライなどがおいしいと思います。
さいごに
今回は月日貝(ツキヒガイ)についてお伝えしました。
鮮やかな褐色と貝の間に見える黄色のコントラストがとても美しい貝です。
味は上品です。
ホタテと構造がほとんど同じであり、刺身やフライ、バター焼きなどでおいしいです。
(身質はホタテより軽く、味もホタテより淡白に感じました。)
関東ではなかなか見かけませんが、全く無いというわけではありません。
価格はホタテガイより安いと思います。
機会があればぜひ食べてみてください(^^)。
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