邪気を払うかんきつ「じゃばら」!紀伊半島の魔法のかんきつ!独特の味と風味!

邪気を払うから「じゃばら」(邪払)!じゃばらってどんなかんきつ?

(2020年3月8日更新)

じゃばら、というかんきつをご存知ですか?

最近は花粉症に関連して話題になっていますね。

じゃばら、という名前も不思議です。

いったいどんなかんきつなんでしょうか?

今回は、紀伊半島のごく一部でしか生産されていない、めずらしいかんきつ類のじゃばらについてお伝えします。

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じゃばらとは何?

じゃばら、と聞いて連想するのは「蛇腹」でした。

観光パンフレットによくある、「蛇腹折り」ですね。

(写真引用元:吉田印刷所「DTP・印刷用語集」

私がかんきつの「じゃばら」を知ったのはひょんなことでした。

「人からもらったから、食べて」と、いただいたのが初めての出会いです。

かんきつって、はるか、せとか、はるみ、きよみ、タンゴール、セミノール、ポンカン、デコポン…と、かわいかったり、横文字系だったり、親しみやすいネーミングだったりしますよね?

「じゃばら、って言うんだけど、いらない?」と聞いた時は、いったい何のことを言っているのか分かりませんでした。

「ユズみたいに使えばいいんだって。」でやっと意味がわかりました(笑)。

 

じゃばらは、「邪払」と書きます。

気を、から、じゃばらです。

すごいネーミングですよね。

 

ユズ、カボス、スダチ、などと同じように使用するかんきつです。

直接果実を食べることはあまりしません。

 

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じゃばらの歴史

(出典:北山村営じゃばら村センター

和歌山県の北山村というところで、少なくとも、江戸時代から家庭の庭先で育てられていました。

お酢代わりに使えるくらい酸味が強いので、寿司や酢の物に使われていたそうです。

北山村では正月料理には欠かせないもので、「邪気を払う」として縁起物でもありました。

 

 

 

1970年代になり、ユズ系の種であると認定され、本格的に栽培への動きになりました。

樹の数そのものが少なく、増やしていくのは大変だったそうです。

また、北山村独特のかんきつであるため、「村おこし」の産業としようと努力を尽くしましたが、あまりうまくいきませんでした。

 

自治体としての産業をあきらめようとしていた2001年のことです。

県外の人が大量に購入するので訳を聞いたところ、「花粉症に効くから」との答えが。

これをきっかけにモニター調査を行うと、6割の人がその効果を実感したそうです。

この評判がきっかけで、ブレイクしました。

 

じゃばらの中の成分が、どうも花粉症の症状を緩和するようです(^^)。

 

じゃばらは北山村原産のかんきつ!

北山村は、奈良県と三重県に囲まれた、全国でも珍しい、「飛び地」の自治体です。

人口も、450人と、非常に少ない地域です。

紀伊半島の雄大な自然に囲まれ、水にも恵まれています。

 

(写真引用元:「北山村観光サイト」)

 

村面積の97%が山林、という村です。

上の写真のような、幽玄な「雲海」もここでは日常茶飯事とのこと。

紀伊半島の山林は「紀の国は木の国」と言われるほど、豊かな森林です。

 

その中に、他に類を見ない、独特の芳香をもつかんきつが、ぽつん、と自生していた。

 

ものすごく面白い話だと思います。

 

うっそうとした山林と、雄大に流れる川。美しく人を寄せ付けない神秘的な風景は、神様に関連付けられた名前で呼ばれる場所もあるそうです。

そんな、神の存在を感じてしまう秘かな村に、いつのまにか生えていた、濃厚な香りと味と強烈な酸味をもつかんきつ。

なかなかブームにならない、町おこしにならない、という試練を村に与え、人々があきらめかけた頃、世紀をまたいでから、やっと多くの人々に求められるようになったかんきつ。

神々がやどる土地なら、ここに自生したかんきつも、神様のおぼしめし、としか考えられない神秘です。

 

21世紀になり、多くの人々が花粉症に苦しむなか、救世主のようにあらわれてブームになりました。

最初に大量買いした方はすごいですね!

 

ユズよりもフルーティーで独特の芳香があり、甘ーくしてジュースにもしてみたいし、焼酎にも合いそうです。

ユズ、シークワーサー、スダチ、カボス…などのお仲間にぜひ入って、今後よりいっそう広まっていくといいなと思います。

 

はちみつ漬けにするとかなりおいしかったです!!

かなり酸っぱくて、独特の強い芳香のあるじゃばら。

2020年の2月に再度手に入れた時、ふと思いついて、はちみつ漬けにしてみました。

 

適当に切って…。(半月切りをさらに半分にしました。)

 

はちみつに漬けました。

数時間後見たら、かなり水分が出ていました。

 

今回は、じゃばらそのものを食べたかったので、大きめに切りましたが、次に作った時は、薄くスライスしたものをはちみつ漬けにしました。

そのまま食べて、酸味とはちみつの甘味をじっくり感じてもいいし、お湯で割ったり、紅茶に入れたりしてもかなりおいしかったです。

他の、酸味の強い柑橘ではとうてい出ない、独特の香りと芳香は、神秘的であり、邪気を払い、浄化してくれるような気がします。

もし「じゃばら」を手に入れたら、やってみてください(^^)/。

 

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さいごに

今回は、まだなかなか知られていない、和歌山県北山村原産の「じゃばら」についてお伝えしました。

いろいろサイトを見ていると、紀伊半島独特の神秘的な自然に魅了されてしまいました。

そんなところに自生していたかんきつ。しかも邪気を払うという名前。

 

風邪は「フウジャ」と読むこともありますよね。

昔は、身体に「風」が入り、邪気が入ることで「風邪を引く」とされていたのです。

 

そうすると、春先の「花粉症」も、スースーした寒さの時期、体の粘膜に症状が出るし、風邪の症状にも似ているから、一種の「邪気」なのかもしれません。

そんな邪気を本当に払ってくれそうな、パワーを感じるかんきつです。

 

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