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「フィナンシェ」と「マドレーヌ」の違いは?コンビニのおすすめフィナンシェも!
フィナンシェもマドレーヌも、片手で手軽に食べられるおいしいスイーツですよね。
最近はケーキ屋などのスイーツ専門店以外でも、コンビニでも焼き菓子が増えて、売り場も大きくなっています。
焼き菓子の中でも「フィナンシェ」と「マドレーヌ」はよくみかけますが、どちらも似ていますよね。
同じものなのでしょうか。それとも違うものでしょうか?
今回は「フィナンシェ」と「マドレーヌ」の違いについて確認したいと思います!
そして、おすすめのコンビニのフィナンシェをご紹介します!
「フィナンシェ」と「マドレーヌ」の違いは?
食品や料理には、ぱっと見似ているのに、名前と内容が違うものがあります。
そのうちの一つが、「フィナンシェ」と「マドレーヌ」だと思います。
まず、食感が違うのは分かると思います。
「フィナンシェ」は表面が固めで、すこしカリっとしています。
「マドレーヌ」にはそれが無く、表面もしっとりしています。
形状もよく見ると違います。
「フィナンシェ」は長方形です。
「マドレーヌ」は色んな形がありますが、フィナンシェに似た、長細いものでも、よく見ると先が丸みを帯びた、楕円形に似ている形で、真ん中に膨らみがあります。これは、貝殻の形です(おそらくイタヤ貝かホタテだと思います)。
(写真引用元:アスクル「アンリ・シャルパンティエ フィナンシェ・マドレーヌ詰合せ」販売ページより)
上は、焼き菓子で有名な「アンリ・シャンパルティエ」の「フィナンシェ」と「マドレーヌ」の写真です。
左が「フィナンシェ」、右が「マドレーヌ」です。
形の違いが分かると思います。
「フィナンシェ」と「マドレーヌ」の違いは、「材料」で決定的になる!!
二つの違いの決定的な定義としては、「材料の違い」です。
「フィナンシェ」の基本材料は、小麦粉とアーモンドプードル(パウダー)、卵白、砂糖、焦がしバターです。
「マドレーヌ」の基本材料は、小麦粉と全卵、砂糖、溶かしバターです。
フィナンシェにはアーモンドプードルが使われます。
マドレーヌには使われていません。マドレーヌは粉は小麦粉のみです。
フィナンシェは卵白だけです。
マドレーヌは全卵を使っています。
両者、使用する「バターの状態」(「焦がし」か「溶かし」か)も違いますね。
このように、粉にアーモンドプードルを使っているか否か、卵は卵白だけか全卵か。
焦がしバターか、溶かしバターか。
これが、フィナンシェとマドレーヌの違いをきちんと判別する基準になります。
(フィナンシェについては青字で、マドレーヌについては緑字で強調してます。)
フィナンシェも、マドレーヌも各メーカー、各店舗で形状が色々です。
なので、見分けで判別するよりも、この材料の違いできちんと判別することができます。
「フィナンシェ」と「マドレーヌ」の名前の由来!
「フィナンシェ」は、フランス語です。
英語で言う「ファイナンス」で、「金融家」「資本家」「お金持ち」などの意味があります。
昔、パリの菓子職人が、近くの証券会社に勤める証券マンなど、忙しい人たちのために、手や服が汚れないでお菓子が食べられるように工夫したことが始まりとされています。(※諸説あります。)
確かに、フィナンシェはベタベタしないし、ポロポロこぼれることもないし、食感も軽くて食べやすいです。
フィナンシェの形も、「金塊」を模しており、縁起を担いでいるのだそうです。
「マドレーヌ」は、フランスの女性の名前です。
宮廷につかえる女性が、台所にあったホタテ貝の殻を使って焼き菓子を作りました。
王がこれを気に入って、女性の名前「マドレーヌ」をこのお菓子の名前につけた、というのが諸説あるなかの一説です。
(他には料理人の名前から、という説もあります。)
おすすめのコンビニフィナンシェ!
食感、味、食べやすさから、私は断然「フィナンシェ」派です。
特に、アーモンドプードルと焦がしバターの風味はたまりません(^^)/。
そんな人が多いのか、駅前の大きめのコンビニには、フィナンシェが何列にも並べられ、焼き菓子の売り場を大きく占めていました。
私の近所はセブンイレブンとファミリーマートですので、この2社のフィナンシェをご紹介します。
セブンイレブンの「セブンカフェ・焦がしバターのフィナンシェ」
価格は税抜118円です。
商品名に「焦がしバター」とあります。
やはりフィナンシェは焦がしバターで風味を出しているからですね。
長方形の「金塊型」です。
真ん中が膨らんでいます。
この外側や角のカリっとしたところがたまりません。
手もべたつかないし、味も風味も最高です。
フィナンシェの中のアーモンドプードルの存在が、クセになるおいしさの要因です。
暑い夏は、冷やしておくのもおすすめです。
ファミリーマート「発酵バターを使ったこだわりのフィナンシェ」
公式サイトによると、「ニュージーランド産発酵バターと、バターオイルを使用し、バターの香り、風味を良くしました。[数量限定]」とのことです。
価格は税抜114円。セブンよりちょっと安い…。
なんと、「数量限定」の文字がありました。
実は上記した、「フィナンシェを何列も並べてるコンビニ」というのはファミリーマートでした。
「数量限定」とはいえ、たくさん入荷させているんですね。
なんとなく回転も良さそうでしたので、かなり売れているんだと思います。
これが、4列くらい並んでいたのは圧巻でした。
こんなに並んでると、「めちゃくちゃ売れてるんだろうなー」と思わせられますよね。
右の写真は開封後に取った裏面です。
アーモンドパウダーとバターオイルの表示があります。
ひとことで「フィナンシェ」と言っても、やっぱり見た目が違いますね。
各メーカーの焼き型も違いますしね。
こちらは、真ん中だけが突出して膨らんでいるわけではないです。
あまり厚みがないように見えますが、中身がしっかりしていて、なかなかの食べ応えでした。
コピーにあるように、バターの風味がしっかりしていました。
外側がカリっとしているのに、中身は決してパサパサにならないのは、バターのおかげなのでしょう。
やっぱりフィナンシェはおいしいなあ、と思いました。
さいごに
今回は「フィナンシェ」と「マドレーヌ」の違いをお伝えしました。
見た目で判別がつくことがほとんどですが、やはり材料の違いがいちばん重要です。
「コンビニフィナンシェ」のうち、セブンイレブンとファミリーマートのフィナンシェもご紹介しました。
フィナンシェに私が初めて出会ったのはもう20年以上前になります。
「アンリ・シャンパルティエ」のフィナンシェをいただき物で食べて、衝撃を受けました。
その時から、「マドレーヌよりフィナンシェ」と思ってしまってます。
(※下のほうの商品は「楽天1位」をとったフィナンシェだそうです!(^^)!)
食感がよくて、手もあまり汚れなくて、ポロポロこぼれなくて、なんて完ぺきなお菓子なんだ…!と思っていたら、証券マンなど、ビジネスマン向けに作られたのがきっかけ、という意外な由来に、さらに驚きました。
忙しい現代人にもピッタリのお菓子ですよね!
だから、駅前のファミマに、何列にも陳列されてたのでしょうか。納得です。
軽いし、おいしいし、帰省土産や何かのちょっとしたお礼、差し入れにもピッタリだと思います。
忙しい現代人にとって、かなり優秀なお菓子なのではないかと思います!
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