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【貝】イタヤ貝はホタテに近い味のおいしい貝!なかなか無いので見つけたらすぐ買おう!
イタヤ貝。
あまり知られてない貝かもしれません。
貝の見た目も、身の味も、ホタテに似ています。
いったいどんな貝なんでしょうか?
今回は「イタヤ貝」についてお伝えします!
イタヤ貝ってどんな貝?
この写真のような貝を見たことはないでしょうか。
イタヤ貝は、日本全国で見つかる貝です。
ホタテと同じような生息環境にいますが、ホタテのように養殖することができないそうです。
なぜかというと、大量発生、消滅を繰り返す生き物で、その動向が全くつかめないからです。
なので、「旬」というものも特になく、「名産」という地域も特になし。
日本全国の海沿いで見られ、希少というわけでもない、という不思議な貝です。
名画「ヴィーナスの誕生」のあの貝はイタヤ貝!
あの有名な絵画、「ヴィーナスの誕生」で、ヴィーナスが立っている貝は、ホタテではなく、イタヤ貝と言われています。
(WikiImagesによるPixabayからの画像 )
貝殻の模様ですが、ホタテに比べて筋の幅が広く、溝は深く、貝殻自体が丸みを帯びています。
その特徴がそのままそっくりこの絵に表現されているので、イタヤ貝だろう、と言われているのです。
イタヤ貝の中身はこんな感じ!
大量発生してたくさんとれると出回り、パタッといなくなると出回らなくなるイタヤ貝。
供給が安定せず、養殖も難しい貝です。
たくさん獲れれば、むき身にして「ボイル済み」でホタテよりは安く供給されます。
ある意味「レア」な貝とも言えます。
私も5月中旬にボイル済みをゲットしました。
値段は忘れてしまいましたが、ボイルホタテより安かったように記憶してます。
貝殻ははずしてあるので、あの貝殻は手に入りませんでした。
産地は青森県でした。
イタヤ貝のお味は?
何もつけないで食べてみますと、ホタテよりは淡白な味でした。
味は、おいしいです。
もしかしたら、ホタテよりこちらが好き、という人もいると思います。
ホタテのような味の濃さはないけど、味わいがしっかりあり、食べ飽きることはないです。
わさび醤油でももちろんおいしいです。
「また食べたい…」と思わされる味でした。
さいごに
今回は、日本全国でたまに見られる不思議な貝、「イタヤ貝」をご紹介しました。
生態も旬もよくわからないようで、すべては「イタヤ貝」自身しだい、というなんとも不思議な貝です。
見た目も味もホタテに似てますが、微妙に違うところがあるのも、また面白いです。
大量発生も突然の「消滅」も理由が分からず、先の読めない生き物なので、「とれる時にとれる」という貝です。
上は、干物にして「おつまみ」として加工してあります。これならとれた時につくればいいですもんね。
このように、「ハンドメイド材料」として貝殻が販売されてました。
「貝」と言えばこの形、みたいな、きれいなフォルムですよね。
ボッティチェリ(「ヴィーナス誕生」の画家)もこの貝を起用するのは分かります(^^)。
これまでご紹介したように、いつ買うことができるのか、ちょっとわからない貝です。
お店でも、ネット上でも、もし見かけたらその時がチャンスですので、買って食べてみてください!おいしいですよ!(^^)!
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ホタテやヒョギに似た貝を頂き食べた処大変美味しく、名前を調べました。イタヤガイと判明!醤油で味付けしました。余り出回っていません?養殖が難しいのでしようか❓️
コメントいただきましてありがとうございます。
イタヤガイ、ほんとになかなか出会えないですねー(^_^;)。
養殖を頑張った地域もあるらしいですが、断念してしまったそうです。
養殖は難しいようです。
現在のところは、依然として本文にもあるように「出会えたらラッキー」な貝のようです。
私ももう2年近くお目にかかっていません(^_^;)。