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【素朴な疑問】回転寿司の「黒ミル貝」ってどんな貝?「白ミル貝」とは違うの?旬はいつ?
(2021年10月6日、2022年3月19日更新)
最近「黒ミル貝」という貝のお寿司が、回転寿司で見られるようになりました。
回転寿司での「黒ミル貝」とはどんな貝なのでしょうか。
「白ミル貝」とはまた違うものなのでしょうか?
今回は、回転寿司で見かける「黒ミル貝」についてお伝えします。
「白ミル貝」と「黒ミル貝」は違う貝です!
「白ミル貝」は魚屋などで見かけることはままあります。
「黒ミル貝」は、お店ではなかなか売ってないと思います。
私は、「ミル貝」と言えばこの「白ミル」を思い浮かべます。
でも、本当は、これは「ミル貝」ではないそうです。
正式名称は「ナミ貝」です。
キヌマトイガイ科の生き物です。(「衣まとい貝」?)
黒ミル貝が、「ほんとうの」ミル貝と言えるそうです。
「本ミル貝」とも呼ばれます。
「ミル」という海藻を「食ってる」ようにくっつけている様子から「ミル貝」と呼ばれるようになりました。(「ミルクイ貝」)。
バカガイ科の生き物です。
「科」が違うから、やっぱり上の「白ミル貝」とは縁遠い貝なんですね。
黒ミル貝は現在は希少です。
「高級食材」の部類になります。
そのため、なかなか一般には手に入りにくいです。
黒ミル貝(ミルクイ)については以下の動画で扱われています。↓
「黒ミル」は、貝から飛び出している「水管」が黒いです。
ここもきれいに処理すると、白い身が出てきます。
味は、黒ミルのほうがおいしいそうです。
でもなかなかない高級食材。(旬は、春から初夏。)
だからこそ、「白ミル貝」が「代替品」として広く出回るのかもしれません。
回転寿司の「黒ミル貝」はもしかして…
こちらははま寿司で食べた「ミル貝」の軍艦です。(期間限定品。)
身がオレンジ色をしています。
「さばけるチャンネル」の「本ミル貝」は、オレンジ色ではありませんでした。
「もしかしたら、厳密には違う貝なのかも?」と思い調べました。
すると、通販のサイトには、上記したお寿司と似たような貝を扱ってました。
この通販サイトをよく見ますと、「カナダ産」とありました。
カナダで獲れる「黒ミル貝」を、「黒ミル貝」として扱っているようです。
そういえば、「はま寿司」は、他の貝も「カナダ産」と明記してましたので、同じようにこの「黒ミル貝」もカナダから取り寄せているのかもしれません。
しかし、公式サイトでは確認ができませんでした。
(これは憶測の話です。もし「はま寿司」の黒ミルが日本産でしたらごめんなさい(;^_^A)
さいごに
今回は、回転寿司で食べた「黒ミル貝」をきっかけに、「白ミル貝」「黒ミル貝」、国産とカナダ産の 違い、などについて調べてみました。
世界中の魚介類は、無数にあると言っても過言ではありません。
なので、その道専門にしている人でも、知らないことは多いのです。
一般の素人ならなおさらですよね(^_^;)。
今回の回転寿司のものも、「黒ミル貝」には間違いないのでしょうが、産地が違うと、色も違ってくるのですね。(多分、「カナダ産」なのではないかなー、という前提で述べてます。)
産地に関しては、なかなか知られてないことなのではないでしょうか。
数多の魚介のなかで、おいしいもの、というのは貴重です。
お店も、それらをなんとか集めて、お客さんに来てもらわないといけません。
なかなか商売は大変ですよね(;^_^A。
とはいえ、この回転寿司の黒ミル貝も「期間限定」ですから、カナダ産であっても、貴重なのだと思います。
100円でこのクオリティが食べられるのはありがたいです。
日本の「本ミル」なら、いくらするんでしょう…(*_*;。
貝類のお寿司の中でもおいしい貝だと思います。
回転寿司で見かけたら、食べてみてください(^^)/。
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