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【注意!】釜揚げシラスにフグが混入?!「シラス」に混ざる魚介に注意!
2019年7月12日(金)のニュースに、「釜揚げシラスにフグの稚魚が混入」というものがありました。(日テレニュース)。
テレビニュースで1分ほどの扱いで、注意を呼び掛けていました。
シラスは普段食べることが多いし、小さい子のご飯にも使う食材です。
どんなことに気を付けたらいいでしょうか?
釜揚げシラスにフグの稚魚が混入することはまれにあるので注意!
2019年7月12日(金)の日テレのニュースに取り上げられていました。
(写真はヤフーニュースよりお借りしました)
このニュースでは、釜揚げシラスを購入したお客さんが気づき、店まで持っていって問い合わせたことで発覚しました。
私もテレビで見ましたが、上の画像のように、明らかに「フグ」と分かる形状で、これなら普通食べないだろうなと思いました。
また、見つけたお客さんが疑問をもって店まで持って行った「行動力」が、結果人々に注意喚起するきっかけになったと思います。
フグには、「テロドトキシン」という猛毒があります。
捌くのには免許が必要です。
猛毒のある内臓などは、普通に生ごみには出せず、専門の業者が処理しなければなりません。
フグは、卵の時から毒を持っているそうです。
なので、稚魚にも微量の毒があると考えられています。
検出されない程度の毒なので「食べてしまっても大丈夫」とも言われています。
しかし、食べてしまった後の精神的ダメージや、今後の不安を考えると、「フグかも!」と思われる、明らかにシラスではない形状のものは避けてください。
スーパーが回収するのは、危険・クレーム回避であるのと、「有害物を販売してはいけない」、という「食品衛生法」に違反するからという理由があります。
シラスの加工現場では100%除去は困難!食べる側も気を付けよう!
シラスを加工する現場には「選別装置」があり、チェックはしますが、100%除去は不可能だそうです。
フグに限らず、エビやイカ、カニ、まれにはタツノオトシゴなど、明らかに「イワシの稚魚ではない」と思われる生き物が入っているのはよくあります。
ただでさえ個体が小さくて、かつ大量のシラスに対し、相手は大きな海のことですから、違う稚魚が混じるのは致し方ないことだと思います。
混ざりっけの無い、きれいなシラスを販売していたり、料理を提供するところは、販売/調理する人たちが、きちんと見てあらかじめ取り除く、という「手間」をかけているからです。
「いいシラスには他の生き物が混ざってない」という人もいます。
加工段階、販売段階で気を付けてはいても、家庭で食べる時にまだ見つかる場合はたくさんあります。
イカやエビなど、明らかにわかるものはいいですが、あまりにも謎の生物が混じっていたら、無理せず除去してくださいね。
小さい子のいる家庭は食べさせる時にかならずチェックを!
小さい子がいるお家は、離乳食や、子ども自身がご飯が食べやすくなる、ということでシラスをよく使うかもしれません。
できるだけよく見て、シラス以外のものは取り除いてあげてくださいね。
さいごに
今回は、夏が旬である「釜揚げシラス」にフグの稚魚が混入していたというニュースから、普段釜揚げシラスを食べるにあたって、注意していただければと思うことをお伝えしました。
シラス(原料はイワシ類の稚魚)に、明らかにそれとは違う生き物が混ざっている場合は、食べるのをやめておくのが無難です。
万が一、口に入ってから気づいた場合でも、フグの稚魚自体に毒はほとんどないそうですので、しばらく体調の様子は見た方がいいですが、心配はいらないとのことです。
実際、フグの稚魚がシラスに混ざっていたせいで食中毒などが起こったという報告はないそうですよ。
そして、何か変だと思うものを見つけたら、できるだけ早く購入したお店に知らせてください。
そのおかげで、他の購入者に被害が及ぶのも防ぐことができます。
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