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かんきつの「はるか」はレモンみたいに黄色い!でも甘くてやさしい味!旬はいつ?
(2020年5月28日・2021年3月24日更新)
かんきつ類の「はるか」はあざやかなレモン色をしています。
夏ミカンやグレープフルーツを連想して「酸っぱいのでは?」と思ってしまいます。
しかし、見た目とは違い、甘くてさわやかでやさしい味の、おいしいかんきつなんですよ。
今回は「はるか」についてお伝えします。
「はるか」はどんなかんきつ?レモン色だけど甘くてやさしい味!!
「はるか」が生まれたきっかけは以下の通りです。
1980年、福岡の石井さんという男性が庭に捨てた日向夏の種からかんきつの木が生えました。
これを食べてみると日向夏とは違った味で、非常においしかったとのこと。
これを接ぎ木し、増やしていくことでできたかんきつだそうです。
そのレモンイエローでゴツっとした見た目とは裏腹に、味は非常に優しく、刺激が少ないのが特徴です。
初めて食べる方は、皮の色などの見た目から「酸っぱいのでは?」と思うでしょう。
でも、そのつもりで食べると、刺激(酸味)のなさと、ほんわかと感じるさわやかさ、風味、甘くて優しいジューシーさにギャップを感じ、驚くこととと思います。
思いのほか優しい味なので、見た目で酸っぱいかもと身構えていた人は必ず、「ほえ~~」「おいしい~~」と脱力感を伴う感動を覚えます。
酸っぱそうに見えて実は優しい味のかんきつで、見た目とのギャップがあることで、かなり印象に残るようです。
「酸っぱいかと思ってたけど、そんなことなくて甘いのね。おいしいー!」といった感想が多いです。
はるかの切り方や食べ方は?
「はるか」は、皮がごつくて、厚く、むきにくいと感じるかもしれません。
「スマイルカット」という切り方で食べると食べやすいと思います。
切り分けたあと、中央の白っぽいところにナイフを入れて、取り除いてもいいと思います。
動画も見つけましたので、見てみてください。
↑こちらの動画では、切る方向が違いますが、どちらでもいいみたいですね。
私が購入した「はるか」は、たまたまなのか、皮が比較的やわらかいほうでした。
手でかんたんにむくことはできましたが、写真のように、ちょっと白いぶぶんが多めになります。
この白い部分は苦いことはありませんので、食べてしまっても大丈夫です。
気になる方は取り除いてくださいね。
「はるか」の旬や食べごろはいつ?いつまで手に入る?
はるかは、広島県、愛媛県、長崎県が主な産地です。
だいたい、2月初旬から収穫時期になり、3月ごろまで続きます。
食べごろも同時期です。
この時期は、12月1月までさかんな「温州みかん」が終わり、その他のかんきつ類が出回る時期となります。
なので、1月下旬から2月、3月まではさまざまな種類のかんきつ を楽しめます。
はるかを味わったら、ぜひ、ほかのかんきつも食べてみてください。
多様なかんきつが日本にはあることがわかります(^^)/。
「はるか」の形にはかなり特徴があります!
「はるか」には形に特徴があることに気づきました。
果実の下の部分が、おもちゃのコマのように、いったん凹んで、また隆起しているのです。
そして、ヘタのほうは、デコポンやしらぬいのようにポコっと飛び出しています。
すべてがこういう形ではないですが、「はるか」の果実の形の特徴ではないかと思います。
さいごに
今回は「レモンみたいに酸っぱくて苦いのでは?」と思われがちなかんきつ「はるか」をご紹介しました。
はるかを食べるのを見た目で躊躇されているのなら、思い切って食べてみてください!
本当に酸っぱくありませんよ(^^)/。
酸っぱくなくて甘いのにレモン色なので、ふしぎな感覚になります。
見た目と食べた味のギャップが激しく、そこがユニークなかんきつだと思います。
せひ一度食べてみてください(^^)/。
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