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「メカジキのハーモニカ」はかなりおいしいメカジキの部位!見つけたらラッキー!
(2020年4月5日・2021年4月28日・11月5日更新)
メカジキは大きい魚です。
そのため、切り身で売られていることがほとんどです。
ステーキ、生姜焼き、フライ…。
洋風でも和風でも、料理しやすいおいしい魚です。
どこを食べてもおいしいのですが、人気のある部位があります。
今回はメカジキのレアな部位「メカジキのハーモニカ」についてお伝えします。
「メカジキのハーモニカ」っていったい何?
「メカジキ(女梶木)」はかなりの巨大魚です。
獰猛(どうもう)な性格です。
ツノのような「吻(ふん)」と呼ばれる部位で、えものをついて捕まえているワイルドな生き物です。
メカジキ漁は大変だと思います。
大きくて危険な魚なので、普通、お店では切り身で販売されています。
まるごと1匹を一般の人が手に入れられることはまず無いでしょう。
大きいメカジキを解体し、切り身にした際、出てくる希少部位に「メカジキのハーモニカ」があります。
メカジキの背びれの付け根部分に、その「ハーモニカ」はあるそうです。
上の動画からスクショさせていただきました。
赤く囲んだところが「ハーモニカ」と思われます。
「ハーモニカ」の部分には、右斜めに白っぽい線と赤っぽい線が入っています。ここに骨が入っており、きれいに切り身にするには取り除かないといけないのです。
形が「ハーモニカ」に似ている、ということでこの名が付いたと言われてます(諸説あります)。
要するに、魚としては「アラ」的なところになります。
しかし、実はかなりおいしいところなのです。
「メカジキのハーモニカ」の料理法は?お味は?
私も、全部ではないですが、一部入手しました。
「メカジキ切り落とし」を買った中に入ってました。
この、赤と白の独特の「スジ」が目印だと思います。
「小間切れ」状態だったので、塩コショーして、なたね油をひいて焼きました。
手前2つが「ハーモニカ」です。
こんな風に、こんがりと焼きました。
食べてみますと、普通の切り身よりも、脂が乗っていて、柔らかくてプリッとしています。
骨があって食べづらさはありますが、それを超えるおいしさです。
「サケの腹身」、「ブリのカマ」みたいなおいしさの種類です。
これは珍重されるわな、と思いました。
塩コショーして、粉もはたかずにただ焼いただけですごくおいしかったです!
●おすすめ料理法は?
・塩焼き
・じっくり時間をかけて甘辛く煮付ける
・はちみつとにんにく醤油に漬け込み、豚のスペアリブのように焼く
などです。
確かに、豚のスペアリブ的な要素がありますね。
このような部位は、通販サイトで扱っている場合に購入するしか、なかなか買える機会はないかもしれません。
または、メカジキの「アラ」として売っているところがあれば、買えるかもしれませんよ(^^)/。
後日、また入手できましたので、あらためてソテーで食べました。
”スジ”のところは焼くだけでトロトロになり、非常においしいです。
脂がかなり乗っており、旨みも凝縮されています。
脂がのっていて味わいのある部位を食べたい場合は、「ハーモニカ」の部位はやはりおすすめです(^^)/。
さいごに
今回はメカジキの希少部位「メカジキのハーモニカ」についてお伝えしました。
脂が乗って、プリッとして、とてもおいしい部位です。
間に骨が入ってますが、そんなことは気にならないくらいのおいしさです。
ネットで「メカジキのハーモニカ」と検索すると、すぐ何軒かお店が出てきます。
品切れの時もありますが、もし買えるようならチャンスですので、ぜひ買って食べてみてください(^^)/。
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