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伊豆諸島でよく獲れる「タカベ」!旬はいつ?おいしい食べ方は?
(2021年1月1日更新)
タカベは大人の手のひらサイズ(約20センチほど)のかわいらしい魚です。
なんと、「焼き魚として高級魚」という特徴のある魚なんですよ。
今回は「タカベ」についてお伝えします。
「タカベ」はどんな魚?
タカベは、スズキ目スズキ亜目タカベ科タカベ属の魚です。
「タカベ科」という分類があるんですね。
タカベの体長は、20センチから大きくて30センチ。
成魚でも小さい魚です。
丸っこくて愛嬌のある見た目です。
なんといっても特徴は、背にある黄色っぽい線です。
海の中で大群でいると、これがピカピカ光が反射して、とてもキレイです。↓↓
海の中ではこの黄色い線がもっと目立ってますね。
集団でいると美しく、オシャレです。
タカベの主な産地は?旬はいつ?
「タカベ」が獲れる代表的な場所は「伊豆諸島」です。
三重県他でも獲れることがありますが、タカベが高く取引されるのは、やはり関東の市場です。
(1キロ2000円で取引されているそうです)。
旬は初夏から夏。
6月から8月がもっともおいしいとされており、あまり早い(4月とか5月)だと好まれません。
「タカベ」のおいしい食べ方は?
「タカベ」は、ほとんど刺身にはされません。
「鮮度落ちが早い」というのも理由のようです。
焼き魚のみで好まれます。(刺身にしてはいけない、というわけではない(‘ω’))。
焼き魚限定で、刺身にはしないのに「高級魚」にされている、めずらしい魚です。
(漁師さんは丸のまま「煮つけ」にしたりするそうです)。
小さいながらすごく脂がのっている魚です。
ウロコはカンタンにとれますので、ご家庭でペットボトルのフタなどで落とせます。
でも、たいていはウロコとワタは落として売られているはずです。
「高級」とは言っても、小さいので1尾が500円を超えることはまず無いように思います。
今回、私は1尾250円ほどで買いました。
焼き魚にする際、
背のところに、斜めに1本切れ目を入れました。
焼きたてに醤油をかけたいので、塩は軽めに振っています。
5分ほど置いて、水分が出たら拭きとってグリルへ。
最初は5分くらい焼いて、様子を時々見て、(グリルが「片面焼き」なら時々返しながら、)焼きすぎないように気を付けます。
皮がふくれて焼け、中の身から透明な汁が出ていればほぼ完成です。
上の写真のように、背のあたりの切れ目のおかげで焼き加減がわかります。
この切れ目は、食べる時にも食べやすくなります。
そもそも「タカベ」は脂がのってる魚で、かつあまり身は固くならず、骨からも離れやすいです。
「タカベ」そのものが本当に「塩焼き」向きの魚なのです。
※あまりにも小さければ「唐揚げ」もおいしいそうです。
他には、ハーブソルトなどをふりかけて、オリーブオイルでカリッと焼き上げるのもおいしいですよ。
塩をふりかけてしばらく置いたタカベを、熱湯に入れて3分位茹でて食べる「塩ゆで」もおいしいです。
ホッケの干物を茹でて食べるとおいしいらしいのですが、これはそれと感覚が同じだと思います。
旨みも逃げず、ボソボソとかにもならず、ジューシーでかなりおいしい「茹でタカベ」になりました。
味が物足りない場合は、しょうゆをかければいいと思います。
さいごに
今回は伊豆諸島が有名な産地である、「タカベ」についてご紹介しました。
西日本の人はあまり知らないかもしれませんね。
焼き魚がいちばんおいしい、という関東では大人気の魚です。
「堤防釣り」でもよく釣れて人気の魚です。
「名人」の小気味いい「タカベ釣り」の動画をご紹介します。↓↓
Amazonで「タカベ」で検索すると、魚そのものでなく、釣り具が出てきたことからも釣りでの人気が分かります。
いつか私も釣ってみたいと思います!(^^)/
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