しらすとちりめんはどう違うの?違いを知っておいしく食べよう!

目次

しらすとちりめん!違いを知っていますか?

しらす。

ちりめん。

どちらも名前を知っている人がほとんどですね。

しかし、どう違うか知っていますか?

違いを知り、それぞれの特性を活かしておいしく食べましょう

「しらす」とは?

しらす」は、私には時代劇(「遠山の金さん」や「大岡越前」)の、現代で言うならば裁判所である「おしらす」を思い出します。

白い砂利をしきつめた、お裁きが下されるあの場所です。

お魚の「しらす」は、これと関係があるのでしょうか?

 

そもそも、しらすは、ウナギやイワシ類の稚魚のことを言います。

身体に色素が無く、白く見えるからです。

 

これを茹でて干したものが「しらす干し」と呼ばれます。

茹でたしらすを広々と干した光景が、奉行所の「お白洲」のようだ、ということから、「しらす」と呼ぶようになった、という説があるのです。

 

茹でただけのものを「釜揚げしらす」と言います。神奈川や静岡のあたりで有名ですね。

これだけでは日持ちしないので、保存するために、干しました。これが「しらす干しです。

 

「ちりめん」とは?

しらす干しをよりいっそうカラカラになるまで乾燥させたものが、「ちりめん」と呼ばれます。

一面に干した状態が、「ちりめん」という、布の模様に似ているからです。

Chirimen (Japanese crepe) of rayon

(写真引用元:Wikipediaより)

ちりめんじゃこ、とも言います。

ただし、関西では「しらす干し」も「ちりめん」と呼んだりするそうですので、ここでわからなくなってしまう人もいるようです。

 

「しらす」と「ちりめん」の違いを整理します!

しらす…生のイワシ類の子どもを釜でゆで上げ、柔らかめに干したもの。しらす干し。

ちりめん…しらす干しをよりいっそう、チリチリになるまで乾燥させたもの。ちりめんじゃこ。

ただし、関西では両方とも「ちりめん」と呼んでいる場合もある

 

以上の感じでしょうか。

 

しらす・ちりめんのおすすめの食べ方!

いちばんおいしいのは、「すだちじょうゆ」ではないかと思います。

しらすやちりめんに醤油をかけて、すだちを垂らす…

それをあつあつのごはんでいただく…。

これがいちばんおいしい食べ方ではないかと思います!

 

最近はパスタやピザ、ピザトーストにも使ったりしていますよね。

魚を丸ごと食べることになるので、カルシウムも摂れ、動物性タンパクも摂れますし、カロリーも低そうです。

塩分は多少気になりますが、ヘルシーな食材と言えるのではないでしょうか。

 

香ばしく軽くあぶって、サラダに入れるのもおすすめですよ。

 

さいごに

今回は、地味に気になる「しらす」と「ちりめん」の違いについてお伝えしました。

まとめますと、以下の通りです。

 

しらすは、釜ゆでしてから天日干ししたものを言います。やわらかめです。

ちりめんは、水分がかなり減ってカラカラになるまで干しています。固めです。

関西は、やわらかくても固くても「ちりめん」と呼ぶ場合があるそうです。

 

旬は、特にないそうですが、春と秋が比較的おいしいと言われています。

 

なんと、ちりめんじゃこは、奈良時代から食べられていました。

1000年を超えて、パスタやピザトーストなど、最先端のグルメにもしばしば使われていますよね。

日本人にはなくてはならない存在です。

これはすごいことだと思います。

海からの恵みですので、いつまでも食べ続けていきたいですね。

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