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【魚】ブリの旬はいつ?主な産地は?おいしい食べ方は?
(2021年2月2日更新)
秋も深まってくると、煮魚・煮物がおいしくなってきます。
「ブリ大根」などはその代表格ですよね。
「ブリ」は年中お店で見かける魚ですが、本来の旬はいつなのでしょうか。
そして、主な産地はどこでしょうか。
今回は「ブリ」についてお伝えします。
ブリは大きさや地域で呼び名が変わる「出世魚」!
ブリは日本国内で昔から人々に親しまれている魚です。
体が大きく成長するにつれて呼び名の変わる「出世魚」でもあります。
しかも、地域によってその呼び方が違うので、少々ややこしくもあります。
でも、どの地域でも出世のゴールは「ブリ」です。
関東では60センチを超えると「ブリ」と呼び始めます。
他の地域は80センチ以上で「ブリ」と呼びます。
なので、80センチを超えるものが、全国共通の「ブリ」になります。
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重さもだいぶ重くなります。
11月ごろからは10キロを超えてくるそうです。
ブリは養殖もさかん!通年出回る魚!
ブリは現在養殖もさかんです。
日本で初めて養殖に成功したのは香川県です。
現在は鹿児島県、大分県、愛媛県、 宮崎県などが養殖ブリの主な産地となっています。
なので、ブリそのものは年中お店で買うことができるのです。
天然のブリはどこにいるの?
天然のブリはどこに生息しているのでしょうか。
ブリは「回遊魚」(広大な海域を泳ぎ回って暮らしている魚)です。
北西太平洋の一部から、オホーツク海、日本海、東シナ海まで分布し、泳ぎ回っています。
多くの個体が群れを成して泳ぎます。
春から夏にかけて、日本海や太平洋の沿岸近くを北上してきます。
そして、水温が下がる秋には沖合を南下します。
そこを、漁獲すると「天然もの」になります。
天然ものが漁獲される主な地域は、長崎県、石川県、島根県と、日本海側が多いです。
次いで、千葉県、茨城県と、太平洋側のものになります。
「佐渡ブリ」「能登ブリ」「氷見ブリ」など、日本海側では「寒ブリのブランド」として、冬場になると出回り始めます。
ブリの旬はいつ?
ブリは秋も深まり寒くなってくると、大きくなり、脂ものってきます。
10月下旬あたりで10キロを超えてきます。
上で書いたように、「寒ブリ」という言葉もあるくらいなので、天然ものの旬は、冬(12月~2月)、ということになります。
年末にはブリを求める人が多く、この時期は高値がつくようです。
12月から2月の寒ブリは日本海側のものが多いです。
太平洋側で獲れるものは2月から3月が多くなります。
煮魚や照り焼き、しゃぶしゃぶを人々が食べたくなる時期にちょうどよく、おいしいブリが出回っているんですね(^^)/。
ブリのおいしい食べ方は?
脂ののった冬のブリは、やはり刺身がおいしいです。
他には「ブリしゃぶ」も最高です。
照り焼きもおいしいですよね。
塩焼もなかなかいけます。
アラが手に入ったなら、やはり「ブリ大根」がおすすめです。
頭のプルプルとしておいしい辺りを探りながら食べるのも楽しいです。
この時期はブリのアラは人気になります。
スーパーでは開店早々にお魚コーナーに行くのをおすすめします。
すぐ売り切れてしまいますよ。
カマを買った時は、やはり塩を振って焼くのがシンプルでおいしいです。
冬の脂の乗ったぶりはどこを食べてもおいしいですよね!
さいごに
今回は、冬にがぜん美味しくなる、「ブリ」についてお伝えしました。
身はもちろん、アラもカマもごちそうになる、日本人にとっては、マグロとともに、ありがたいお魚です。
刺身の場合は、血合いの部分がすぐに色が変わり、臭みが出てくるのも早いです。
できるだけ新鮮なものを選びましょう!
切り身など、加熱調理ならばあまり気にしなくて大丈夫ですよ。
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