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韓国の国民的おやつ!オリオンの「情(ジョン)」チョコパイ!日本のロッテ「チョコパイ」との違いは?
韓国ドラマで「チョコパイ」を食べているシーンを見たことがあります。
ロッテは韓国でも大企業なので、韓国でもてっきり「ロッテのチョコパイ」がメジャーなのだと思い込んでいました。
しかし、お土産でもらったチョコパイはロッテのものではありませんでした。
「オリオン」というメーカーの「情(ジョン)」です。
どんな「チョコパイ」なのでしょうか?
日本のロッテのチョコパイとの違いについてもお伝えします!
「チョコパイ」は韓国では「オリオン」がパイオニア!
「オリオン」という韓国のお菓子メーカーが「チョコパイ」を作り世に出したのは、1974年だそうです。
今年で45年、という、超ロングセラーです。
上でも書いたように、韓国ドラマでも登場人物が食べるシーンをみかけます。
(「太陽の末裔」というドラマでは、かなり重要なシーンにいきなり登場し、話題になったそうですよ!(^^)!)
韓国では「国民的お菓子」である「チョコパイ」は、「ロッテ」よりも先に発売され、むしろ韓国内ではパイオニアだったのですね。
韓国や日本の「チョコパイ」の大元は、アメリカのお菓子!
韓国のいわゆる「チョコパイ」の源流は、アメリカのお菓子(「ムーンパイ」という。1917年から存在!)にあります。
そのアメリカのお菓子をまねた「エンゼルパイ」(森永)が、まず日本で作られました(1961年!)。
「エンゼルパイ」を参考にして韓国の「オリオン」が「チョコパイ」を作り(1974年)、その人気でロッテなど、他のメーカーも作り始めた(1970年代)…という流れだそうです。
日本では「チョコパイ」はロッテだけです。
大元のアメリカのお菓子から日本、韓国を経て、日本の「ロッテ」のチョコパイに至るまでは、どのポイントでも材料が違いますので、それぞれは全く同じお菓子とは言えません。
庶民のお菓子ひとつとっても、歴史と変遷をたどるとなかなか深くて面白いです!
オリオン「情」の中身はマシュマロ!
(写真引用元:「WOW新大久保」)
上が、外箱です。新大久保では1箱500~600円です。12個入り。
こんな個包装です。
大きさは日本のロッテ「チョコパイ」とほぼ同じだと思います。
チョコのコーティングが少しマットな感じです。
手で多少触ってもチョコは溶けません。
中は、マシュマロです。
食べてみると、まずチョコからケーキへ、そしてモチっとマシュマロへと食感が移っていきます。
チョコもケーキもロッテのそれよりはしっとり感はなく、どちらかというとパサッとした感じです。
これは好みのわかれるところだと思います。
中がマシュマロなので、森永の「エンゼルパイ」を思い出しました。
食べた感想としては、たしかに他でも言われてるとおり、ロッテのほうが正直おいしいと思います。
でも、これはこれでなかなかおいしいと、私は思いました。
商品名に「情」とあるように、かなり長い間国民に親しまれてきたこともあり、家族や友人、恋人の愛「情」をここから感じるということもあるそうです。
まさに「ソウルフード」とはこのことだな、と思います。
韓国の人にとっては、「おいしいかおいしくないか」を超えたものが、この「情」というお菓子にあるのだと思います。
(商品によっては、外箱左下をよく見ると、箱内個数を表した「12」のそばに「with love」の言葉がありました。「12パック入り、愛とともに」←直訳です。)
さいごに
今回は、韓国では「国民的お菓子」である、チョコパイの「情(ジョン)」をご紹介しました。
東京新宿の新大久保ではよく売られています。
職場や学校などでの「ばらまきお土産」としてもよく利用されているそうです。
韓流ドラマでもよく出てくるようなので、俳優・女優さんと同じものを食べてる、という楽しさも感じられると思います。
韓国の人にとっては、とても親しみのあるお菓子だそうですので、機会があれば1度食べてみてください(^^)/!
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